トトガノート

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Tag:腎臓

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NHK「ためしてガッテン」(11月12日放送分)を見ました。高血圧、(鉄欠乏性や急性起立性低血圧以外の)貧血、骨粗鬆症に腎臓が関わっているというお話。

高血圧については2月27日に放送されています。糖分や脂肪分の過多で腎臓のフィルタがダメージを受け濾過機能が低下すると、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン・システムが作動して高血圧になるというもの。

貧血は、骨髄での赤血球生産をコントロールしているエリスロポエチン(血中の酸素濃度が低下すると腎臓から分泌され、赤血球を増産させる働き)が充分に分泌されないために赤血球不足(貧血)が起こるというもの。鉄欠乏性ではないから、鉄分を薬などで補っても改善されないそうです。

骨粗鬆症は、カルシウム吸収に必要なビタミンDは腎臓で活性化されないと機能しないので、腎臓の機能低下がカルシウム不足を引き起こすというもの。カルシウムが不足すると、カルシウムの貯蔵タンクとしての役目もある骨からカルシウムが放出されます。したがって、骨はスカスカになっていくわけです。

糖分や脂肪分の過多という現代にありがちな生活習慣が腎臓を傷めつける。また、大量の血液が通過する臓器でありながら、腎臓自身を養う血液(血流)は他よりも少ないのだそうです。さらにカルシウムが放出された時に、腎臓内の毛細血管に沈着し、血管が骨になっていくこともあるらしい。肩関節に骨ができるより、ずっとずっと怖い話です。

《最初から読む》

【きょうの健康9月号から】
・外来血圧140/90mmHg以上。
・家庭血圧135/85mmHg以上。

◆タイプ
・モーニングサージ型(早朝高血圧):夜間は下がるが目覚めるころから急上昇する。高齢者に多い。朝の脳卒中や心筋梗塞に関係?
・夜間高血圧型(早朝高血圧):夜間に上昇し、朝まで高い状態が続く。自律神経障害,睡眠時無呼吸症候群の人に多い。夜間の突然死の危険性が高い。
・職場高血圧:仕事によるストレスや疲労によって血圧が高くなる。医療機関では仕事から解放されているので、外来血圧は低い。仕事中に計ってみること。
・白衣高血圧:外来血圧だけが高い。治療の必要はない。

◆生活習慣の改善
・減塩:食塩摂取量「一日6g未満」が理想だが、日本平均は11g。一日3gの減塩で収縮期血圧が3mmHg下がると言われる。加工食品のナトリウム量という表示では、2.54倍すると食塩の量に換算できる。
・運動:1日30分の有酸素運動10週間で、平均11/6mmHg下がった例も。10分×3回でも良い。
・酒はほどほど。タバコはやめること。

◆血管を広げる薬
・カルシウム拮抗薬:全身の血管を広げる。確実な降圧効果。副作用はほてり、動悸、むくみ。
・A脅容体拮抗薬:血管収縮作用のあるホルモンを抑制。腎障害(たんぱく尿),糖尿病のある人に特に有効。副作用は少ない。
・ACE阻害薬:副作用は空せき,血管浮腫(唇やのどが腫れる)。他は前項と同じ。
・α遮断薬:交感神経の働きを抑える。前立腺肥大症,早期高血圧のある人に有効。副作用は立ちくらみ,めまい。

◆心拍出量を減らす薬
・利尿薬:ナトリウムや水分の排泄を促し、血液量を減らす。むくみのある人に有効。副作用は脱水,低カリウム血症,耐糖能低下(糖尿病),高尿酸血症(痛風)。
・β遮断薬:交感神経の刺激が心臓に伝わるのを妨げる。心臓の悪い人,若い年代で心拍数が多い人に有効。副作用は徐脈,ぜんそく。

◆二次性高血圧
・高血圧の8〜9割が本態性高血圧。それ以外がこれ。

◆副腎が関係する二次性高血圧
・副腎の腫瘍,肥大で血圧を上げるホルモンが過剰に分泌される。
・原発性アルドステロン症:アルドステロン↑。半数の人に低カリウム血症による夜間尿や不整脈,手足の脱力感など。3種類の薬を併用しても下がらない。腫瘍がある場合は腹腔鏡下手術で摘出する。肥大の場合はアルドステロンの働きを妨げる薬。
・クッシング症候群:コルチゾール↑。満月様顔貌,赤ら顔,にきび,中心性肥満(体幹に脂肪が付くが腕や脚は細い),月経異常,糖尿病。女性に多い。副腎腫瘍が原因の場合は摘出。下垂体腫瘍(ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の過剰分泌でコルチゾールが増える)の場合は上唇裏側を切開、副鼻腔の蝶形骨洞を経由して腫瘍を取り除く。
・褐色細胞腫:カテコールアミン↑。突然の頭痛,動悸,発汗,吐き気,めまい。突然血圧が上がり一気に重症化する。手術で副腎などの腫瘍を摘出。できない場合はα遮断薬を用いる。

◆腎臓が関係する二次性高血圧
・腎実質性高血圧:「糖尿病性腎症」や「慢性糸球体腎炎」などが原因。完治は困難。食事制限や薬で症状を抑える治療。
・腎血管性高血圧:血管が狭くなって腎臓への血流量が低下すると、腎臓はレニンを分泌。レニン-アンジオテンシン系が働いて血圧が上がる。血行再建術は太ももの付け根からカテーテルを挿入、バルーンで血管を膨らませる。薬は、A脅容体拮抗薬やACE阻害薬でレニンの働きを抑える。脂質異常症や糖尿病による動脈硬化が原因であればその治療をする。

◆その他の二次性高血圧
・甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモン↑。ホルモンの分泌を抑える薬や、甲状腺の一部を摘出する。
・薬剤性高血圧:非ステロイド性抗炎症薬,経口避妊薬,甘草を含む漢方薬などが原因で血圧が高くなることがある。薬の変更などで対処。

《つづく》

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