こんな話題はやめたほうが良かったかなと思っていたところに、またまた熱ーいコメントをいただきまして、救われました。ありがとうございます。

戦争に反対する気持ちを、みんな声高に主張すれば、戦争は防げたという意見のようですね。でも、開戦前夜の大方の人々は本当に戦争に反対だったんだろうか?というのが、僕が心配していることなんです。

欧米の植民地になっているアジアの同朋を救う!という大義名分(正義)が有りました。それが怪しげなものだったということは後に明らかになることで、開戦前はアジアの人々でさえ期待していたようです。

そして我が国は奇跡的な大勝ばかりで、負け戦を経験していませんでした。大方の人は負けると思っていなかったのではないでしょうか?

僕の祖母は、「明治天皇は偉かったから戦に勝った。この前は昭和天皇がダメだった」と言ってはばかりませんでした。天皇が替わればイケるぞ!と言わんばかり。幸い昭和のうちに亡くなりましたが。

私の父は「いま日本は戦争すべきではない!」と主張していますが、その理由は「今の自衛隊では頼りないから」のようです。「俺に戦闘機貸してみろ!」という感じで、全然懲りてなさそうです。

それでも、太平洋戦争のことを「あんな馬鹿な戦争を、どうして始めたのだろう?」と、我が父を含めた全国民が異口同音に言うのは、負けたことを知っているからじゃないだろうか?開戦前から同じ気持ちだった人は、どのくらいいるのだろう?

言論弾圧がない民主主義の盟主たるA国が、「正義」の名の下に、I国に戦争を仕掛けたのは最近のことです。「正義」には気をつけたほうがいいと、心配しているところです。

僕が、平和憲法として十七条憲法を推挙したのは、「自分だけが正しいとは限らない。相手も正しいかもしれない」と、読み取れる文章があるからです。

「うろん語」第四巻
目次
その2:「国の責任とは?」
その3:「スピリチュアル談義」
その4:「スピリチュアル談義(2)」
その5:「千の風になって」
その6:「条件付元本保証とは?」
その7:「選挙と言われても・・・燃えません。」
その8:「光市と忠臣蔵」
その9:「憲法9条」
その10:「宗教とサンタクロース」

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「うろん語」第三巻目次(その1)を見る