邪な見方をやめて、物事を正しく見つめましょう!ということのようです。でも、正邪がはっきり分かるものは、あまり悩みの原因にはなりません。意見が二分していて、どっちもどっちという時が一番困ります。誰もが正しいと信じて疑わなかったことが、実は間違いでした!ということも往々にしてあります。
正邪の見極めがきちんとできるならば、この戒めを守ることは簡単なのかもしれない。何が正しくて、何が正しくないか、そこが一番の大問題です。
大河ドラマ「独眼竜政宗」(原作:山岡荘八)で、政宗を教育した虎哉禅師が「へそまがりになれ!」と教えました。もちろん偏屈になれということではなくて「人と違うものの見方をせよ」ということだったと思います。
正邪の見極めというのは、結局、神ならぬ身なれば常にきちんとできるわけがない。としたら、ひとつのことを最低でも2つ、できれば多方面から見つめて、良し悪し、メリット・デメリットを評価・判断するしかないと思います。
ディベートというのがあります。ひとつのテーマに関して、賛成派と反対派をくじで決めて、それぞれの立場で議論しあうというゲームです。もともと自分の意見は賛成派なのに、反対派として意見を述べなければいけないということもあります。そこが面白いところ。
自分の見方を根本から見つめ直すことにもなります。「あの人は賛成派のはずなのに、あんなこと言ってるぜ」みたいな観衆の目もあるでしょう。先入観や偏見を排除するのに効果的な方法だと思います。これを自分の頭の中で行い、いろんな見方を養うのが「へそまがりになれ!」ということだと私は解釈しています。
検察側と弁護側が議論して判断を下すという、裁判の形式も結局はディベートですね。真理は相反する2つの意見の間(どちら一方の完全な勝訴という場合も含めて)にあるということ。神ならぬ身が他人を裁く方法として考え出されたということでしょう。
そもそも、ものごとに、メリットしかないもの、デメリットしかないものというのは珍しい。必ず、両方あるものです。「これは絶対まちがいない!」「これは絶対正しい!」なんて思えるものは、大きな間違い(デメリット)が隠れている可能性があります。
そう言えば、私のブログのテーマ(そんなのあったのか!?)も「人と違う見方の提案」であります。「ずいぶん変わった人もいるもんだ!」とか「なんて偏屈なやつだ!」とか思われる方もいらっしゃると思いますが、これこそへそまがりに対しては最高の褒め言葉であります。
こんなやつですが、今後もお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。
《最初から読む》
独眼竜政宗 完全版 第四巻
正邪の見極めがきちんとできるならば、この戒めを守ることは簡単なのかもしれない。何が正しくて、何が正しくないか、そこが一番の大問題です。
大河ドラマ「独眼竜政宗」(原作:山岡荘八)で、政宗を教育した虎哉禅師が「へそまがりになれ!」と教えました。もちろん偏屈になれということではなくて「人と違うものの見方をせよ」ということだったと思います。
正邪の見極めというのは、結局、神ならぬ身なれば常にきちんとできるわけがない。としたら、ひとつのことを最低でも2つ、できれば多方面から見つめて、良し悪し、メリット・デメリットを評価・判断するしかないと思います。
ディベートというのがあります。ひとつのテーマに関して、賛成派と反対派をくじで決めて、それぞれの立場で議論しあうというゲームです。もともと自分の意見は賛成派なのに、反対派として意見を述べなければいけないということもあります。そこが面白いところ。
自分の見方を根本から見つめ直すことにもなります。「あの人は賛成派のはずなのに、あんなこと言ってるぜ」みたいな観衆の目もあるでしょう。先入観や偏見を排除するのに効果的な方法だと思います。これを自分の頭の中で行い、いろんな見方を養うのが「へそまがりになれ!」ということだと私は解釈しています。
検察側と弁護側が議論して判断を下すという、裁判の形式も結局はディベートですね。真理は相反する2つの意見の間(どちら一方の完全な勝訴という場合も含めて)にあるということ。神ならぬ身が他人を裁く方法として考え出されたということでしょう。
そもそも、ものごとに、メリットしかないもの、デメリットしかないものというのは珍しい。必ず、両方あるものです。「これは絶対まちがいない!」「これは絶対正しい!」なんて思えるものは、大きな間違い(デメリット)が隠れている可能性があります。
そう言えば、私のブログのテーマ(そんなのあったのか!?)も「人と違う見方の提案」であります。「ずいぶん変わった人もいるもんだ!」とか「なんて偏屈なやつだ!」とか思われる方もいらっしゃると思いますが、これこそへそまがりに対しては最高の褒め言葉であります。
こんなやつですが、今後もお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。
《最初から読む》
独眼竜政宗 完全版 第四巻