トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:DNA

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DNA…その人の遺伝情報が全てしまいこまれている。

複製のミスが無い限り、その人の細胞のひとつひとつが同じDNAを持っている。

ひとつの細胞が生まれる時、個々の細胞は、同じDNAなのに、それぞれ違った読み方する。それぞれの解釈で、思い思いに自分の体を形成していく。

だから、同じDNAなのに、脳ミソになったり、目玉になったり、口になったり、肛門になったり…する。

DNAこそが完全な情報。しかし、完全なまま細胞という姿になることはできない。完全な情報の一部分だけを活性化させて、偏った、不完全なものを指向することによって、情報は具現化する。

言わば、世に出ることを許される。

この宇宙も対称性の破れによって出現したとか。この宇宙の素粒子が完全にバランスが取れていたら、一瞬の光となって消滅したらしい。でも、そうではなかったらしい。完全にはバランスは取れていなかった。

やはり、この世は不完全なものだけが存在を許されるらしい。

やれやれ。

不完全なる我が身、不完全なる我が心…故に我あり。

しかし、DNAを思い起こしてほしい。不完全な姿をした細胞たちも、みんなDNAという完全な情報だけは持ち合わせている。この捻じくれた心にも、真っすぐなもの、完全なものが潜んでいるやも知れぬ。

としたら…

自分の中に完全な何かが潜んでいることを信じて、完全なる全体の一部としての自分を、しっかりと務めあげようではないか。

口は口として、肛門は肛門として、自分の務めを全うしようではないか。

生きとし生けるもの、この世の存在物の全てが、偏った不完全なるものではあるけれど、全体を含む完全なものを我々は共通に内蔵している。

個々が、それぞれの偏った活動に励むことによって、全体は生き生きと成立していく…
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科学 に参加中!
Y染色体が退化しているという話を聞いて、気になったことがあります。それはミトコンドリアDNAは大丈夫なのか?ということ。

Y染色体は自分自身をコピーして増えていくということなので、「これを使えば、父と息子の親子鑑定はほぼ確実にできるんだろうな…」と思いました。

そこで思い出されるのが、ミトコンドリアDNA。これは、母親のがそのままコピーされるから、母と子供(息子も娘も)のかなり正確な親子鑑定ができる。父から子供には全く受け継がれないので、父子鑑定には使えないということでした。

Y染色体は父から息子にしか受け継がれないので、父と娘の鑑定には使えませんが、父と息子の鑑定には使えるんじゃないか…

まあ、親子鑑定は別にいいんですけど、単純に自己複製だけで世代交代していくDNAは退化しやすいということになると、Y染色体に限らず、ミトコンドリアDNAにも退化の可能性はあるんじゃないか?と思ったのでした。

Y染色体の退化はX染色体との比較でわかりやすいわけですが、ミトコンドリアDNAの場合は対になるものがありませんから、どのくらい退化してるかもよくわかんないんじゃないか?

Y染色体の退化は哺乳類のみに関係あることだし、せいぜい1億6000万年の間の話ですが、ミトコンドリアDNAということになると単細胞生物まで含まれることになるはずだし、時間のスケールもずっとずっと長いでしょうね…

まあ素人考えなので、丸っきりの的外れならいいんですけど。Y染色体の退化が原因で男がいなくなるんじゃないか?なんてNHKスペシャルで言ってましたから、ミトコンドリアDNAも退化してるとなったら、男だけじゃない。もっと深刻な話。

誰か、わかる人がいたら、教えてください。
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遺伝子というか、DNAというか…

「自分」とは何か?と聞かれた時に、医学的には一番間違いのないもの。

「自分」を指し示す最も純粋な情報かもしれない。

でも、こいつらは父親と母親から半分ずつ引き継いだもの。体重が60kgだと、30kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/4だから15kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/8だから7.5kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/16だから3.75kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/32だから1.875kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/64だから937.5gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/128だから468.75gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/256だから234.375gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/512だから117.1875gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/1024だから約58gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/2048だから約29gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/4096だから約15gずつ。

