トトガノート

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Tag:小沢一郎

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NHKスペシャル「永田町・権力の興亡」(11月1日より三夜連続放送分)を見ました。宮沢内閣滅亡(!)後の16年間の政治の駆け引きを、国会での多数派工作に終始した部分に焦点を当ててレポートしたもの。小沢一郎、細川護熙、村山富市、武村正義、野中広務、森喜朗、亀井静香、加藤紘一、菅直人、前原誠司、安倍晋三といった人々にインタビューを敢行し、「今だから話すけど…」というのを語ってもらった番組でした。

安倍・福田・麻生という内閣は、ただ与党であり続けるためのものだった。頭であるはずの総理大臣が実質はトカゲのシッポ的存在だった。ただ体裁だけのために存在していて、切り捨てても何の支障もない存在だった…ということを以前書きました。でも、これは、細川内閣誕生の頃から始まった政治手法だったようです。そして、その興亡の渦の中には、常に小沢一郎という男がいた。

上記の人々、謙虚と言うか正直というか、「そのときは与党になるために(あるいはあり続けるために)そうするしかなかった。それ以上の大層なことは何も考えていなかった。」ということを口々に言っていました。

「与党になること、あるいは与党で居続けること」が政治の至上命題だった。そのために国会での多数派工作に夢中になっていた。思想・信条・主張とか全く関係なく、手を組めるところとは誰とでも手を組んだ。そのためには、脅し・騙し等々手段は選ばない。ゆえに、与党になった瞬間、何をしたらいいか分からなくなる…

バカ野郎!というより、覚醒剤をやめられない人みたいで、可哀そうな人たちだなと思いました。

本来の政治は目的ではなくなっているのですから、官僚にやってもらうしかなかったんですね。そうなれば、官僚も自分たちの老後のために、いろいろな仕組みを作るのは当たり前かもしれません。

ずっと、政界をかき回してきた小沢一郎。これまでにも何度か与党の中にいたこともありますが、なかなか思い通りに事は進まなかった。「今回は、日本という国にとっても最後のチャンスだし、僕にとっても最後のチャンス」と、しきりにおっしゃっていました。

民主党はこれまで野党だったと言っても、小沢一郎のように与党経験者はたくさんいます。全くの素人集団ではない。平家物語の平家の如く堕落していく自民党を見ながら、ずっと鼻をほじってきた人たちです。政権交代直後に打ち出された数々の政策は(その後の些事はともかくとして)、まずまず悪くないと私は思っています。

とにかく実現して欲しいのは政治主導です。トカゲのシッポに成り下がった現状を、なんとか本来の姿に持って行って欲しい。官僚を政治家が束ね、政治家を国民が評価するという形に持って行って欲しい。これが、これから数十年の政治の潮流になるように、我々も頑張らなければなりません。
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1960年前後にアメリカ、日本でツイストというダンスが流行ったそうです。どういう踊りか知りませんが、体をねじるんでしょうね。きっと、このねじる踊りが今の国会でも流行っているのかもしれません。「会議は踊る、されど進まず。」

9日の党首討論。予想以上のつまらなさでした。とにかくガッカリしたのは小沢さんです。声に覇気が無いなと思っていたら、「お粥しか食べていない」と弱音を言う始末。ここ一番という時にシャキっとできないのも実力ですよね。「辞めたいと言い始めた社員を引き止めてはいけない。戦力にはならないから。」という言葉を思い出しました。

小沢さんも結局、既得権益側の人なのだろうなと思ってしまいました。本当は福田さんと一緒に改革を後退させたいのに、意に反したことを言わざるを得ない。体調崩れますよね。逆に、自分の意見を思う存分言えるとしたら、お粥しか喉を通らないような体調でも治ってしまいます。病気なんて、そんなもんです。瀕死の重病なら別ですが。

この体たらくでは、やっぱりガソリン戻るんでしょうかね…
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最近の政治、私が一番気になるのは、福田さんが小沢さんの名前ばかりを呼ぶことです。先に進まないのも小沢さんのせいにしようとする。小沢さんさえ「うん」と言えばいいという感じ。総理就任当初からそうでした。

民主党にポリシーがあるとは思わないのですが、強気でいられるのは世論調査の結果があるからです。「内閣不支持」「ガソリン暫定税率廃止賛成」「一般財源化賛成」となっているから、選挙になっても構わないわけです。

だから、福田さんの戦略としては主権者たる国民を説得するしかないはずです。最初から小沢さんなんか無視して国民を相手にすれば、少なくとも私は支持したかもしれません。密室でコソコソ決めてしまおうとしたから「この人は昔の政治家だな」と失望してしまった。

周囲の反対を押し切って記者会見を27日に開いたようなのですが、「本来ならば与野党協議の場で言うべきところ」とおっしゃっていたから、「この会見は小沢さんに対するメッセージであって、あなたがた国民が相手ではない」と言われた気がしました。

「予算に穴が開いてしまうのをどうするつもりか?」としきりにおっしゃっていましたが、どうせ無駄遣いされるお金なら、穴が開いてしまった方がいい。(無駄遣いが発覚したのに関係者を即座に処分しないということは黙認であり、再発は十分有り得る。)まあ、これも小沢さんに対して尋ねていらしたので、私の意見などどうでもいいでしょうけど。

「ねじれ国会」は異常事態だと言いますが、国民の方を向いていない政権の動きを封じているわけです。国民主権のためのバリエーションのひとつと捉えるべきではないでしょうか?

改革が求められているのですから、総理には自分から前例のない局面を作っていく気概が欲しい。「こんなことが許されるんでしょうか?」とかつぶやくだけで、オロオロしているだけだったら、日銀総裁と同じに総理も空席でいいような気がする。

福田くん、そろそろ頑張ろうぜ!
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