トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:正中神経

〈起始〉:橈骨の前面で回外筋の停止の尾方,前腕骨間膜
〈停止〉:母指の末節骨の底

〈作用〉:
手関節▲掌屈
MP●屈曲,PIP●屈曲(母指)母指CM▲掌側内転
〈神経支配〉:前前腕骨間神経(正中神経)〔(C6)〜C8〜T1〕
〈筋連結〉:深指屈筋

〈手根管〉:正中神経,長母指屈筋腱,浅指屈筋腱,深指屈筋腱,橈側手根屈筋腱が通過する。

〈触察〉:
浅指屈筋の深層で、橈骨の前面に位置する。橈側手根屈筋の橈側方に指を押し込み、橈骨の前面の遠位約3/4の領域に存在する筋腹を、橈骨に向かって圧迫して触察する。

〈関連痛領域〉
・該当なし。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈起始〉:前腕骨間膜,尺骨の後面,尺側手根伸筋の筋膜
〈停止〉:示指の指背腱膜

〈作用〉:
手関節▲背屈
MP●伸展,PIP●伸展,DIP●伸展(示指のみ)
〈神経支配〉:橈骨神経の深枝(後骨間神経)〔(C6)〜C7〜C8〕
〈筋連結〉:尺側手根屈筋短橈側手根伸筋総指伸筋

〈触察〉:
・手背で示指に向かう2本の腱のうち、尺側方の腱(橈側方は総指伸筋腱)。
・前項の腱と尺骨の遠位1/4の部位を結ぶ線を想定。総指伸筋小指伸筋尺側手根伸筋の深層を走る筋腹を触察する。
・前腕を回内位に保ち、小指伸筋尺側手根伸筋の間から、尺骨骨幹部の後橈側面を頭方に辿る。示指のみを自動的に伸展させると収縮する。

〈関連痛領域〉
・手の背面、示指背側へ。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈起始〉:尺骨の前面の近位2/3の領域,前腕骨間膜
〈・〉:浅指屈筋腱の腱裂孔
〈停止〉:停止:示指〜小指の末節骨の底

〈作用〉:
手関節▲掌屈
MP▲屈曲,PIP▲屈曲,DIP●屈曲

〈神経支配〉:正中神経,尺骨神経〔(C7)〜C8〜T1〕
〈筋連結〉:尺側手根屈筋上腕二頭筋長母指外転筋長母指屈筋長母指伸筋

※手根管は、正中神経,長母指屈筋腱,浅指屈筋腱,深指屈筋腱,橈側手根屈筋腱が通過する。

〈触察〉:
浅指屈筋の深層で、尺骨と前腕骨間膜を覆う幅を持つ。
・前腕部の前尺側方約1/2の領域の深層に存在する筋腹を、尺骨または前腕骨間膜に向かって圧迫して触察する。
・尺骨と尺側手根屈筋の間からは、皮下に触知できる。

〈関連痛領域〉
・該当なし。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈起始〉:上腕骨の内側上顆,尺骨の尺骨粗面の尺側部,橈骨の前面の近位部
〈・〉:橈側手根屈筋長掌筋の下(★間使★内関★大陵),虫様筋の上(a href="http://blog.livedoor.jp/totoga/archives/52231122.html" target="_blank" title="労宮">★労宮)
腱裂孔(基節骨で二分して再び合す。深指屈筋腱が通る)
〈停止〉:示指〜小指の中節骨の底

〈作用〉:
肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
手関節▲掌屈
MP▲屈曲,PIP●屈曲

〈神経支配〉:正中神経〔C7〜T1〕
〈筋連結〉:長掌筋橈側手根屈筋尺側手根屈筋上腕二頭筋円回内筋
〈手根管〉:正中神経,長母指屈筋腱,浅指屈筋腱,深指屈筋腱,橈側手根屈筋腱が通過する。

〈触察〉:
円回内筋橈側手根屈筋長掌筋尺側手根屈筋の深層に位置し、橈骨から尺骨にわたる幅を持つ。
・浅層4筋の各筋間に指を押し込み、頭尾方向に動かしながら、橈骨,尺骨,前腕骨間膜に向かって圧迫して触察する。長掌筋尺側手根屈筋の間が特に広く、触察しやすい。

〈関連痛領域〉
・該当なし。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈起始〉:尺骨の前面の遠位1/4の領域
〈停止〉:橈骨の前面の遠位1/4の領域
〈作用〉:前腕部●回内
〈神経支配〉:前前腕骨間神経(正中神経)〔(C7)〜C8〜T1〕

