トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:人類

1万1700年前に氷河期が終わって完新世の到来が告げられると、気候は氷河期より温暖になったばかりか、安定度も増し、気候と降雨の極端な変動が少なくなった。氷河期の間にも、狩猟採集民はときおり植物を栽培してみようと試行錯誤を繰り返したが、その実験が根づくことはなかった。理由 おそらく、極端で急激な気候変化のせいで努力が立ち消えになってしまったからだろう。
(No.105)「人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病」

こんなことを書くと農家の人に怒られるとは思うのだが…こんな果樹王国のど真ん中で書くのはとっても勇気がいることなんだけれども…

農業が始まったきっかけが氷河期後の気候安定だということになると、最近の気候変動は農業にとって致命的なことだということになる。それは、後継者不足とかいう次元の話ではない根本的なことである。

地球の気候変動が再び激しくなってしまったら、 我々は再び 狩猟採集民に戻らなければならないのだろうか?

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先日書いた記事の逆を書いてみます。

一番わかりやすいのは生活習慣病です。私たちの体は、ある程度の運動をすることで血行が保たれ、筋肉や骨の脆弱化を防ぐようにできています。文明が開ける前は、ギリギリの高負荷運動を強いられ、飽きるくらい有酸素運動をして、やっとそれに見合うかどうかのカロリーを含む食事にありついていました。このバランスを崩して、生活習慣病なるものを誘発させているのは他ならぬ文明です。

健康に関する限り、文明が人類の自己改善に寄与しているとは必ずしも言えません。

さてここで、とても重要なことに人類は気付くべきかもしれません。この文明が開ける前の暮らしを続ける中で、私たちの知能は発達してきたということです。文明は、私たちの知能発達には寄与してくれているんだろうか?

これを疑う人はいないかもしれません。つまり、竪穴式住居で火を起こしての生活と、都会での忙しい生活と、どっちが頭にいいか?日々限界に挑戦し、難しい問題に頭を悩ませていると、どんどん頭が良くなるような気がしますよね。

でも、本当にそうなんでしょうか?

頭が活性化するのは、本を音読したりとか、手先を使ったりとか、比較的簡単にできることを何度も反復するとか、…と最近は言われています。だから、高度な文明にドップリ浸かった生活が、脳を活性化させるとは必ずしも言えないのではないか?私たちの脳は産業革命とかIT革命とかの後に発達したのではなくて、竪穴式住居にいたころ(あるいはもっと昔)により顕著に発達したのだということを再考するべきではないか…と思うのです。

体の単純作業は機械化できる。頭の単純作業はコンピュータにさせればよい。それでできた余暇で、人間はもっと高いレベルの問題に取り組むんだ!という方針で、我々の今の文明は走っていると思うんですが…

これって、体と頭のトレーニングを怠ることになりませんか?つまり、体も頭もどんどん軟弱になっているのかもしれません。難しい仕事ばかりしているとバカになるかも…職業病?

政治家をやっていると頭が悪くなるんじゃないか?とは、かねがね思っていることです。一方、毎日単純作業の繰り返しをしている農家のおばちゃんたちの頭の良さ(おまけに人も良い)にはいつも驚きます。

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先日のウイルスの話で、「…とりついた人(宿主)を殺してしまったら、自分も死んでしまうというジレンマを抱えた宿命。だから、ウイルス自体は人を病気にすることは望まないはずで、キャリアでとどまってくれるのを最も望むはず(意思があればの話だが)。」と書きました。この関係、人とウイルスの関係は、地球と人類の関係に似ていると思いました。

以前に私は「エコというエゴ」というタイトルで、地球と人類の関係を人と細菌(白癬菌:水虫)の関係に例えてみました。今度はウイルスで考えてみました。

私たちがウイルスに抱く脅威・恐怖そして嫌悪感。でも地球から見れば、私たち人類こそ脅威・恐怖・嫌悪の存在なのではないでしょうか?「人の振り見て我が振り直せ」というように、ウイルスから私たちが学ぶことは多々あるのかもしれない。

人間の免疫系がウイルスの侵入に気付かずにいる状態、これがその人にとってもウイルスにとっても一番幸せな状態なわけです。しかしウイルスが派手に活動してしまうと、免疫系が動き出してしまいます(「雉も鳴かずば撃たれまい」)。つまり、発症してしまいます。こうなると、その人もつらい、ウイルスもつらい、闘いの日々が始まります。

地球の健康状態を考えてみると、もう闘いの日々が始まっているようです。つまり、温暖化は人間というウイルスに参ってしまって、熱が出始めたということではないでしょうか?

《つづく》

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