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NHK「爆笑問題のニッポンの教養#44」(7月22日放送分)を見ました。ミトコンドリアDNAから辿った人類の系図についてのお話でした。

高校の生物の先生のあだ名がミトコンドリアでした。それから数十年後、映画「パラサイト・イブ」で現れたのは葉月里緒菜で、そのイメージのギャップに驚きました。

ミトコンドリアDNAは、ほぼそのままの形で母親から受け継ぐということで、DNA鑑定(親子鑑定)でも活躍しています。母子の鑑定はほぼ100%確実にわかりますが、父子の鑑定はそれほど精度が高くないのはこのためです。需要の面では父子鑑定の方が多そうなのに皮肉な話です。それだけ、父子のつながりは母子に比べて希薄だということですね。

この鑑定作業を世界規模で行い、各民族のつながりを調べたのが篠田先生ということになります。ホモ・サピエンスはしばらくアフリカ大陸で暮らしていて、そのうちの数百人がアジア大陸に出てきたのだろう…とそんなことまでわかるんですね。

家系図と言えば、普通は父方をたどり、他の家族や嫁いだ娘は関係なくなります。国とか民族の境界を越えることは珍しい。しかしミトコンドリアDNAを基にした生物学的な系図、いわば本当の系図には民族とか国境が見えてこない。しかも、何十億という人間のルーツは、アフリカから移住してきた数百人に帰着する。これは、しっかり頭に入れておくべきですね。

ホモ・サピエンス誕生から現在までを一年とすると、8月頃までアフリカに居たことになるそうです。それから、アジア→アメリカへと移った人々と、アジア→ヨーロッパへと移った人々がいる。この人たちの再会がコロンブスの新大陸発見となるわけです。この我々が歴史として把握しているのは、一年というタイム・スケールでいうと大晦日になるとのこと。

今日の我々の文明が、いかに近視眼的で、忙しく、刹那的、衝動的なものであるか…考えさせられました。

《つづく》