〈起始〉:坐骨の坐骨結節
〈・〉:大殿筋の下
〈停止〉:大腿骨の大転子の遠位部と転子間稜

〈作用〉:
股関節●外旋。深層外旋六筋のひとつ(外閉鎖筋内閉鎖筋上双子筋下双子筋,大腿方形筋,梨状筋)。

〈神経支配〉:仙骨神経叢〔L4〜S1〜(S2)〕
〈筋連結〉:外閉鎖筋大殿筋大内転筋外側広筋

〈触察〉:
・補助線2:坐骨結節の後端と大転子の近位端から3横指尾方の部位を結ぶ線。大腿方形筋の筋腹の位置に相当する。
・補助線2の外側1/2の領域を指標にして指を押し込み、頭尾方向に動かすと、大腿方形筋の筋腹が触知される。坐骨または大腿骨に向かって圧迫する。

〈関連痛領域〉
外閉鎖筋とともに、大転子下部のすぐ内側。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
参考文献3「トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル」