トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2018年03月

次女が小学校を卒業した。卒業式の日の夜は保護者が先生方に感謝を表す会があり、例年余興をすることになっている。私たちがやることになったのはこれ。「バナナマン日村のバブリーダンス」。



こういうテレビ番組は最近全然見てなくて、とんねるずや天海祐希さんたちが何で笑っているのか分からなかった。その上、ダンスなんて中学生の時のフォークダンス以来じゃないだろうか。

ともかく、やるしかない…。

ところがである。何回も動画を見ているうちに笑えるようになってきた。そして、動きを解析しているうちに、このお姉さんたちがカッコよく見えてきた。

素早い動きなので、映像をスマホで連写してコマ送りで何度も見た。手や足が何度も動いているように見えるのは残像による錯覚で、それほど動かしていないことが分かった。

というより、その効果を狙って振付を考えているわけで、凄い!と感動してしまった。

最初の練習で左膝がグキリと言った。少し腫れて痛みがある。半回転して左足だけでジャンプする動きがある。全く難易度が違うが「羽生結弦選手も頑張ったんだから」と自分に言い聞かせた。

出来の方は、他人の評価はいざ知らず、自己採点では満点である。若い頃よりもうまくできた自信がある。なぜなら、今の私には脳科学の知識があるから。

まず、動作を間違ったら、今のは違うという事実だけを受け止めて、後は忘れる。正しい動作はどうなんだろうということだけを考える。「どう間違ったんだろう」と反芻するのは禁忌。

逆に、うまくできた時には大袈裟に喜ぶ。大いに自分で自分を褒める。何度も反芻する。良いイメージの反芻とは、言い換えればイメージトレーニングである。

以上2点を留意するだけで、今までの自分では信じられないほど短時間の練習で、ほどほどのクオリティーを出すことができた。

自信がついた。エフィカシー(自分の能力に対する自己評価)が上がった。

今度は何に挑戦しようかな…。
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私は仕事でアメリカに行ったことがある。記憶の整理をしていて思い出した。

日本が大きく経済成長したために、こっちに仕事を回せという圧力がかかったらしい。いわゆる「ジャパンバッシング」である。通産省から私が勤めていた会社に指示があり、たまたま私が担当していた仕事がアメリカの会社に依頼されることになった。仕事の内容を説明するため、渡米ということになった。

入社数年にして米国出張。しかもゲスト待遇。こんなことは最初で最後かもしれない。一生分の運を使い切った感じだ。

初めての国際便。隣の席には白人の男性が座っていた。成田からJFKまでは12時間。トイレに行く時に、隣の彼は私のスリッパを履いて行った。運を使い切ったために見舞われた最初の不運である。

こういうことは最初が肝心だ。彼が戻ってくるなり、私は言った。

「これは私の初めての海外出張です。出発する時の先輩の第一のアドバイスは、機内に備え付けのスリッパをホテルまで持って行きなさいということでした。ベッドに入るまで靴を履いているような習慣が我々日本人には無いから、部屋ではそのスリッパを使うととても快適だと教えられたのです。どうか、そのスリッパを返してください。」という意味を込めて…Excuse me. It's mine.

彼は…
「そんな大切なスリッパだとは知らなかった。さっきは急いでいたし、暗かったし、足元に有ったので、ついあなたのスリッパを履いてしまった。すまなかった。これは返すよ。」という意味を込めて…Oh! と言った。

それから数時間、着陸するまで私たちは一言も言葉を交わさなかった。着陸が終わって飛行機が滑走路をゆっくりと移動している時、彼は言った。

〇△◇×÷%☆◎CNN▽⇔※♂‰∩@〇△◇×÷%☆◎Taiso no Rei♂‰∩@〇△◇×÷%.

「私はCNNの記者だ。日本には大喪の礼の取材に行ってたんだ。」と言っていることがすぐに分かった。それは平成元年2月下旬のことだったのだ。

窓の外、ニューヨークの景色を指差して、彼は続けた。
×÷%〇△◇×÷%☆◎〇△◇×÷%☆ your first visit ♂‰∩@〇△◇×÷%△◇×÷%☆Liberty◎▽⇔※♂‰∩@.

「初めてらしいから教えてあげよう。あそこに小さく見える緑色の物体が自由の女神だ。」と言っていることがすぐに分かった。

「なるほど。最初に目にするアメリカの景色として、そんな歴史的な建造物を見ることができて私は嬉しい。でも、教えてもらわないと分からなかった。こんなに小さく見えるなんて、本当にニューヨークは大きな都市だ。あなたの隣に座ることができて本当に良かった。ありがとう!」という意味を込めて…Oh! と言った。

このように、滞米期間中、私は一言一言に多くの意味を乗せて英会話を楽しんだ。現地スタッフの一人からは、
Your English is very good! But I can't understand. Hahahaha!
という賛辞を頂いた。
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「花嫁人形」という童謡、御存知だろうか?

