トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:自動車部品

残暑はいつ来るかと思っているうちに、めっきり寒くなってきました。先日、鍼灸の学校時代のクラスメートから、電話が来ました。卒業して約10年。彼は鍼灸の仕事には就かず、郵便配達をしています。もう、30歳を過ぎたくらい…

「お願いがあるんですよ…」
と言われて、結婚しか思い浮かびませんでした。ついに、いよいよ…でも、違ってました。

「年賀状、もう予約しましたか?」

彼が住んでいるのは北海道。山形まで電話をよこすのは余程のことでしょう。政治に翻弄されて、郵便局で働く人が一番の犠牲者のような気もします。

「社長が変わるみたいだね。」と聞いてみたら、
「いい迷惑ですよ!」という返事。

***

話変わって、私のお客さん。自動車の部品を作っている工場の社長さんです。車の販売が落ち込んで、鍼灸の方も半年ほどご無沙汰でしたが、お盆明けころから再開しています。

「最近、大学生から電話が来るんだよ…」と、話してくれました。

山形大学工学部の学生から直接電話がかかってくるんだそうです。一人二人ではないらしい。

工場の仕事は少しずつ来ているけれども、人を新しく雇うほど忙しくもない。まして、頼まれた部品を作って持って行くだけの工場、大学生など必要ない、というわけです。

「こんなのは初めてだよ。ずいぶん大変なんだな。」

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秋風がますます身にしみる話題、二つお届けしました…
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家電製品の機能向上に自動車部品メーカーの技術が一躍かっているという話を新聞で見つけました。自動車の販売が落ち込む傾向にあり、部品の単価も下落傾向にあるとのこと。新しい分野を開拓する必要に迫られているというわけです。

洗濯乾燥機にはサスペンションの技術を使い、振動を吸収。パソコンのハードディスク保護には自動車部品に使われている特殊ゴムを使用し、衝撃を吸収。介護ベッドやマッサージチェアにはカーシートの技術が応用され、利用者の姿勢に応じたいすの傾き調整。住宅用シャッターにはパワーウィンドーの挟み込み防止技術を採用し、安全性を向上。

我が家では一年ほど前からエコキュートの給湯器を使っていますが、カーエアコンの耐圧技術が生かされているそうです。二酸化炭素に百気圧もの高圧をかけて発熱すると、とてもエネルギー効率がいいのだそうです。説明書に「高圧力型」と書いてありましたが、そのことかもしれません。

家電製品はグレードが高いと機能満載になります。これが便利かというと必ずしもそうではない。いろんな機能を選ばなければいけないので、リモコンや操作パネルのボタンがパソコンのキーボードのようにいっぱいになります。結局、ほとんどの機能を使わないことが多い。うちは、グレードの低いものを狙って買っていますから(財布の都合ということもありますが)、そういうことはあまりありませんが。

そういう意味で、自動車部品メーカーを巻き込んだ家電製品の機能向上は、基本性能のアップにつながっているものが多く、良いことではないかと思います。
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