〈起始〉:恥骨の恥骨下枝
〈・〉:半腱様筋と隣接(★膝関),縫工筋の下(★曲泉★陰包)
〈停止〉:脛骨粗面の内側方で縫工筋の停止の後方(浅鵞足:縫工筋半腱様筋

〈作用〉:股関節▲屈曲●内転▲内旋膝関節▲屈曲▲内旋
〈神経支配〉:閉鎖神経〔L2〜L4〕
〈筋連結〉:縫工筋長内転筋,短内転筋,大内転筋半腱様筋

〈触察〉:
・補助線1:恥骨下枝中央部と大腿骨内側顆後縁を結ぶ線。薄筋の筋腹に相当。
・背臥位では:補助線1よりも後方に移動するため、大腿内側部というより後方に位置する。
・膝関節付近では:大腿骨内側顆後方を走行する細い腱で、半膜様筋停止腱の内側方に接する。
・膝関節伸展位で股関節を外転すると:大腿部の最も内側部の細長い硬い筋腹として触知・視察できる。

〈関連痛領域〉
・大腿部の内側

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
参考文献3「トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル」