トトガノート

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Tag:社会保障費

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地球環境問題についてと、社会保障費の問題について。それぞれシリーズとして、何回か書きましたが、どちらも根はひとつ。本質は同じ問題です。即ち、利他心の欠落

地球環境も社会保障システムも、自分の都合・利益をみんなが諦めなければ破綻します。それに気づいて、みんなが利他的行動をとれば大丈夫かもしれない。あくまでもまだ間に合えばの話だけど…

大きくとらえれば、大きなひとつの惑星に住む大半の生物たちと共存共栄の仕組みを構築できるかどうか?何千年というスケールの大きな問いかけ。正念場です。

あるいは福祉国家としての壮大なシステムを構築できるかどうか?これは何百年というくらいのスケールでしょうか。やはり、正念場です。

地球環境問題と生活習慣病の類似性については先に述べました。社会保障費に関しても、生活習慣病にならないようにひとりひとりが摂生を心がければ改善するでしょう。

そう考えると、何百年とか何千年とかの壮大な問いかけ・正念場というのも、今晩のお酒を我慢できるか?とか、目の前にあるおいしそうなケーキを我慢できるか?とか、日常的なレベルの意志の強さに懸かっていると言えます。

かすかな正念場は、常に訪れています。
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社会保障費が増えていく。こんなに払ってるのに俺には何のメリットも無いぞ!という意見が増えれば、受給者の裾野を広げざるを得なくなるかもしれない。宝くじでさえ当選者を増やす傾向があります。そうなると、ますます社会保障費は膨らみます。

この諸悪の根源は、私たちの「国に頼る気持ち」だと思います。ギャンブルなんだからメリットが無いのが当たり前、メリットがある人はごくわずかなのです。保険なんだから、メリットが無いということは病気や介護という問題が起きていないということ!天に感謝しなければいけない。

国からの補助というのは大きいです。例えば農業。補助をすると一時的には良くなるかもしれない。でも、人間というのは弱いもので、補助をもらうとそればかり期待するようになる。畑に挑む気持ちが削がれる。政治の風向きばかり気にするようになる。日本の農業を弱めてしまったのは補助金なのだと私は思う。

景気が悪いと、国に何とかしてください!そして公共事業が始まる。道路が造られる。建設業というのは半ば公務員のようなものでした。かなりの雇用が創出されたことでしょう。この街づくりをするはずの人たちも、街に向かわないで、政治の風向きばかり気にするようになる。建築物の質は当然下がる。今では、道路は要らないと言われるほどに道路が増えてしまった。

私が住んでいるところは〇〇クリニックがどんどんオープンしていますが、全国的には医師は不足しているらしい。医者をこれから更に増やす方針らしい。また、介護保険をバックにした介護の仕事もかなり雇用創出に寄与していることでしょう。「食いっぱぐれがない」ということで、これらの業種を目指した人も多いのではないかと思います。そんな中で、社会保障費の削減が議論されている。倒産が相次いだ建設業のような憂き目を、こうした業界も見ることにはならないのか…ちょっと心配です。

道路は目に見えます。無駄かどうか疑問に思ったら、見に行けばいい。どのくらい車が走っているかも見ることができます。ところが、医療や介護は密室に近いところで行われます。いつどこで誰がどのくらいのサービスを受けたか、道路ほどオープンではありません。道路なら「もう要らない」と言いやすいのです。でも、医療や介護は「これで十分」とは(道路に比べて)言いにくい。強引にカットしようとすると、後期高齢者医療制度のように「人殺し」とか「人でなし」という批判を受けるのは必至。

だから、どんどんと出費は増えていくと思うのです。借金してまで通い続けるギャンブラーと同じように。

《つづく》
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