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今読んでいる本は人間と動物の違いをやたらに強調するのですが、私的にはどうもしっくりこない。

人間の最も典型的な特徴は、発達した知能だと思います。この点についてはその本も同じ考えです。この特徴は機械で言ったらコンピュータみたいなものだと以前書きました。

この特徴が、コンピュータにも人間にも、結果として素晴らしいパフォーマンスをもたらしました。コンピュータはそれまでの機械とは全く違った働きができる。人間は確かにそれまでの動物ができなかったこと(文法を理解する能力とか種が獲得した情報を共有する能力とか)をやっておける。

でも、コンピュータが機械でなくなったわけではない。だから人間を動物ではないような目で見るのはどうかと思う。

パフォーマンスの違いだけで、その種をはっきりと別扱いするのであれば、鳥はどうだろうか?空を飛べるというのは凄い能力ではないだろうか?それなのに鳥を「本質的に違う動物」と分類せずに、ただ「大きい翼があるから飛べる動物」としか分類していない。

としたら、やはり人類は「大きい大脳皮質があるから頭がいい動物」という以上の分類の仕方をするべきではないのではないだろうか。