トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2010年06月

〈起始〉:前腕骨間膜,橈骨の後面
〈・〉:長母指伸筋と隣接(★陽谿),長母指外転筋と隣接(★偏歴
〈停止〉:母指の基節骨の底

〈作用〉:
手関節▲橈屈
MP●伸展,PIP▲伸展(母指)母指CM▲橈側外転▲掌側外転

〈神経支配〉:橈骨神経の深枝〔(C6)〜C7〜C8〕
〈筋連結〉:長母指伸筋長母指外転筋

〈触察〉:
・橈骨小窩(snuffbox):母指を強く伸展したとき長母指伸筋腱(内側)と短母指伸筋腱(外側:さらに外側に長母指外転筋腱)でつくられる手根部背側のくぼみ。
・短母指伸筋:母指を伸展,外転させたとき、手根部の橈側面(橈骨小窩の外側壁)で、併走する2本の腱が触知できる。後方が短母指伸筋。(前方が長母指外転筋
・橈骨の遠位1/4:前腕部の後面に回りこむ筋腹を視察できる。尾方が短母指伸筋。(頭方が長母指外転筋

〈関連痛領域〉
・該当なし。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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「命のノート」という本を読みました。亮太先生にはいつもお世話になっています。

亮太先生のお話は、涙なしでは聞けなくて、テレビも最後まで見れませんでした。映画もきっと感動的なのでしょうが、とても見る気になれません。

子を持つ親として、とても興味のあることなのですが、親であるがゆえにそのつらさには耐えられない…とおっしゃる方が多いです。

この本は、子ども向けに書いてあるので、ボリュームも少なく、さらっと書いてあります。涙はもちろん出ましたが、文字が大きいし、短編なので、なんとか読み切ることができました。

私は、お年寄りに接することが多い仕事なので、毎日痛みに耐えながら先の短い人生を生きることについて、どう捉えていいのか日々悩んでいました。

でも、世の中にはもっともっとつらいことがある。そして、そういう人たちに毎日優しく接している人たちがいる。この事実は、直接の答えにはなりませんが、大きなヒントであり、励ましでもありました。
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★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
公文式の国語の教材A1についてです。

カタカナの読み書きを学習します。漢字は導入ということで、60文字学習します。さらに、基本三文型・動詞文(「〜がどうする」)・形容詞文(「〜がどんなだ」)・名詞文(「〜がなんだ」)を学習して、読解力アップを目指します。

すいせん図書は、
B-1「さかなにはなぜしたがない」
B-2「一休さん」
が使われています。

《国語A2教材に進む》
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司馬遼太郎を読む に参加中!
「空海の風景」(中公文庫)
「下巻の二十七」を読みました。

《以下引用》
愛などとは、いかにも唐突だが、仏教徒においてはかならずしも高貴な感情とはされない。覚者の境地としては、むしろ愛から止揚されて純化した慈悲という普遍的な精神とはたらきが尊ばれ、なまの愛はほぼ否定される。ときに、極端に否定される。貪欲、妄執、とおなじ内容としてとらえられ、さらには、男女が相擁して離れがたく思うという性愛としてとらえられる。
《引用終わり》

「愛」の兜という捉え方は、やはり間違いですね…

最澄は泰範に対して、そういう感情を多少は持っていただろう、と司馬遼太郎は書いています。私も、そう解釈するのが自然だと思います。戦国武将では男色が珍しくありませんでしたから、更に前の時代ということになると何があってもおかしくはありません。プラトニックだったとは思いますけど…。

最澄が泰範に送った手紙の内容は、自分を棄てた恋人に対する未練がましい恨み事に似ています。泰範が書くべき手紙を空海が代筆し、弟子を守ろうとするのも分からないではない。それで、きっぱり弟子共々、最澄への絶縁状とできれば一石二鳥。

最澄は己の「愛」の感情をコントロールしかねていると言えるでしょう。このような人に理趣経を見せることは危険極まりない…。

《以下引用》
泰範は空海に魅せられていたことは、たしかである。
魅惑されたのは、空海の人格によるのか、空海の教学によるのか、泰範にいわせればそれは不二だというにちがいない。…密教の師弟の関係は、他と異なり、師そのものが法である以上、弟子である側にとっては師は大日如来であらねばならない。すくなくとも弟子がそのように信じこまねば、密教における師弟関係は成立しないのである。…まして泰範は熱心な密教行者である以上、そういう姿勢をとりつづけていたであろう。…あるいは空海に対して愛をおぼえることも、ありえたであろう。愛は、釈迦の仏法と異なり、密教においては自然そのものであるとして、菩薩の位であるとされている。空海もまた泰範に愛情をおぼえていたとしても、そのことは――それを宇宙機能の一表現と感ずるかぎりにおいては――空海の教理にすこしもさからわない。
《引用終わり》

