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第6章「化石は何を語っているか」を読みました。

《以下引用》…わたしたちは、過渡的な形態をまったく見つけ出せないばかりか、一般的に言っても新しい生物群を古い群と厳密に結び付けるのは不可能だ。したがって、生物間の移行は多少なりとも突発的なものなのか、あるいは継続的なものか、という問題は依然として残されている。…《引用終わり》

ミッシングリンクのことですね。

《以下引用》…繁殖し広く分布できるほどに長生きしてきた生物群だけが化石の段階で見つかるということは、確率からも明らかである。だから、いちばんはじまりの形態が発見できなくても、なんら驚くにはあたらない。そう考えると、これまではっきり証明されてこなかったように思える重要な結論に達する。それは、過渡期の形態はけっして安定した形態ではなく、大量に繁殖することも広く分布することもなかった、という点である。…《引用終わり》

これが、化石が物語ることということでしょうか…

《以下引用》…過渡期の形態には別の役割がある。…あらゆる現象はつねに、あたかも達成されるべき一つの目的、つまりいっそうの進化を宿命づけられた、より高い発達段階が存在するように生じる。そしてそこでは、新たな次の段階がはじまった瞬間に、中間形態はその重要性を失ってしまうのである。《引用終わり》

後に、人間の発達を心理学的な面から見た時に、上記の事柄と類似したことが出てくるのだそうです…

《つづく》