トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2005年10月

 「心臓が悪くてヘルスメーターを入れた」という話は結構耳にします。「体重がすぐわかるようにですか?それとも医療ミスですか?」と突っ込むのは意地悪ですね。ペースメーカーという言葉はマラソンなどで耳にするものだから、医療器具らしいひびきが感じられなくて、間違いやすいのかもしれません。

 大抵深刻な状況なので真面目な顔で語られることが多いのですが、心臓病で悩んでいる方に失礼なので、思わず吹き出したりしないように心の準備が必要です。
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 小学校の頃はもちろんのこと、会社に入ってからも「あいさつをきちんとしよう!」と言われていたように思います。「あいさつ」なんてなぜ必要なのか?そんなものは殺伐とした時代の遺物だ!というのが私の長年来の持論(というより屁理屈?)でした。礼の重要性を唱えた孔子は春秋戦国時代の人です。相手に敵意が無いことを明らかにしないと自分の首が危ない、そんな時代だからこそあいさつなんてものが必要なんだ!こんな平和な時代にあいさつなんてやってられるか!と思いながら、嫌々あいさつをしていました。

 今、この年になって、客商売もするようになり、この考えは間違いだと思うようになりました。ただ残念なことに、この考えが正しいとしてもあいさつは大変重要な時代になってしまいました。つまり、相手に敵意が無いことを示さないと自分の命が危ない時代、ややもすると敵意が無いことを示せたとしても自分の命が危ないような、物騒な時代になってしまいました。

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 第6章まで読みました。元素は人工的には(原則として)作れないということを聞いた時に、「原子核を変えればいいんじゃないの?」と、小学生の頃だったでしょうか、思ったことがあります。そんな突飛なことを安易に考えるから自分はダメなんだ、そうはいかない難しい理由があるんだ、それを自分は知らないだけなんだ、とその時は片付けていました。

 ところが、そんな突飛なことを長岡半太郎も考えていた!というのは大変な驚きでした。ドイツと日本で、実際に人工金の製造に成功していたそうです。10年ほど続けられたこの研究は、金の採取量が一向に増えなかったために立ち消えになったそうです。それこそ30年間の私の疑問が、この本のおかげで解決しました。

 と同時に、世が世であれば(長岡半太郎よりも早くさえ産まれていれば)、という変な悔しさと自信が生まれました。よく考えれば、長岡半太郎よりも後に産まれた人みんなに言えることなのですが…。

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 今日の目標は63.0kgですが、昨日は63.6kgでした。腹筋34回×3セット、腕立て伏せ34回×2セット、足を挙げる運動34回×4方向、首を挙げる運動34回×4方向を行っていますが、翌日の疲労感が強いので一日おきにしました。

 2階に上がって行って、「あれ、何取りに来たんだっけ?」という時が結構あります。こういうときはその場で思い出そうとせず、すぐに1階に降りることにしています。思い出したら、また上る。物忘れは、カロリー消費の絶好のチャンスです。
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「二の腕にサポーターをすると、手元が狂わなくて成績がいいのよ。」グランドゴルフが趣味のお客様の話です。
「二の腕のこと、振袖なんていいますからねぇ。サポーターをすると、タスキをかけたような効果があるんでしょうねぇ(笑)」と私。

ちょっと失礼だったかな。
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 A新聞が、ツボの位置の国際標準化の作業についての記事を、1月10日付けの一面に報じました。たまたま御邪魔していた家で見つけたのですが、トップ記事でしたのでビックリしてしまいました。「他にもっと重要な記事はなかったの?」というのが率直な感想でした。

 これはWHOによるツボの場所を統一する作業のことを報じたもので、同じ名前なのに日中韓で場所が違うツボを2,3紹介していました。面白かったのは、「今までのツボの位置は効果が無かったのか?」という声があり、そういう疑惑に対する言い訳が4月9日に再びA新聞に掲載されたことでした。

 私の場合、筋肉が硬くなっている場所や痛みを感じている場所と、それに関わりのある神経の走行などからハリやキュウを行う場所を決めています。その場所の近辺に何というツボがあるか、ということは参考にしますが、教科書どおり定規で測るようにしてツボの場所を決めて施術するなどということはありません。4月9日には「日本の治療家は患者の状態に合わせて取穴している」という言い訳がなされているそうですが、「なるほどやはり他の鍼灸師さんもそうなのか」と思いました。

 要するに、ツボの位置は何センチどっちかにずらした方が正しいとか、厳密に議論することに疑問が感じられる程度の問題だと、個人的には思うのです。ただ、同じ名前なのに中国と韓国と日本で場所が違うというのでは話がややこしくなるのでどこかひとつに決めましょう、という程度の話だと。