中国の仏教も奈良仏教も宗派間の行き来は自由だったのですが、泰範の事件以後、日本の仏教は他宗派に対して閉鎖的になったということです。

《つづく》


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子育てってこんなに楽しい! に参加中!
19日に、三役会を開きました。前回は母の日で、今回は父の日の前日。今回は教室で行いました。子供たちが騒いでも気を使わなくて済むし、オモチャもあるし、買い出しして食料を調達しましたのでリーズナブルに済みました。夜でしたから、男たちは缶ビール

今回は、秋の催し物、バザーについてです。各家庭で使わない物を出していただいて、それを売り、売上を幼稚園のお楽しみ会等の活動に役立てていただく、というものです。

各家庭で眠っている物を安く売る、ということなのですが、値段付けにかなり時間がかかっているようで、気になっていました。途中でプライスダウンもするんですが、この値札変更も大変らしい。みんな素人ですからね…。

この辺りを今年は改めてみたい、というのは三役一致した意見になっています。

他に今回、ポップコーンとか、バルーンアートとか、水風船とか、景品付き輪投げとか、子どもも一緒に参加して楽しめるような企画を加えてみたいということになりました。詳細は全然詰めていませんので、これから現実的なものに絞り込みますが…。

当幼稚園では前例の無いことだと思いますので、電気等使っていいか、調理してもいいか、教室をいくつか借りられるか、といったことは幼稚園に相談しなければなりません。これが全て不可であれば、新しい試みは諦めなければなりません。

この他、運動会の打ち上げを役員以外の方々も加えてやってみたい!ということも幼稚園と相談してみたいと思っています。

《つづく》
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「釈尊の生涯」(春秋社)
「12.ベナレスにおけるヤサなどの教化」を読みました。

ミガダーヤ(鹿野苑)のあるベナレス(バーラーナシー)は釈尊時代の二三百年前から賑わっていたと考えられ、富裕な商人が数多く存在した。その豪商の子、ヤサに行われた説法が施論・戒論・生天論の三論と言われています。※三論宗の三論とは別です。

これは、仏教以前からウパニシャッドなどで説かれて来た業報因果の説です。釈尊当時のインド思想では最も健全穏当な学説でしたが、仏教の正しい教理学説を理解するために役立つものだったのでヤサに説いたと考えられます。

施論(施与慈善の話):常に慈悲の心がけをもって、困窮者や宗教家などに、衣食住などの施与をなすこと。

戒論(戒律道徳の話):生物を殺傷せず、他の金銭財物を盗まず、うそをつかず、よこしまな姦淫を犯さず、というような戒律を守り、常に道徳的な生活を続けること。

生天論(幸福な天国に生まれる話):上記の二つをを守っていれば、その応報として、来世には天国に生まれて、幸福な生活を送ることができる。逆に守らなければ、来世は必ず地獄に生まれて、苦難不幸の報いを受ける。

原始仏教の十善が大乗仏教で十善戒になったということですが、この戒論がルーツかも知れません。

仏教を知らない初歩の者には当時のインドでは常識的な上記の三論を説き、相手が業報思想を理解し因果の道理を正しく信ずるようになると四諦を説くという方法を、釈尊は取りました(次第説法)。

ヤサの友人たちなどに教えは広まり、阿羅漢が約60人になりました。この人たちが布教活動を始めることになります。

《以下引用》
…仏教の目的は、社会全体が平和で幸福になることであって、単に出家者のみのものでない…。むしろ出家者は在家者のためにあるのであり、世間の大部分を占める在家者を全体的に向上発展させるのが仏教の目的である。この関係は、医者と民衆との関係にも似ている。…医学や医術は医者のためにあるのではなくして、一般民衆のためにあるのである。これと同じく、民衆の精神的病気を治療すべき出家者は、民衆指導のために仏教を学び仏道の修行をするのであって、仏教は僧侶のためにあるのではなく、一般民衆のために存在するのである。
《引用終わり》

出家は当時のインドの習慣のようなものなので、仏教教団も自然とそれに倣ったということでしょう。

ですから布教形態は、時代や場所に応じて、変化していいと、私は思います。

《つづく》


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悟りへの道 に参加中!
例えば、唯脳論…脳を中心とした考え方です。考える器官が脳だから、考え方は脳が中心になりがち。心臓のことを考えても、肛門のことを考えても、視点は脳にあります。

でも、心臓が考え始めたらどうだろう…肛門が考え始めたらどうだろう…唯肛門論みたいなのができるんだろうか?