そのまた…

でも実際には、ひとりの御先祖由来の部分を純粋に15gとか抽出することはできない。

どんなふうに切り取っても、15gの中には必ず4096人の御先祖様由来の成分が入っている。

自分ではない、たくさんの他者の混合物。

それが自分。

《つづく》
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悟りへの道 に参加中!
遺伝子というか、DNAというか…

「自分」とは何か?と聞かれた時に、医学的には一番間違いのないもの。

「自分」を指し示す最も純粋な情報かもしれない。

でも、こいつらは父親と母親から半分ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/4ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/8ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/16ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/32ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/64ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/128ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/256ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/512ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/1024ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/2048ずつ引き継いだもの。

そのまた父親と母親を考えれば、1/4096ずつ引き継いだもの。

そのまた…

かき分けてもかき分けても、自分は一向に現れない。

誰かと誰かの間があるだけ。

だから人間てことか。

《つづく》
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悟りへの道 に参加中!
遺伝子というか、DNAというか…

「自分」とは何か?と聞かれた時に、医学的には一番間違いのないもの。

「自分」を指し示す最も純粋な情報かもしれない。

でも、こいつらは、次の世代に乗り移ろうという時に、半分しか自己主張しない。

「自分」を半分に分けて、もうひとつの半分になった別の「自分」と組になり、新しい「自分」になる。

半分は自己主張し、半分は相手に委ねる。

「自分」を半分にしない生物たちより、「自分」を半分にする生物たちの方が、複雑な生を営み、地球上で繁栄している。

だから…ということでもないんだが…

半分は「自分」に固執するのもいいかもしれない。

でも、半分は相手にゆずるべきだ。

それが、「自分」を本当に生かす道なのかもしれない…

《つづく》
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爆笑問題 に参加中!
NHK「爆笑問題のニッポンの教養#44」(7月22日放送分)を見ました。ミトコンドリアDNAから辿った人類の系図についてのお話でした。

高校の生物の先生のあだ名がミトコンドリアでした。それから数十年後、映画「パラサイト・イブ」で現れたのは葉月里緒菜で、そのイメージのギャップに驚きました。

ミトコンドリアDNAは、ほぼそのままの形で母親から受け継ぐということで、DNA鑑定(親子鑑定)でも活躍しています。母子の鑑定はほぼ100%確実にわかりますが、父子の鑑定はそれほど精度が高くないのはこのためです。需要の面では父子鑑定の方が多そうなのに皮肉な話です。それだけ、父子のつながりは母子に比べて希薄だということですね。

この鑑定作業を世界規模で行い、各民族のつながりを調べたのが篠田先生ということになります。ホモ・サピエンスはしばらくアフリカ大陸で暮らしていて、そのうちの数百人がアジア大陸に出てきたのだろう…とそんなことまでわかるんですね。

家系図と言えば、普通は父方をたどり、他の家族や嫁いだ娘は関係なくなります。国とか民族の境界を越えることは珍しい。しかしミトコンドリアDNAを基にした生物学的な系図、いわば本当の系図には民族とか国境が見えてこない。しかも、何十億という人間のルーツは、アフリカから移住してきた数百人に帰着する。これは、しっかり頭に入れておくべきですね。

ホモ・サピエンス誕生から現在までを一年とすると、8月頃までアフリカに居たことになるそうです。それから、アジア→アメリカへと移った人々と、アジア→ヨーロッパへと移った人々がいる。この人たちの再会がコロンブスの新大陸発見となるわけです。この我々が歴史として把握しているのは、一年というタイム・スケールでいうと大晦日になるとのこと。

今日の我々の文明が、いかに近視眼的で、忙しく、刹那的、衝動的なものであるか…考えさせられました。

《つづく》
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