トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:三角筋

〈起始〉:上腕骨の前面で三角筋の停止より尾方の領域,内側上腕筋間中隔,外側上腕筋間中隔,肘関節包の前面
〈・〉:上腕二頭筋腕橈骨筋の下(★尺沢),上腕二頭筋の下(★曲沢),上腕三頭筋と隣接(★手五里
〈停止〉:尺骨の鈎状突起と尺骨粗面,肘関節包の前面

〈作用〉:肘関節●屈曲

〈神経支配〉:筋皮神経,外側部の筋腹は橈骨神経〔C5〜C6〕

〈筋連結〉:三角筋上腕三頭筋烏口腕筋

〈触察〉:
・外側部:上腕骨の外側面中央部のすぐ尾方から、前内側尾方に走行する硬い筋腹。この筋腹に沿って肘窩の中央まで辿る。上腕筋の尾方に位置する腕橈骨筋との間を橈骨神経が走行する。
・内側部:上腕部の内側方から上腕二頭筋と上腕骨の間に指を押し込み、上腕骨の前面の遠位1/2の領域に存在する筋腹を、上腕骨に向かって圧迫して触察する。上腕筋内側部の筋腹の前方を、正中神経と上腕動脈が走行する。

〈関連痛領域〉
・肩峰までの上腕の前面、肘前面、母指基部の外側および後面。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈目的〉:
肩甲上腕関節の不安定性のスクリーニング。

〈方法〉:
患者:座位、または立位。腕(肩)を90°外転,外旋。肘は90°屈曲位。
術者:一側の手を肩関節の後ろに当て、他側の手で肘を掴む。肘を固定して、肩を前方にゆっくり押していく。

〈評価〉:
痛みを訴えたり、「肩が外れる感じ」がすれば陽性。習慣的脱臼,過去の脱臼,関節包の損傷などを疑う。脱臼時は三角筋遠位(肩峰のすぐ前方?)に窪みが観察される。

〈メモ〉:
肩甲上腕関節の脱臼は、前方が圧倒的(95〜99%)に多い。脱臼時には、腋窩動脈や腕神経叢の損傷を伴うことが多い。

参考文献「整形外科学検査法」

〈起始〉:
【長頭】肩甲骨の関節下結節
【内側頭】上腕骨の後面で橈骨神経溝より内側尾方の部位,内側上腕筋間中隔【外側頭】上腕骨の後面で橈骨神経溝より外側頭方の部位,外側上腕筋間中隔
〈・〉:三角筋の下(★臑会),上腕筋と隣接(★手五里),腕橈骨筋と隣接(★肘りょう),★青霊★天井★清冷淵★消れき
〈停止〉:尺骨の肘頭

〈作用〉:
肘関節●伸展
・【長頭】肩関節▲伸展▲外転

〈神経支配〉:橈骨神経〔C6〜(C7)〜(C8)〜T1〕

〈筋連結〉:
三角筋上腕筋腕橈骨筋烏口腕筋長橈側手根伸筋小円筋

〈触察〉:
・長頭:肩甲骨の関節下結節から肘頭に向かう筋腹に沿って上腕部の遠位1/5まで辿る。
・内側頭:上腕骨の内側縁で上腕骨頭のすぐ尾方の部位と、上腕骨外側縁の遠位1/3の部位(橈骨神経溝)を結ぶ線を想定。この線と上腕骨の内側上顆,外側上顆,肘頭に囲まれた領域に存在する筋腹。長頭と外側頭の深部に存在し、橈骨神経を挟む。
・外側頭:上腕部の後面中央部で、長頭のすぐ外側方の筋腹。上腕部の遠位1/4まで辿る。