当然、唯脳論者と唯肛門論者は事有る毎に対立するでしょう。唯物論者と唯心論者のように。あるいはイスラム教徒とヒンズー教徒のように。あるいは犬と猿のように?

もともとは同じDNAを持った細胞どうし。もっと遡れば同じ宇宙を構成する原子どうし。宇宙の中で役割分担をして、「役」とか「立場」に違いが生じて…そして考えた…知恵を働かせた…その結果が対立ですか?

対立するために知恵を使うんですか?戦って勝つために知恵を使うんですか?そういう排他的な知恵に真の勝利は有るんですか?相手を打ち負かせば、今度は味方の中に異を唱える者が出てくるんじゃないですか?

そうしたら、また戦うんですか?これでは、知恵が有るのか無いのか分からない。何のために勉強するのか?分からない。

知恵は、まず自分たちを理解し、自分たちの世界の理論体系を構築することを目指すべきでしょう。

その作業の中で、いろんな考え方が出てくることでしょう。矛盾が生じるときには、両方を包み込むような、より大きな考え方を生み出す必要があります。

一方の考え方で済む場合には、他方が取り込まれ、消滅することもあるでしょう。

場合分けで解決できる場合もあるでしょう。この場合にはこちら、それ以外はあちら、というように。

また、両者と全く違った視点にたって、両者を内包するような新たな理論構築がなされることもあるでしょう。

ともかく、そんなふうにして、対立しない理論体系を構築していくことが知恵の本質ではないでしょうか。そのために、私たちは勉強するのではないでしょうか?
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〈起始〉:前腕骨間膜,尺側手根屈筋の筋膜
〈・〉:短母指伸筋と隣接(★陽谿
〈停止〉:母指の末節骨の底

〈作用〉:
手関節▲背屈▲橈屈
MP●伸展,PIP●伸展(母指のみ)母指CM▲橈側外転▲掌側内転
〈神経支配〉:橈骨神経の深枝〔(C6)〜C7〜C8〕
〈筋連結〉:短母指伸筋示指伸筋長母指外転筋深指屈筋

〈触察〉:
・橈骨小窩(snuffbox):母指を強く伸展したとき長母指伸筋腱(内側)と短母指伸筋腱(外側:さらに外側に長母指外転筋腱)でつくられる手根部背側のくぼみ。
短母指伸筋:母指を伸展,外転させたとき、手根部の橈側面(橈骨小窩の外側壁)で、併走する2本の腱が触知できる。後方が短母指伸筋。(前方が長母指外転筋
・橈骨の遠位1/4:前腕部の後面に回りこむ筋腹を視察できる。尾方が短母指伸筋。(頭方が長母指外転筋

〈関連痛領域〉
・該当なし。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(4Aの14番)「とりかえっこ」を読みました。(小林教室収蔵

何をとりかえっこするんだろう?と思って読んでみると、何と鳴き声。おとなしい感じの絵なのでそんな内容を期待していたのですが、結構奇想天外。

次はどんな動物が出てくるんだろう?と、ページをめくる間にも、先を想像してしまいます。

この動物って、どんな鳴き声だっけ?というものも出てきます。ひよこがこんな鳴き声をしたら、どんな展開になるかな?

いろいろ想像してしまいます。この本のまねをして、自分でお話を作ってる子もたくさんいるんじゃないかな…。

ページの片隅にひよこの絵が描いてあります。ページを繰るごとにひよこが増えていく。そんな気配りもなかなか楽しいです。
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標準料金(鍼灸なし・33分触察)の目安
1人:【昼】1900円【夜】2000円
2人:【昼】1800円【夜】1900円
3人以上:【昼】1700円【夜】1800円

詳細は以下のとおりです。

触察料:
標準(33分)で…
・1637円(午前9時〜午後6時)
・1736円(上記以外の時間帯)
※100円(2分)単位で増減できます

出張費:
・1人の場合:321円
・2人の場合:222円
・3人以上:123円

追加項目:
・当日申込は99円
・鍼灸は1体位あたり100円の他、鍼20円(1本)、灸20円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)99.2は4月のものです。

・6月の価格
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