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NHK「爆笑問題のニッポンの教養#53」(11月4日放送分)を見ました。東京工業大学の細野秀雄先生でした。材料科学の権威で現代の錬金術師という異名を持つ男。仲本工事にどこか似ている。

結局のところ材料科学はの研究は、元素を組み合わせて、いろいろな割合で調合し、焼いたり冷やしたりを繰り返す作業だと思います。細野先生のように華々しい結果が出ている人はいいが、「当たり」を見つけずに延々と続けている人もいることでしょう。好きでなければできない仕事だな…

「(先生がこの研究を続けている)目標は何ですか?」という問いを太田さんは何度も繰り返していました。その答えがすごく気に入りました。こういう例えはされませんでしたが、錬金術師というよりは金山を探してあちこち掘り起こしている人のようだと思いました。

そこを掘ると必ず金が出てくるという確証は無い。でも、(金は出なくても)何かを掘り当てた時の喜びがあるから、また掘り始めてしまう。金は見つからなくても何かは見つけられるから…all or nothing ではなくて all or something…生きる意味(目的)というのも、こんなもんじゃないかな。

目的なんか無くてもいいんだ。
生きていれば、生きてさえいれば、いつか何かを掘り当てる。
そうなってから言えばいい。
「僕は、これを見つけるために、今まで生きてきたのさ」って。

《つづく》