〈関連痛領域〉
・近位は上腕の背面から、肩の背面にかけて。
・遠位は手の背面、薬指および小指まで。
・肘の直上、前腕の掌側まで。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈起始〉:【長頭】肩甲骨の関節上結節【短頭】肩甲骨の烏口突起
〈・〉:三角筋の下(★臂臑★肩内陵),腕橈骨筋の下・上腕筋の上(★尺沢),烏口腕筋の上(★天泉),上腕筋の上(★曲沢),★天府★侠白
〈停止〉:橈骨の橈骨粗面,前腕筋膜

〈作用〉:
肘関節●屈曲▲回外
・【長頭】肩関節▲外転
・【短頭】肩関節▲屈曲▲内転

〈神経支配〉:筋皮神経〔C5〜C6〕

〈筋連結〉:
烏口腕筋浅指屈筋円回内筋橈側手根屈筋尺側手根屈筋長掌筋深指屈筋

〈触察〉:
・停止腱:肘窩の中央部に指を置き、内外側方向に動かして、頭尾方向に走行する2本の腱を触察する。外側方の腱が橈骨粗面に終わる停止腱、内側方の腱は上腕二頭筋腱膜。
・短頭:上記の停止腱と烏口突起とを結ぶ線を想定して、触察する。上腕骨中央部より頭方の領域では烏口腕筋と接して走行する(短頭は細くて硬く、前方に位置する)。後方を正中神経や上腕動脈が走行する。
・長頭:上記の停止腱と結節間溝とを結ぶ線を想定して、触察する。長頭と短頭の境は上腕部前面の中央部付近で、上腕二頭筋全体の幅の中点からやや内側方の部位に指を押し込んで触察。

〈検査〉:
アボットサンダーテスト:横上腕靭帯(結節間溝を横方向に走る)の断裂,上腕二頭筋長頭腱の脱臼を検査する。
スピードテストヤーガソンテスト:上腕二頭筋長頭腱の腱鞘炎を検査する。

〈メモ〉:
・腱や腱鞘が機械的なストレスで炎症を起こすと、結節間溝内での腱の滑りが阻害され、痛みを発する。
・上腕二頭筋長頭腱は血管が発達していないため、退行性変化を起こしやすい。

〈関連痛領域〉
・筋肉そのものの領域から肘の内側、三角筋中部、および棘上筋の近位の領域にかけて。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

〈起始〉:後頭骨の上と外後頭隆起,項靭帯,第7頚椎〜第12胸椎の棘突起と棘上靭帯
〈・〉:半棘筋頭板状筋★天柱),肩甲挙筋★肩中兪★肩外兪),菱形筋(★定喘★大杼★風門★肺兪★厥陰兪★心兪★督兪★附分★魄戸★膏肓★神堂),広背筋★肝兪),棘上筋★曲垣★秉風★巨骨),★膈兪★肩井★天りょう
〈停止〉:肩甲骨の肩甲棘と肩峰,鎖骨の外側1/3の領域

〈作用〉:
【上部】肩甲骨●挙上▲内転●上方回旋
【中部】肩甲骨●内転
【下部】肩甲骨●下制▲内転●上方回旋
呼吸▲強制吸息

〈神経支配〉:副神経の外枝,頚神経叢の筋枝〔(C2)〜C4〕
〈筋連結〉:菱形筋上後鋸筋
三角筋

〈触察〉:
・補助線1:外後頭隆起から2横指外側方の部位と、鎖骨の外側1/3の部位を弓状に結ぶ線。下行部の外側上縁に相当する。
・補助線2:肩甲棘の内側端から2横指外側方の部位と、第12胸椎棘突起を結ぶ線。上行部の外側下縁に相当する。
・僧帽筋:補助線1,2,鎖骨の外側1/3の領域,肩峰,肩甲棘および後正中線に囲まれる領域に存在する。

〈関連痛領域〉
【上部→】首から乳様突起、耳から側頭部にかけて。下顎角。
【中部(特に肩峰近くの外端)→】腕(近位と肘下部分)の外側。
【中部・下部→】上背部を越えて頭蓋底の後頭部、左右肩甲骨間。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」

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