トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2011年02月

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「唯識入門」(春秋社)
「第五章.識のはたらき」の「三.個体の存続と輪廻転生」を読みました。

世親の『唯識三十頌』の第十八偈と第十九偈です。

識はじつに一切の種子を有するものである。その転変は更互の力から、あのよう、このように行われる。それによって、あれこれの妄分別が起こる。(第十八偈)

業の諸習気は、二取の習気に伴なって、まえの異熟が尽きたときに、他の異熟たるそれを生ずる。(第十九偈)

《以下要約》
われわれが自身と考えている存在、つまり生れてから死ぬまで自己同一を保っているとみなされている個体は、刹那ごとに生滅を繰り返す識の継起したものにすぎない。

それが自己同一を持つように見えるのは、アーラヤ識が自体や感官となる諸要素をまとめ、統べているからである。

身体とか感官といわれているものは、過去において仮構して、物質と考えたことの習気であり、それがアーラヤ識の実質を構成している。

アーラヤ識は刹那ごとに、習気(種子)を顕勢化するはたらきと、顕勢化した対象意識の習気を受けるはたらきを繰り返しつつ、次の刹那の識をつくりあげては変化しつつ継起する。

顕勢的な識の継起は、汚れたマナスという自我意識と、対象分別としての六識との、各刹那における顕現にほかならないが、そこに連続性があるごとくに見られるのは、アーラヤ識のはたらきであって、決してマナスや六識のはたらきではない。

刹那ごとに次の刹那に影響を与える力は、潜勢力(行)と呼ばれ、業とも言われる。各刹那の識の性格は、この業によって決まる。

業の影響力が刹那ごとに顕勢化することなく、一定の量に達した時、刹那ごとの変化とは異なったドラスティックな大変化が起きる。それが死である。

そのような潜在力もアーラヤ識のなかに種子として貯えられ続け、飽和状態になったときにアーラヤ識のまとめる力を超え、個体としての統一性は失われる。

こうしてひとたび分裂しても、識としてのはたらきはつづき、習気の条件しだいで、次の生に転生する。
《以上要約…詳しくは本書参照》

《つづく》
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〈起始〉:大腿骨の外側上顆,膝関節包(特に弓状膝窩靭帯)
〈・〉:腓腹筋の下で膝窩筋の上(★委陽
〈停止〉:踵骨の内側部と踵骨隆起,下腿筋膜,足底筋膜

〈作用〉:足関節●底屈膝関節▲屈曲
〈神経支配〉:脛骨神経〔(L4)〜L5〜S1〜(S2)〕
〈筋連結〉:大腿筋膜張筋腓腹筋ひらめ筋長腓骨筋膝窩筋

〈触察〉:
腓腹筋外側頭を介して、大腿骨外側顆に向かって圧迫する。腓腹筋外側頭の深部に存在するので、区別は困難。

〈関連痛領域〉
・膝窩と下腿上部

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
参考文献3「トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル」
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「空海の夢」(春秋社)
「25.ビルシャナの秘密」を読みました。

ビルシャナ仏の前身は鬼神アスラである、というお話です。古代インドからの歴史的な変遷が書かれています。元は宮坂宥勝さんの論文のようです。

《以下引用》
華厳の教主となったヴァイローチャナは、ついで密教の大(マハー)ヴァイローチャナに再昇華する。これが大日如来であった。

アスラから数えて何度目の“脱皮”であろうか。しかも今度の、そして最後の“脱皮”は顕教から密教への一大横議横行の総決算であった。それはアスラにはじまった神から仏への、また多から一への最終的跳躍を賭けた「イコンの転位」という事件であった。

そればかりではない。乱暴にいうならば、仏教は中インドから南インドあたりで形成された般若や中観の直観哲学、いわば「空の哲学」という頂点と、これにたいするに唯識哲学をも組みこんだ「悲の哲学」という頂点との、ふたつの絶穎をきわめたのであるが、密教は時代的な流れからみても、この「空」と「悲」の統合をなんとかはたさなければならないところにさしかかっていたのである。新しいイコン、大日如来の性格は、こうした空悲不二の世界観にふさわしいものでもなければならなかった。仏教史上で最も巨大なイメージをもつ華厳のヴァイローチャナが密教理念の主人公のマハーヴァイローチャナとして選ばれた背景には、こうした全仏教史の成果を包摂したいという意図もひそんでいた。
《引用終わり》

遠くは古代イラン文明から始まり、ゾロアスター(ツァラトゥストゥラ)や奈良興福寺の阿修羅までつながってくる歴史物語はなかなかおもしろかったです。

もっとも大日如来は「全て」ですから、何とつながっていようが不思議はないのですが…。

《つづく》
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くもんのすいせん図書(Bの25番)「はしれ、きたかぜ号」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

