「背筋のはなし」という記事を以前ブログに書きました。「セスジを伸ばす」ことと「ハイキンを伸ばす」ことは全く逆ですよ、という話。今回は「伸ばす」ということについて考えてみましょう。

「身体を伸ばす」という動作は、両手を挙げ、両手の指からつま先まで身体を真っ直ぐに伸ばすこと。身体の長さが最長になる状態と言っていいでしょう。とっても気持ちいいですよね。

さぞや、全身の筋肉がストレッチされ、リラックスしているだろうと思いきや、そうでもなさそうです。グーッと伸びた瞬間にふくらはぎ(腓腹筋)がつったりしたことありませんか?

背筋に関して言えば、「セスジ」を伸ばしていますから「ハイキン」は伸びた状態ではありません。お世辞にもストレッチされているとは言えない状態。しかもかなり力が入っていますからリラックスしているとも言えません。伸展している関節の伸筋は全てこの状態になっていると言っていいでしょう。

これに対する屈筋ですが、これはだいたい伸びた状態で、そんなに力も入っていないかもしれません。だから、ストレッチにはなっているかもしれない。でも、私の場合、屈筋にも少し力が入っているような気がします。脱力したリラックス状態ではないようです。

さて、「伸びる」快感はストレッチとかリラックスとは異質のものらしい…だとすると、思いっきり伸びた時の快感は何なのでしょう?もちろん、私もわかりません(笑)

私なりに想像しますと、背骨(とその周辺の筋群)というのは魚時代からの構造です。前に進もうという形に出来上がっているはず。それが、人間として縦になった場合には上に伸びようという形になります。「伸びる」ということは、そういう本来的な衝動に回帰することなのかな、と思います。

姿勢を良くする(「セスジ」を伸ばす)ということは、背骨の本来的な使い方だから「良い」だと思います。

もうひとつは、力を入れることも快感なのではないかな?ということ。筋肉に力を入れると、その周辺の静脈は圧迫され静脈血が押し出される、それがマッサージに似ているので快感なのではないか、と。

運動をしよう!という気持ちがある種のホルモン(セロトニンだったかな)を分泌させ、それがうつ病の予防などに効果があるというのもどこかで読んだ気がします。

理由づけはともかく、筋肉に力を入れることが快感だというのはまんざら間違いでも無いような気がしています。

みなさんは、どう思われますか?

《つづく》