ガソリン供給等の正常化のニュースも真実味を帯びてきました。これが最後になることを祈りながら、行きつけのスタンドの給油整理券配布の行列に今朝参加してきました。

「朝7時から整理券を配布します」というメールが昨夜9時ころに届きました。かなりの行列になり、前回は余りにひどかったので6時から配布したとのこと。そこで、朝4時に起きて、並びました。

スタンドを中心に車の行列がとぐろを巻いていて、どこが最後尾かも定かではない。すぐ前の車に付いていくと、最後尾とおぼしき所に並んだので自分も並んでみる。と、すぐ自分の後ろにも車が並ぶ。前の人を信じるしかないけれども、仲間ができると心強い。

月が出ていて、少し明るい。明け方に天気がいいということは、寒いということ。コートを2枚重ね着しても、アイドリングストップの車中でじっとしているのはとてもつらい。

5時前にはだいぶ白んできまして、準備していった本を読み始めました。ページを繰る指先がかじかんでいます。

私の後ろにもどんどん車が並んでいって、もう最後尾は見えません。

6時を過ぎましたが、動きがありません。今日は予定通り7時からの配布かな?と思っていると…

前の方から車が来て、私の目の前で止まりました。どうやら、前の車の知り合いのようです。

「おお!お前!早ぐ先さ行げは!ずっと前の方の3台くらい運転手いねんだ!行列とぎれっだんだじぇ!整理券な配ったんだは。早ぐんがねど無ぐなるは!」

→訳「ねえ!君!早く先に行きなよ!ずっと前の方の3台くらい運転手がいないんだよ!行列が途切れているんだ!整理券はもう配っていますよ!早く行かないと無くなりますよ!」

余りの大声だったので、私の後ろの車にも聞こえたようで、前の車と3台は並ぶのをやめて、スタンドに直行。数十台先で確かに列は途切れており、スタンドまではもう誰もいない!

スタンド周辺だけ、後から来たと思われる車が次々並び始めていて、そこに私たちも並びました。

というわけで、なんとか整理券をゲットしましたが、後ろの車はどうなったのか…

こんな行列は、今回で最後になればいいと思います。