ドコモに限ってだそうですが、同じ機種を2年使い続けた場合、新しい電池パックを無料で交換してくれるのだそうです。日経新聞連載「デジタルスパイス」という山根一眞さんの記事で知りました。

電池の持ちが悪くなったら機種交換すればいいという考え方があるが、これは環境への配慮に欠けるし、もったいない!こういうサービスはドコモだけじゃなくドコでモやるべきだ!と、山根さんはドコモを褒めているんですが…ひねくれ者の私はそうは思いません。

ドコモの905i登場より前の話ですが、日本の携帯電話の料金は高い!と言われてきました。それは、電話料金という名目で電話機代も取られていたからだと思います。

電話機代は機種変更の時に少し取られるだけですが、これはローンの頭金みたいなものですね。あとは純粋な電話料金に上乗せされた電話機代も一緒に月々払っていたとみなすことができます。

機種変更が一定期間できないのはローンの返済が終わらないからです。でも、このシステムのおかしいところは、その期間が経過してローン返済が終わっても月々の支払は変わらないのです。

だから、同じ電話機をその期間が過ぎても継続して使えばどんどんドコモさんは儲かるし、我々は損をする。電池パックを無料交換してもらった人は喜んであと一年は使うでしょう…ドコモさんに感謝しながら。電池一個あげるくらい痛くもかゆくもないわけです。

でも、905iからこのおかしなシステム以外の支払い方法も選べるようになりました(バリューコース)。電話機代は購入時に一括払いするか、一年ローンにするか、二年ローンにするか選べます。これなら電話機代はあくまでも電話機代と呼ばれているので、ローンが終われば支払わなくても済みます。

重要なのはここです。905i(バリューコースで)を2年使った人にも新しい電池パックを無料交換するかどうか。してくれるなら、ドコモさんは本当に地球環境のことを考えている企業ということになる。私はそれを期待している。

山根さんにはここまで書いて欲しかった。


つづく