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昔に比べたら全然大したことないのですが、山形でも正月から雪が降っています。

昔は朝早く起きて、自分の家の前の道路の雪を掃いておく(雪掃きとか雪かきとか言いました)のが雪国の掟でした。家の前がいつまでも掃かれていないのは恥ずかしいことでした。でも、これは交通は歩行が主であった時代のこと。

車が当たり前になって、道路を車が安全に走れるくらいきれいにしなければならなくなってからは、雪掃きに税金が投入されるようになりました。地元の建設業者など重機を持っている業者に市が委託して、道路の雪を道の端に寄せていくようになりました。大雪でみんな困っているときにほくそ笑むのが、この業者とスキー場関係の人々ということになります。

この除雪が行われるようになったことで、道路の雪掃きをする人がほとんどいなくなりました。除雪車の出動を市が依頼しない限り、道路の雪は放置されるようになりました。自分の屋敷内の雪はきれいに片付けても、道路の雪には一切手をつけないのが当たり前になったのです。道路の雪が邪魔になったら市に文句を言えばいいようになったんですから、自分で片付けるのはバカバカしいですよね。

更に問題なのは、除雪車による除雪は、雪をただ道の端に寄せるだけですから、家の玄関先に雪の山を平気で置いていくのです。ただ通り過ぎる車には都合がいいのですが、家に入ろうとしても入れない!家から出ようとしても出れない!ということが必ず起きるのです。

住宅地の除雪は通勤を意識してか、出勤時刻の前と帰宅時刻の前に行われるのが普通です。これ、気が利いているようですが、実際はとっても迷惑。いざ「出かけるぞ!」と車のエンジンをかけたら、除雪車が来て雪を置いていく。その雪を捨ててからじゃないと出勤できない!という事態が発生します。

帰りも同じ。家の前に着いたけど、雪の山があって家に入れない。路上駐車して雪を捨てなければならなくなります。勤め人の多い住宅地は、大渋滞が発生します。

こんなんだったら除雪するな!税金の無駄だ!と考えるのが普通ですよね。それで、市役所に電話したことがあります。
「えー、でも、除雪してくれという要望も多いものですから、やめられません。」という回答。
「それは除雪を委託されてる業者からの要望ですか?」と皮肉を言ってしまいました。

我が東根市の北の方はもっと降雪量が多く、この地域では除雪車とダンプが一緒に作業を行い、除雪した雪をダンプが河原などの雪捨て場に捨てて来るという方法を取ります。これだとすっかり雪が無くなるので助かりますが、当然経費はかかる。東根市でもやってもらえないのか、聞いてみました。

「排雪はできないのか、ということですね?天童市(東根市の南隣)でも村山市(東根市の北隣)でもやっていないものですから…」という回答。
「隣の市に右ならえの市政なんでしたら、合併して、市職員全員解雇した方がいいですよね!」と言って、電話を切りました。

まあ、これは、もっともっと大雪が降った昔の話です。若気の至りであります。市役所の方、言い過ぎてすみませんでした。温暖化は、このような悩みを幾分軽減してくれるかもしれません…。