「金襴緞子(きんらんどんす)」とか「文金島田」とか、「???」のまま子どもの頃は歌っていた。何のことか分かったのはだいぶ後のこと。

先日、伺ったお客様。いつも施術中にラジオをかけて下さるのだが、その日は国会中継。ラジオを付けた瞬間に「ゲエ!」っと悲鳴をあげて、たまたま手元にあったCDをかけて下さった。

「何でも良いよね?国会中継なんかより。」「はい!」

合唱のCDだった。俗人には題名も分からない、何と歌っているかも分からない、辛うじて日本語だと分かる格調高い歌が続いた。それでも、オジサンたちの無意味な茶番劇を聴いているよりはだいぶ良い。

何曲か目が「花嫁人形」。やっと、意味が分かる歌になった…と思ったのだが、あれ?本当に意味わかってんのか?と自分に突っ込まれた。「何で、花嫁御寮は泣いてるんだ?」

この歌、いきなり「キンランドンス」なので、その後にどんな「???」が来てもスルーしてしまう。気づいたら、半世紀もこの疑問をスルーしている。かなり深刻な曲調で、聞く人にしっかりと疑問が投げつけられている…。

花嫁御寮はなぜ泣くのだろう?

すぐに思いつくのは両親との別れ。「長い間、お世話になりました。」で、ドッと涙を流す。でも、花嫁御寮より父さんが号泣しそうだな…。

花嫁の涙の意味は何?

相手がとんでもないブ男だった?ギャンブラー?大酒飲み?酒乱?浮気者?愛の無い結婚?できちゃった婚?政略結婚?借金のかた?姑が意地悪ばあさん?弱みを握られてる?

気になって仕方がないので、うちに帰ってから調べてみた。この歌ができたのは大正末期。でも、新婦の涙の理由なんて今も昔も変わらないような気がする。

「結婚して幸せになるわけないじゃないの!」と講演で喝破して、独身時代の私を笑わせてくれたのは美輪明宏さんだった。「そんなの宝くじに当たるより難しいですよ!」「みんな『おめでとう!良かったわね〜!』と言いながら、陰では『罠に引っ掛かった。ざまぁみろ!』ってほくそ笑んでいるんですよ!」

まあ、そういう人もいるかもしれませんが…。

検索しているうちに、「童謡の謎」という本を見つけた。早速読んでみた。作詞家本人が答えを残しているわけではないので筆者(合田道人さん)の推理ということになるのだろうが、悲しい話だった。



やはり、こういうのは「???」のまま、いろいろ憶測するのが良いのかもしれない…と思いながらも、他の童謡の謎も読まずにはいられなかった。
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今回、次女が進学する学校の都合で、郵便局に行った。

処理を待っている間、お婆さんがやってきた。彼女は窓口の順番を待つために、紙片を取らなければいけないことを知らなかった。更には、彼女はその紙片に番号が書いてあること、彼女の順番はその番号によって知らされること、彼女の番号を呼ぶのは目の前のお姉さんではなく機械の合成音であることを知らないようだった。

おかげで、私はお婆さんの肩を叩き「順番が来たので、あの窓口へどうぞ!」と言う機会を与えられた。

「俺は何ていい奴なんだ。」と自分で自分を褒めていると、今度は杖をついたお婆さんが娘さんとおぼしき人に付き添われて入ってきた。私は、自分が一番窓口に近い席、もし優先席を設けるならこの椅子になるだろうと思われる席に座っていることに気がついた。

「ここ、どうぞ。」と言って、席を譲る機会も与えられた。

親切をすると気分がいい、ということに改めて気がついた。ホモサピエンスがこんなに繁栄できたのは、利他心を持っていたからではないかという説を本で読んだばかりだった。ネアンデルタール人とかと生存を争っていた頃に、自分の仲間を助けることにささやかな喜びを感じる遺伝子を獲得し、それが優位に働いたのではないかという仮説だ。

親切は御礼を言われたいからではない。「俺は何ていい奴なんだ。」と思うと気持ちいいからだ。確か、オキシトシンが出ると言われている。オキシトシンは健康にも良い。

「情けは人の為ならず」ということだね。
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触察Plainプラン33分2000円
触察Mediumプラン73分4000円
触察Premiumプラン113分6000円

詳細は以下のとおりです。

触察料:
・33分で 1657円 (前月比-5円)

出張費:
・人数に関わらず:373円 (前月比+5円)

追加項目:
・鍼50円(1本)、灸50円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)100.4は1月のものです。
※当院の価格に対する考え方はこちら

・3月の価格
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平均:2617円
最安値:1800円
最高値:6000円

※当院の価格に対する考え方はこちら

・1月の客単価
・2月の価格
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車の左側のドアを開けて、運転席に座る。室内が広い割には運転席は幾分窮屈に感じる。でも、その窮屈さは、シートベルトを締めてステアリングを握った時、しっかりコックピットに納まったという安心感に変わる。ステアリングの真ん中にはバイエルンの青空を表わすエンブレム。イグニッションを回すと、ブルンと音を立てて白い虎は大きく身を震わせる。アイドリング状態でも、喉を鳴らして唸り続ける。アクセルを少し強く踏もうものなら、虎はアスファルトに爪を立て、キーッと道路が悲鳴をあげる…

