トトガノート

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花粉の季節は恋愛ドラマで涙を流すと、目の異物感が無くなるかもしれない…

これまで恋愛ものはなるべく見ないようにしていました。嫌いだからではありません。あの二人はどうなるのだろうと一週間気になって仕方が無くなるからです。いい感じで終わった時は一週間自分も幸せなのですが、悲しい展開があったときは一週間自分が失恋したような気分になってしまいます。dビデオでイッキ見ができるようになったということは、私にとって大きな革命です。

「愛していると言ってくれ」(1995年7月7日から9月22日放送)を見ました。その頃の私はと言えば会社を辞める動機となったある活動に入り始めていた31歳の夏。ドラマどころではなかったな…。

豊川悦司さんは33歳、常盤貴子さんは23歳、麻生祐未さんは32歳、矢田亜希子さんは16歳。常盤さんを見て感じ、矢田さんを見て更に感じたのは「若い!」ということ。矢田さんは本当に蕾ですね。

桜はどんなふうに咲くか、バラはどんなふうに咲くかを知った上で、私たちは桜の蕾やバラの蕾を見ます。20年近くも前のドラマで女優さんを見るということは、それに似ています。常盤貴子という花、矢田亜希子という花がそれから20年間どんなふうに咲いていくかを分かった上で蕾を見ている、そんな感じ。

先日見た「オレンジデイズ」と同じ北川悦吏子さんの脚本なので、比較しながら見ておりましたら、同じじゃないか!というか、オレンジデイズはこの作品のリメイク版ですね。2作品の間は9年。

耳が聞こえない恋人に心を揺らす役を演じた常盤貴子さんと妻夫木聡さんは、「天地人」で夫婦役をしています。23歳の時は落ち着かない若い娘を好演した常盤さんですが、37歳となってしっかり者の姉さん女房を好演しました。

ここ3日くらいでイッキ見しましたが、その間「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)がずっと頭の中を流れていて、紘子(常盤さんの役名)の幸せばかり祈っていました。「へ〜え、私たちよりも常盤貴子の方が大事なの?」と妻に言われたりすると、浮気をしているような罪悪感も感じました。

でも、50歳手前となったオジサンの私が23歳の常盤貴子さんに抱く感情は、娘の幸せを願う父親の気持ちに近いようだと気づいてドキリとしました。あと十数年後には自分の娘もこんなことで悩むんだろうか…と、恋愛ドラマの鑑賞の仕方がいつの間にか変わっていました。
(2013/4/12記)
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「The Whole Truth」を見ています。docomoのdビデオでは4月14日までの配信なので、少々急いで。

法廷もので、一話完結。事件が発生して、いつもの検事と弁護人がそれぞれ担当となって、それぞれの立場から捜査を進めます。被告人や周囲の人たちが、検事側の捜査と弁護側の捜査とで、全く違う人間として描かれていたりして、そこは面白いと思います。陪審員の前で、それぞれ弁論を行い、判決が出て、二人の間で一応の勝負はつきます。しかし必ず毎回、どんでん返しのような結末が準備されている…というようなパターンです。

whole truth というタイトルの意味・ニュアンスがどんなものなのか、英語が得意ではないのでよくわからないのですが、「真実はたくさんあるので、その全部を描くことを目指してます」という意味なのかな…と勝手に思いました。というのは、検事にも弁護人にも、たった一つの真実(事実)を見つけ出すという雰囲気が感じられないからです。

そもそも、検事と弁護人がディベートを行い、陪審員が判定を下すという裁判の形式自体、神ならぬ身の人間が真実を見つけることなどできるはずがないという諦めを前提としているのかもしれません。

検事側と弁護側との間に様々な真実があり、判決はその中の一つを選び出すこと。真実とは二人の綱引きの最終的な落ち着き所。司法取引とか、刑が軽くなるなら無実の罪も認めるとか、それぞれの結果的な利益が大事で、真相究明は二の次のような雰囲気です。要するにアングロサクソンだということなのか…

それがアメリカの法廷の現実なのかもしれない…日本もいずれそうなるのかもしれない、いや、既にそうなのかもしれない…と思うと、どこか釈然としない不快感が残ります。

検索してみたら、ブログで批評をされている方がいました。こちらを読んでいただくと一層よくわかっていただけると思います。配信の期日が決まっていたのでアメリカでは人気番組だったのかと思ったのですが、そうではないようです。
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