〈触察〉:
・前腕部の前面の遠位約1/4の領域で、橈骨と尺骨の間に存在する。前腕骨間膜に向かって圧迫して触察する。

〈関連痛領域〉
・該当なし。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈起始〉:上腕骨の内側上顆,内側上腕筋間中隔,尺骨の鈎状突起
〈・〉:橈側手根屈筋の下(★少海
〈停止〉:橈骨の前面と橈側面(回内筋粗面)

〈作用〉:肘関節●回内▲屈曲
〈神経支配〉:正中神経〔C6〜C7〕

〈筋連結〉:浅指屈筋橈側手根屈筋上腕二頭筋

〈触察〉:
・前腕部前面浅層の4筋:前腕前面の近位1/4の部位で、上腕骨内側上顆から前腕部前面浅層を尾方に走行する筋腹が4つ有る。橈側から円回内筋,橈側手根屈筋長掌筋,(浅指屈筋),尺側手根屈筋

〈関連痛領域〉
・前腕掌側の外側縁、特に手首と母指の付け根にかけて。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

【きょうの健康9月号から】
・原因は「脳血管障害」「糖尿病」「首の骨の変形による神経障害」も考えられる。手以外(足,顔など)にもしびれや麻痺が起きたり、物が二重に見える場合は要注意。

◆手根管症候群
・手根管は手首の骨と靭帯に囲まれた手のひら側の空間。9本の腱(長母指屈筋,深指屈筋4本,浅指屈筋4本)と正中神経が通る。手の使い過ぎなどで腱がむくんで、正中神経が圧迫されることで起こる。
・手をよく使う人,骨折などによる骨の変形で手根管が狭い人,ホルモンのバランスが崩れやすい人(妊娠・出産期や更年期の女性など),長期間「透析療法」を受けている人(腱の周囲にアミロイドが沈着する)に発症しやすい。
大陵穴付近を軽く叩くと、小指以外の指や手のひらにしびれが起こる。
・夜中に手のしびれで目が覚める。中高年になってホルモンのバランスが崩れると、夜寝ている間に腱が腫れてくることがある。
・ボタンが掛けられない。親指の筋肉が痩せてくるため。
・治療の基本は安静。シーネ(手首と腕を固定する装具)で運動を制限する。
・手術は、手のひら側の靭帯を切開する。時間は30分程度で外来でも可。関節鏡(関節用の内視鏡)で行う場合もある。

◆肘部管症候群
・肘部管はオズボーン靭帯と骨に囲まれた空間。少海穴(内側上顆と肘頭の間)と青霊穴(遠位3寸)の間あたり。骨の変形などで尺骨神経が圧迫されることで起こる。
・上記部位を軽く叩くと、薬指と小指、手のひらの小指側にしびれが起こる。
・手の小指側の筋肉が痩せる。小指に力が入らなくなり、曲がってくる。
・薬指と小指だけが痺れる。
・治療の基本は安静。包帯などで肘を直角より少し伸ばした状態に保つ。
・手術は、オズボーン靭帯を切開する。時間は30〜40分程度で外来でも可。骨を削ったり神経を移動したりする場合もある。

天府(てんぷ)・侠白(きょうはく)

この2つのツボは、力こぶ(上腕二頭筋)のほぼ中心線上(長頭と短頭の筋溝)にあります。上腕二頭筋をまっすぐ貫通させると筋皮神経(烏口腕筋上腕二頭筋上腕筋を支配している)にアプローチできそうです。筋皮神経は前腕外側部の皮膚感覚を支配します。上腕動静脈,正中神経などは短頭の裏側にあります。

三角筋の下から出てきたばかりの場所で、長頭と短頭の区別が比較的容易で、筋皮神経へのアプローチがしやすいという点が、この場所にツボがある理由かと思います。筋皮神経への刺激で予想されるヒビキは肺経に符合しますね。

効能は、天府は腕神経痛・まひ,五十肩,高血圧症、侠白は腕神経痛・まひ,五十肩,肋間神経痛,心臓病とされています。

天府は禁灸穴とされているためか、臨床報告は侠白に関するものが多くあります。侠白については、頚肩部の筋緊張,吸気時の胸痛,上腕二頭筋長頭腱炎,母指の腱鞘炎,下腿前面(前脛骨筋長腓骨筋)の痛み等への効果が報告されています。

力こぶ

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