「釈尊の生涯」(春秋社)
「13.ウルヴェーラーにおけるカッサパ兄弟の帰仏」を読みました。
釈尊はマガダ国のウルヴェーラーに向かいました。ここにカッサパという姓の高齢の三人兄弟のバラモンがいて、三人合わせて千人の弟子がおりました。釈尊は長兄を教化することで全員が仏弟子となり、千人の比丘を率いることになりました。
さらに国王ビンビサーラも帰依し、国王所有の竹林精舎が仏教教団に寄進されました。
比丘たちは、毎日規則的な生活を繰りかえし、一日の大部分を禅定思惟によってすごしました。世間的なむだ話は禁じられ(聖黙)、話し合うならば仏教の教理学説や実践修行に関することに限られました。
《以下引用》
比丘たちに禁ぜられている世間的むだ話には、国王の話、盗賊の話、大臣の話、軍隊の話、恐ろしい話、戦争の話、食物の話、飲物の話、衣服の話、乗物の話、床臥の話、華鬘の話、香料の話、親類の話、村落の話、町邑の話、都市の話、国土の話、女の話、男の話、英雄の話、路傍の世間話、井戸ばたの雑話、死者の話、うわさ話、俗哲学、宇宙開闢の話、有りや無しやの話などのものがあげられる。
比丘が話すことを奨められている法談には、少欲の話、知足の話、欲を遠離する話、烏合の集会をしない話、精進努力の話、戒律の話、禅定の話、智慧の話、解脱の話、解脱したとの智見自覚の話などの十種(十論事)があり、その他、修行、証果、涅槃などについても語るべきである。
《引用終わり》
結構、細かい人なんですね…
《つづく》
「13.ウルヴェーラーにおけるカッサパ兄弟の帰仏」を読みました。
釈尊はマガダ国のウルヴェーラーに向かいました。ここにカッサパという姓の高齢の三人兄弟のバラモンがいて、三人合わせて千人の弟子がおりました。釈尊は長兄を教化することで全員が仏弟子となり、千人の比丘を率いることになりました。
さらに国王ビンビサーラも帰依し、国王所有の竹林精舎が仏教教団に寄進されました。
比丘たちは、毎日規則的な生活を繰りかえし、一日の大部分を禅定思惟によってすごしました。世間的なむだ話は禁じられ(聖黙)、話し合うならば仏教の教理学説や実践修行に関することに限られました。
《以下引用》
比丘たちに禁ぜられている世間的むだ話には、国王の話、盗賊の話、大臣の話、軍隊の話、恐ろしい話、戦争の話、食物の話、飲物の話、衣服の話、乗物の話、床臥の話、華鬘の話、香料の話、親類の話、村落の話、町邑の話、都市の話、国土の話、女の話、男の話、英雄の話、路傍の世間話、井戸ばたの雑話、死者の話、うわさ話、俗哲学、宇宙開闢の話、有りや無しやの話などのものがあげられる。
比丘が話すことを奨められている法談には、少欲の話、知足の話、欲を遠離する話、烏合の集会をしない話、精進努力の話、戒律の話、禅定の話、智慧の話、解脱の話、解脱したとの智見自覚の話などの十種(十論事)があり、その他、修行、証果、涅槃などについても語るべきである。
《引用終わり》
結構、細かい人なんですね…
《つづく》