トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:神経痛

3月は忙しい日が続きました。季節の変わり目ということなのでしょう。何かと体調が狂いやすいようで、「今日、お願いできませんか?」という電話が結構ありました。暖かくなったり雪がちらついたりという天候。畑の雪も溶けたから、冬の間あまり動かさなかった体での農作業も始まる。あるいは卒業式などの行事や引っ越しなど。いろいろな方がいらっしゃいました。

どんな商売もそうらしいですが、お客さんというのはまとまってくることが多い。「もうこの商売辞めようか」というくらいひまだと思ったら、翌日はお断りしないといけないくらいお客さんが来たりする。「何で昨日来なかったんだよ!」と言いたくなる。

私の仕事の場合には、天気の悪い日は忙しくなりがちです。神経痛がひどくなるんですね。「天気予報ができるよ」とおっしゃる方もいます。気圧の関係でしょうかね。気圧が下がると(つまり低気圧が来ると)、神経が敏感になる(閾値が下がる)んじゃないかなと思います。

広島県では「心筋梗塞・脳卒中予報」が発表されています。花粉だけでなく、こういった予報が全国的に天気予報と一緒に発表されてもいいんじゃないかと思います。もちろん、こちらの発作はハリキュウではなくキュウキュウ(119番)になりますけど。
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これは症状の名前であって、病名ではないと私は思っています。せきとかはなみずというのと同じ。せきと言っても、ちょっとだけ異物が入っただけかもしれないし、風邪で気管支炎になったのかもしれないし、アレルギーとか結核とか、原因となる病気はいろいろあるわけです。

お医者さんの診断名として、たとえば「坐骨神経痛」と言われることはあります。「椎間板ヘルニア」とか「脊柱管狭窄症」とか原因がはっきりしている場合にはそう言われるでしょうが、原因となるような際立った異常が認められない場合には「神経痛」と呼べば間違いないわけです。

あっちの医者に行ったら坐骨神経痛と言われたのに、こっちの医者に行ったらヘルニアかもしれないと言われた!どっちかが誤診だ!とおっしゃる方がいらっしゃいましたが、これは医者の誤診ではなくて患者の誤解なんです。

「椎間板ヘルニア」とか「脊柱管狭窄症」とか原因がはっきりしている場合でも、ちゃんと治すにはかなり危険を伴う手術が必要ですから、多くの場合は鎮痛剤を処方して様子を見ることになります。

「あの医者は私がいくら痛い痛いと言っても気休めの痛み止めをよこすだけ。何とかしてくれと言うと手術だと脅しにかかる」とおっしゃる方もいらっしゃいましたが、これも誤解です。それしか手だてがないんです。

以前、神経痛リウマチと続けて呼ばれていたので、神経痛とリウマチが同じ病気だと思っている人も非常に多いです。それから神経→ストレスという連想だと思いますが、神経痛と心身症、神経痛と神経症を混同している方も多いです。皆さん、想像力は冴えてます。
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