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K教材の160番まで終わりました。

『井筒』『忠度』『日本永代蔵』を読みました。時代は室町から江戸。

『井筒』『忠度』は、いずれも世阿弥謡曲の代表作ということです。足利義満など、将軍家をパトロンとして創り上げられた文化のようです。一般大衆を対象にしているわけではないでしょうから、マニアックに深淵に作りこまれているようです。

能は敷居が高いという印象がずっとあって、一生その深みなど分からないだろうと思っていましたが、教材は結構分かった気になれるように仕上がっていると思います。

音読してみると、その読みやすさはすぐに分かります。音の多様性や意味の多義性など、二重三重に重ねられた構成は凄いんですね…。ハマったら抜けられなくなりそうなくらい魅力がありそうです。

『日本永代蔵』も当然名前は知っていましたが、これほどのものとは思いませんでした。近世初期に富を築いた町人の例が30話あげてあるとのこと。教材では三井九郎右衛門の話が取り上げられています。今の三越ですね。

商売も一つの取引で大きな利益を上げることができなくなってきた時期(現在に酷似)に、九郎右衛門は売り場を大きく取り、現金取引で薄利多売にし、呉服の種類別に専門の店員を配置、しかも一反売りにこだわらず高級布地も切り売り可、急ぎの客にはその場で仕立てられるように裁縫する人も置いていたという…

九郎右衛門の知恵もさることながら、ビジネス成功の理由を分析して紹介しています。これが、1688年に成立していたというのですから、日本て凄い国だなとつくづく思いました。

今回、この教材を勉強して思い出したのが、サミュエル・スマイルズの「自助論」(1858年)。ヨーロッパで困難に負けず頑張って事業等で成功した人の話がたくさん紹介されている本です。明治維新直後に「西国立志編」として翻訳され、明治期の事業家たちはバイブルとして読んだと言われています。これと似た物が約二百年も前に日本に成立していたというのですから…すごいな。

【グラス片手に大人の公文】国語〔K-160〕