ブログネタ
●* ブッダ倶楽部 *ハロー ブッダ ステーション *● に参加中!
大乗起信論(岩波文庫版)
第三段「解釈分」の第一章「顕示正義」の第二門「心消滅」のC「<まよい>と<さとり>の相関―四種のはたらきかけ」まで読みました。

染法(衆生の心生滅において心を汚し、さとりを妨げること)と浄法(さとりをあらしめること)とが断絶せずに持続するのは、両者が四種類のすがたをとって互いにはたらきかける(熏習)からである。

熏習の四種類

1.浄法:真如(心の真実のあり方)をさす。

2.根元的無知:一切の汚れの根元(染因)をさす。

3.妄心:虚妄なる心のはたらきをさす。根元的無知にもとづいて起こる心の動き。業識およびその他の意および意識などの主観の諸形態。

4.妄境界:仮構された対象。いろかたちその他の六麁(智相・相続相・執取相・計名字相・起業相・業繋苦相)をさす。これは「意形(8/10)」の内容に対応します。

熏習のプロセスについては「意形(10/10)」の方が、わかりやすいようです。

《つづく》