- ブログネタ:
- ★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
『徒然草』『太平記』『風姿花伝』を読みました。鎌倉から室町へと移っていきます。
『徒然草』は、誰もが知ってる作品。「書き手も気軽に書いてますから読む人も気軽にね」的なイメージがあったのですが、やはりそれは上辺だけで、底には深〜いものがあるようです。
「仁和寺にある法師」とか「神無月のころ」とか今でも何となく覚えているものがあるのですが、教科書で習っていたのは深みのないところばかりだったんじゃないかと思われるくらいに、教材で引用されている個所は私の今までのイメージとは違うものばかりでした。
今を思うと、古文の授業というのは解釈ばかりに終始していたような気がします。兼好法師の人柄や、後世への影響、現代における評価など、もう少し教えてもらえたら興味を持ったかもしれない。
理系だったから古文なんか(!)に興味を持つ暇がなかったのかもしれませんね。やはり、高校教材は高校に入る前にやるべきです。
『太平記』は、最大の軍記物語なのですね。楠木正成など、天皇を救うために、積極的に犠牲となっていく場面が描かれています。鎌倉時代よりも武士の地位が確固たるものとなり、その忠義の証となる切腹はこの時代に圧倒的な数になるとのこと。新渡戸稲造の『武士道』も引用され、とても興味深い解説文です。
『太平記』は「義」のために命をかける武士の姿が美しく、私は好きなので、もっといろんなところで取り上げて欲しいと思っていたのですが、どうも戦前にかなり取り上げられていたようですね。楠木正成は父の世代には国民的ヒーローだったようです。これが自決を厭わない大日本帝国軍を作り上げたのかもしれません。その反動から、戦後はあまり取り上げられなくなったんでしょうか。
ともかく、この時期の文学を俯瞰する際、無視できない大作であることは間違いないようです。
『風姿花伝』は何となく興味があって、本を買ったことがあります。結局、買っただけで終わってしまいましたが(笑)。生まれつきの美しさ、容貌がいいのはいいと認めた上で、そうでない美しさについても触れています。
確かに論の中に矛盾めいたものがあって、そこが芸術の奥深さだと解し、分かったような分からないような気持ちで読んでいたのですが、世阿弥の中でも整理がついていないようだという指摘が解説にあり、とてもスッキリしました。
【グラス片手に大人の公文】国語〔K-140〕

参考文献1「経穴マップ」