運動だけで痩せよう!というのは
かなり無謀な試み。

やはり、食事も控えなければいけない。

でも、我慢するのはイヤ!

これが多くの人が抱えるジレンマ。

でも、食欲が無くなれば
我慢せずに食事を減らせますね。

例えば、食事の時に
気持ちの悪い物を思い浮かべる…

大嫌いな物だけ食べる…

これは我慢するのと同じか…(笑)

でも、大丈夫。

ある物が、食欲を決定していることが
分かりました!


こんにちは!
ス ー ッ と 楽 に な る !
出 張 は り き ゅ う 師 の
とがし としみつ です。


「科学者たちが語る 食欲」
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を聴きました。

面白かった!

ほとんど刑事コロンボのような
面白さ。

刑事ものとは全く関係ない本ですが、
敢えてサスペンス風に説明しますと…

痩せたいと思っているのに
食べることがやめられず
どんどん太ってしまう事件が多発!

容疑者は、
炭水化物、タンパク質、脂肪の3名。

いずれも
カロリーを体内に運び込む仕事を
していたために疑われました。

見るからに誰もが疑ったのは脂肪。

でも、ひょっとしたら
炭水化物かな…

刑事コロンボですから
犯人は最初に明かされます。

なんと、犯人は
最も意外なタンパク質!

ヒヒ、バッタ、粘菌、蜘蛛などの
貴重な証言から
コロンボは犯人を追い詰めていきます…

という感じです。

念のため申し上げますが、
殺人事件ではありませんし、
理科が嫌いな人は
全然面白くないかもしれません。

でも、
ダイエットを試みたことのある人なら、
タンパク質が食欲を決めている!
というのは意外ではないでしょうか。

数年前、私は糖質制限で
減量に成功しました。

この時、
食欲がポイントのように感じました。

炭水化物中心の時のような
猛烈な食欲を感じなくなったからです。

過剰な食欲が無くなる→
→カロリー摂取が減る→
→痩せる
というメカニズムの貢献が
大きいのではないだろうか。

糖質制限の理論の中でも
血糖値の急激な変化ということで
このメカニズムは説明されています。

炭水化物を食べる→
→血糖値が上がる→
→脳が御機嫌になる

消化が速い炭水化物ですと
すぐに血糖値が下がりますから、
すぐに脳が炭水化物を欲します。

かくして食欲はエンドレスになる…

ところが、
これだけではなかったのです!

微生物から人間に至るまで
共通した食欲決定要因があったのです!

それが、タンパク質。

必要なタンパク質を得るまで、
ミミズだってオケラだって
アメンボだって
食べ続けるらしいのです。

タンパク質が満たされるまで
食べ続けるように、
私たちは
プログラミングされています。

ですから、
低タンパク質高炭水化物の食品
(例えば米)だけなら
なかなかタンパク質がたまらないので
たくさん食べ続けることになる…

結果として、
多くの炭水化物を取ることになり
カロリーオーバーとなる…

低タンパク質食が
食欲を倍増させるので
「タンパク質レバレッジ」
と言うそうです。

重要単語ですね。

高タンパク質食は
レバレッジが逆に効いてくるので、
カロリーを減らせそうです。

これは前述の
糖質制限で食欲が弱くなることとも
矛盾しません。

炭水化物を減らした分だけ
タンパク質の比率は
自然に増えましたから。

他にも、この本には
タンパク質と寿命の関係、
食品産業が仕掛けている罠など
面白いことがたくさん書いてあります。

読んでから
食卓を見る目が変わりました。

虫を見る目も変わりました。

バッタも
痩せていたり太っていたり
するそうです。

外枠は決まっているので
見た目は変わりませんが。

まだまだ知らないことは
たくさんありますね。



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