駅の風景など細かい所が描いてあり、とても懐かしい気持ちになりました。上野駅やホームの柱に貼ってある看板、列車の中の風景など、私が子供の頃の列車の旅を思い出します。

昔は、たまたま隣の席に座っている見ず知らずの人に「この子、青森まで一人で行きますのでよろしく」という具合に頼んだりしていたような気がします。新幹線なんか無かったけど、他人を信頼することができました。

写実的な描写から懐かしい臨場感に浸っていると、物語は一転、幻想的な内容に変わります。夜の車窓は真暗。どこを走っているのか分からない。このまま別の世界に行ってしまうんじゃないか?という想像は、子供の頃、私も何度もしました。昔の車両にはそんな趣きがありました。

女の子は夢を見たのでしょうか?でも、さかなのおばさんからもらったサクラ貝の首飾りが首に下がっている…

そんな不思議を抱かせながら、女の子は青森のおばあちゃんの家へと消えていきます。
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「私のために時間を作ってくれる」とそのまんまです。結構使いそうな表現ですので、取り上げました。

そのまんまで覚えやすいですから、知らないと損です。

【グラス片手に大人の公文】英語〔G1-142〕
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毎週何曜日という言い方、よく使うような気がするのですが、なぜか学校では習いませんでした(私の記憶が正しければ)。

ただ複数形にすればいいんですね。

ちなみに我が小林教室も例文と同じく毎週月曜日と毎週木曜日でございます。よろしくお願い致します。

【グラス片手に大人の公文】英語〔G1-126〕
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「唯識入門」(春秋社)
「第五章.識のはたらき」の「二.識の機能」を読みました。

世親の『唯識三十頌』の第三偈です。

そして、それ(アーラヤ識)は感知できない執受と住処との了別を有し、つねに触と作意と受と想と思(という五つの心作用)に伴われている。(第三偈)

《以下要約》
アーラヤ識も識であるかぎりは、所縁があり行相があるはずですが、潜在的に機能しているので、通常の六識のように顕著なものはありません。それを「感知できない」と言っています。行相は「了別」作用、「執受」と「処」が所縁となります。

例えば、眼識ならば、眼根を所依として、色を所縁としてはたらく作用です。行相は「見る」。

「執受」とは、アーラヤ識によって了別された形(つまり、所縁としての形)でいうと、個体存在としてまとまったいるもの。すなわち、各種の感官(根)とその土台(所依)となる身体(「有根身」と『成唯識論』では訳される)と、その個体に付属しているとみなされる各種の精神作用(「名」と呼ばれる)の二つです。

アーラヤ識は、有根身と名を合せたものを、まだ「我」だと意識するわけではないのですが、ひとつのまとまりある個体であると認識します。

しかし、唯識の理論では感官を具えた身体は外界に実在しないと考えるので、それは我および、その個体にかかわるかぎりの諸法を分別(=了別)する機能(これは汚れたマナスと六識の作用)が引き起こした習気にほかならない、と捉えます。

アーラヤ識はかつて自ら現わし出した像の習気を素材として次の認識活動行っています。言わば識の自己生殖であり、これが「識の転変」です。

もうひとつの「感知できない所縁」である「処」(住処)は、自己自身以外の外界と通常われわれが考えている存在です。そのうち他人の個体を「有情世間」それ以外を「器世間」と言います。

これも色などとして妄分別した習気として、アーラヤ識の中に貯えられたものです。

執受と処は内か外かの違いで、両者を合わせれば一切の「名色」となります。
《以上要約…詳しくは本書参照》

《つづく》
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〈起始〉:大腿骨の外側顆,膝関節の外側側副靭帯,膝関節包
〈・〉:腓腹筋足底筋の下(★委陽
〈停止〉:脛骨の後面でひらめ筋線の頭方

〈作用〉:膝関節▲屈曲
〈神経支配〉:脛骨神経〔L4〜S1〕

〈筋連結〉:ひらめ筋大腿二頭筋の短頭,半膜様筋足底筋後脛骨筋

〈触察〉:
・補助線:脛骨の内側縁の近位1/4の部位と、腓骨頭を結ぶ線。
・膝窩筋:補助線と、脛骨内側顆との間に存在する。触知は困難。

〈関連痛領域〉
・膝窩部内側(★委中★陰谷

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
参考文献3「トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル」
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くもんのすいせん図書(5Aの21番)「こんにちは」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

ひたすら、「こんにちは」が続きますが、挨拶は基本ですね。

この年になると、「こんにちは」だったのか「こんにちわ」だったのか自信が無くなります。この本が座右にあると安心ですね。

最後にパパが出てきます。父としては嬉しい構成です。
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