かつて、左ハンドルの外車に乗っていたことがある。記憶の整理をしていて思い出した。地味な私の人生の中では、珍しい思い出だ。外車なんて自分の性に合わないと思っていたが、とても状態の良い中古で、安くするからと言われ、渋々入手した。

新潟の社長夫人が所有していたという代物で、白くて上品なのだが、エンジンを回せばなかなかの暴れん坊。アクセルの加減に敏感に応えてくれる快感は、車に詳しくない私にも分かった。沈み込むようなFR独特の加速とアウトバーン仕様の高速での安定感もたまらなかった。

高速を毎日飛ばしたい、サービスエリアに住みたい、とさえ思った。

今現在は軽自動車に乗っている。運転席はもちろん窮屈だが、しっかりコックピットに納まったと感じられる。ステアリングのエンブレムは六芒星。これはバイエルンの夜空に光っている(ことにする)。イグニッションを回せば、子猫なりに身を震わせる。ハイブリッドではないので、エンジン音はゴロゴロ、周囲を威嚇する。

運転しながら、記憶を基に外車を運転している臨場感を重ね合わせる。繰り返していると、運転時の快感を錯覚できるようになってきた。たかが軽自動車を運転しているのにワクワクする。

…面白きこともなき世を面白く。
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妻が「伊藤くん A to E」を見たいと言った。それで思い出した。新参者まだ見てなかった。

最寄りの映画館を調べたら、ほぼ同じ時間に並行して上映されている。一緒に行くことにした。

最寄りの映画館は時間ギリギリに思い立っても間に合うし、いつもほぼ貸し切り状態でのびのび鑑賞できるので最高。ただ、これで儲かっているのか?だけが心配。

とにかく潰れないで欲しい。

見に行った日は3月2日。北海道ほどではなかったが、ここ東北もとんでもない風が吹いていた。台風が来てもなかなかこんな風は吹かない。

映画館に入ってみると、上映時刻と席の状況を示すディスプレイが消えている!
ヤバイ!ここまで経営が苦しかったとは!

と焦ったが、嵐による停電だった。映画は辛うじて上映可。頂いたチケットは手書き!若い女性の文字が書き込まれた小さな紙片を手渡されるのは何だか嬉しい。来て良かった。

東野圭吾原作の映画を映画館で見るのは3作目。「天空の蜂」、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、そして今回。

ナミヤ雑貨店の奇蹟」のキャッチコピーは「東野圭吾作品史上最も泣ける」だったと記憶しているが、今回はそんな大袈裟なコピーは付いていない。涙腺の心配は全くしていなかった。

だが…


新参者は久しぶりだったので、テレビでも毎回泣かされていたことを忘れていた。しかも「父と娘」の話で私が泣かない訳が無い!

かくして「私の映画鑑賞史上最も泣いた作品」に出会った。

見終わって、すっかり目を腫らしたまま、コメディタッチの映画を見てきた爽やかな妻と再会。
「あら。また泣いたの?」

夜、パソコン作業の合間に主題歌がJUJUだったことを思い出した。エンドロールの時に流れていたが、悲しみのどん底にいたのでちゃんと聴けなかった。Youtubeで聴いてみよう…



MVの中のストーリーが、また「父と娘」の話。同じ日に今度は「私のYoutube視聴史上最も泣いた作品」に出会った。

これから花粉の季節。目や鼻の洗浄剤を使用するのも面倒なのだが、このMVは使える。

「1回の視聴で目と鼻がきれいに洗浄されます!化学物質は使用しておりませんので、副作用の心配はございません。いつでもどこでも何度でも、スマホの画面をタッチするだけで目と鼻の洗浄が可能です!」

心も、かな…。
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速読法の本はもちろんのこと、こういう「頭の回転が速くなる…」的なタイトルの本は速く読める。そうでない本を速く読みたくて、こういう本を手にするんだろうけど(笑)

この本は「バイリンガルは二重人格」や「脳と心の洗い方」などと併せて読むと良いようだ。

「英語脳」「クリティカルエイジ」「ダ・ヴィンチ・プログラム」がキーワード。

ルータイスと出会う前の苫米地理論だと思う。トレーニング法はシンプルで分かりやすい。

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本書は『週刊女性』に連載していた「Dr.苫米地の幸せ超脳力アカデミー」をまとめたもので、女性が抱える悩みに回答していく形式なので、自分には余り合わない内容かと思いながら読み始めた。

尤も、博士の著書はこの手のネガティブな予想を必ず跳ね返してくれるという期待も抱きながらではあるが。そして結果はやはり期待通りだった。

いつも抽象度の高い情報ばかりなので、日常的な具体的レベルに適用することができないでいたが、適用例50パターンがこの本で紹介されている。

子育ての悩みの章は、博士のお子さんが小さい頃に執筆されているはずなので、微笑みながら拝読した。
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