 この程度の話を、天下のA新聞がトップ記事にした真意は、未だにわかりません。「トップ記事になってましたよ!ハリキュウってスゴイんですね!」と私に教えてくださる人がいたり、思わぬ大事件に慌てて言い訳をする専門家がいたり、改めて新聞の影響力を感じます。結局のところ今回の一件は、A新聞がニュースのツボをはずしたということなのではないかなと、私は思っています。

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 NHKの大河ドラマ「徳川家康」で、印象に残っているシーンをまたひとつ思い出しました。今川義元のところに人質になっている家康が、岡崎への帰郷を許された時のことです。でも、あくまでも人質ですから岡崎城への入城は許されません。

 長老格の家臣が、自分の屋敷の倉庫に家康を連れて行きました。そこには、たくさんの軍資金と兵器が隠されていました。「いずれ殿が岡崎の城主となる時が来て、戦をすることになった時の備えです。その時になって、民衆から急に取り立ててれば反発を招きますから」と家臣が説明します。

 そこで家康は、その家臣に尋ねます。「ひとつだけ聴くぞ。これが今川に見つかった時には、爺がその罪をかぶるつもりなのだろう?」それを聞いたこの家臣が目を細めて答えます。「そこまでお察し下さる殿になられましたか」

 この場面を最初に見たのは学生の頃でしたが、こんなふうに褒められてみたいものだと思いました。今振り返ってみて、こういう察しの良さというか、状況を見極める能力が実社会ではとても大切だと思います。しかし、これは学歴には全く関係ありません。そこが世の中の面白いところかもしれません。

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この次の測定ポイント10月20日の目標は63.0kgですが、63.6kgから下がりません。腹筋33回×3セット、腕立て伏せ33回×2セットの他に、足を挙げる運動を追加しました。

いずれも寝る前に布団の上で横になってやっているので、まだまだ負荷が足りないのでしょう。この前までは、運動後に手足に血流が流れる感じが快感だったのですが、最近は日中の疲労感が気になって気持ちが萎えてきています。

 運動をして、筋肉がもっと血流を欲しがるようになると、新しく血管ができるのだそうです。癌もたくさんの血流を欲しがるので、癌細胞の周りにも血管ができるらしい。先日、徳永英明さんが波乱万丈に出演しているのを見まして、彼の病気がモヤモヤ病であることを思い出しました。この病気は、脳の周りに毛細血管ができて、レントゲンでそれがモヤモヤと見えるものだそうです。

 とにかく、必要ならどんどん血管ができてくるのは間違いないようなので、頑張って筋肉の血管を増やして行くぞ!
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 今日は11月の価格を決定しました。8月の消費者物価指数(生鮮を除く)は97.9で、前月比で0.2ポイント上がりました。統計上、景気は良くなってきているようです。これに連動して、値段は一律3円上げさせていただくことにしました。

 近くに1000円の床屋さんが増えました。カットのみですが、洗髪にも顔剃りにもこだわりがない私には、うれしい限りです。今まで行っていた近所の床屋さん、ゴメンナサイ。でも、この安さは何ものにも変え難い魅力なのです。そんなわけで、私もギリギリの安値に挑戦していきたいと思っています。
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 先日、子供の頃からお世話になった恩人が亡くなりました。90歳の大往生でしたから、その奥さんは認知症が始まっていて、ご主人が亡くなったことをきちんと理解しているのかどうかわからない感じでした。でも、それはむしろ救いように思いました。大切な人を失う悲しみは、まともに受けたら、とてもつらいことでしょうから。

 かけがえのない人を失う悲しみは、ストレスとしては最大級のものでしょう。若い人ならなおさらです。なぜ逝ってしまったのか?死んだらどうなるのか?どこに行くのか?これは解決しえない究極の疑問です。運命とか宿命、星になる、天国に行く、地獄に行く…こういう説明は全て仮説です。おそらく永遠に実証できない。

 永遠に実証されるおそれがないから霊感商法も成り立つのでしょうが、自由に想像しても良い領域なのだと、前向きに捉えるべきかもしれません。最もストレスを和らげる理解の仕方を、勝手に行う自由が許されていると。だから鎮痛剤として宗教を選ぶなら、それも自由なわけです。でもあくまでも仮説なのだから、正しいの間違っているのと争ってはいけない。実証できないから、力で決着つけましょうか?なんてことになったのが宗教戦争でしょうね。

 あの人は星になった。いい人だったから天国に行った。そうに違いない、と信じて感謝を込めて合掌しました。迷信と言われる昔からの言い伝えが、私には一番効く鎮痛剤です。

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