トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:尺骨神経

〈起始〉:上腕骨の内側上顆,尺骨の後縁の近位1/2の領域,前腕筋膜
〈・〉:尺側手根伸筋と隣接(★支正),★小海★霊道★通里★陰げき★神門
〈停止〉:豆状骨,有鈎骨,第5中手骨の底

〈作用〉:
肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
手関節●掌屈●尺屈

〈神経支配〉:尺骨神経〔(C7)〜C8〜(T1)〕
〈筋連結〉:浅指屈筋深指屈筋上腕二頭筋長掌筋,小指外転筋

〈触察〉:
・前腕部前面浅層の4筋:前腕前面の近位1/4の部位で、上腕骨内側上顆から前腕部前面浅層を尾方に走行する筋腹が4つ有る。橈側から円回内筋橈側手根屈筋長掌筋,(浅指屈筋),尺側手根屈筋。
・手根部前面の3腱:抵抗に対して手関節を掌屈させると、手根部前面で3本の腱が浮き上がる。中央部で最も浮き上がるのが長掌筋腱、そのすぐ橈側が橈側手根屈筋腱、尺側に有るのが尺側手根屈筋。小指を自動的に外転させると確認しやすい。

〈関連痛領域〉
・尺側、掌側の手首。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

【きょうの健康9月号から】
・原因は「脳血管障害」「糖尿病」「首の骨の変形による神経障害」も考えられる。手以外(足,顔など)にもしびれや麻痺が起きたり、物が二重に見える場合は要注意。

◆手根管症候群
・手根管は手首の骨と靭帯に囲まれた手のひら側の空間。9本の腱(長母指屈筋,深指屈筋4本,浅指屈筋4本)と正中神経が通る。手の使い過ぎなどで腱がむくんで、正中神経が圧迫されることで起こる。
・手をよく使う人,骨折などによる骨の変形で手根管が狭い人,ホルモンのバランスが崩れやすい人(妊娠・出産期や更年期の女性など),長期間「透析療法」を受けている人(腱の周囲にアミロイドが沈着する)に発症しやすい。
大陵穴付近を軽く叩くと、小指以外の指や手のひらにしびれが起こる。
・夜中に手のしびれで目が覚める。中高年になってホルモンのバランスが崩れると、夜寝ている間に腱が腫れてくることがある。
・ボタンが掛けられない。親指の筋肉が痩せてくるため。
・治療の基本は安静。シーネ(手首と腕を固定する装具)で運動を制限する。
・手術は、手のひら側の靭帯を切開する。時間は30分程度で外来でも可。関節鏡(関節用の内視鏡)で行う場合もある。

◆肘部管症候群
・肘部管はオズボーン靭帯と骨に囲まれた空間。少海穴(内側上顆と肘頭の間)と青霊穴(遠位3寸)の間あたり。骨の変形などで尺骨神経が圧迫されることで起こる。
・上記部位を軽く叩くと、薬指と小指、手のひらの小指側にしびれが起こる。
・手の小指側の筋肉が痩せる。小指に力が入らなくなり、曲がってくる。
・薬指と小指だけが痺れる。
・治療の基本は安静。包帯などで肘を直角より少し伸ばした状態に保つ。
・手術は、オズボーン靭帯を切開する。時間は30〜40分程度で外来でも可。骨を削ったり神経を移動したりする場合もある。

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