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「脳を育て、夢をかなえる」
第3章「“ことば”で前頭前野はどうはたらく?」と第4章「数や計算が前頭前野を赤くする!?」を読みました。

【言葉に関する前頭前野の活性状態】

× 単語を聞く:「犬」や「車」などの簡単な名詞を聞いているとき
音を聞くときに働く聴覚野だけが活動。短い単語を聞くだけでは、前頭前野は働かない。

△ 言葉を思いうかべる:「走る」や「食べる」などの動詞を思い浮かべているとき
左脳の前頭前野が働く。

△ 人に向かって話す:頭の中で、人に向かって何かをしゃべろうと考えているとき
左脳の前頭前野や、多くの場所が働く。あの人に会ったら何て話そうとか考えるだけでも可。

〇 黙読:本などの文章を、声に出さずに読むとき
左右の前頭前野が働く。でも、まんがではダメ。

〇 音読:本などの文章を、声に出して読むとき
左右の前頭前野をふくめ、多くの場所が働く。

〇 字を書く:難しい漢字を、書きながら覚えるとき
左右の前頭前野が働く。暗記をするときの王道。


【数字に関する前頭前野の活性状態】

〇 数となえ:1から10までを、頭の中でとなえているとき
左右の前頭前野が働く。

〇 数となえ:101から110までを、頭の中でとなえているとき
左右の前頭前野が1から10までのときより働く。大きな数をとなえるほうが、脳ははたらく。

〇 数となえ:47までの素数を、頭の中でとなえているとき
左右の前頭前野やさらに多くの場所が働く。数について考えながらとなえると、脳はきたえられる。

〇 一桁の計算:一桁の足し算を暗算で速く解いているとき
左右の前頭前野が働く。

△ 一桁の計算:一桁の足し算を暗算でゆっくり解いているとき
速く解かないと脳は余り活性化しない。

△ 複雑な計算:難しい計算問題を暗算で解いているとき
左脳の前頭前野しか働かない。言葉を使う時に働く場所が活性化する。複雑な計算には国語力も関わるらしい。


【その他】

〇 すらすら計算:小学生が十分に学習して、すらすらできる計算問題を解いているとき
左右の前頭前野が働く。復習をすると、左右の脳のバランスがよくなる。

△ がんばり計算:小学生が今学習している、少し難しい計算問題を解いているとき
左脳の前頭前野が活発に働く。考えながら懸命に解くときには、左脳ががんばっている。

△ すらすら演奏:楽譜を見なくても弾ける曲をピアノで弾いているとき
右脳の前頭前野が活発に働く。左脳の前頭前野は余り働かない。

〇 がんばり演奏:まだ練習中で、楽譜を見ないと弾けない曲を弾いているとき
左右の前頭前野が働く。

《つづく》