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「爆笑問題のニッポンの教養」を見ました。ゴリラの研究室の(5月13・20日放送分)です。

前篇で気になったのが、母系集団を作るサル(ニホンザルだったかな…)と父系集団を作るサル(ゴリラ)がいるということ。前者は母娘が非常に仲がいいけれども、後者は非常にあっさりしているとのこと。

日本人は元々、母系だったようです。大化の改新あたりからゴリラ形式に移行したんじゃないでしょうか。それでも、現代は母系が強くなってきたように思います。母娘の仲がいい。「親なび姫(カーナビのように親をナビゲートして二人で行動する娘)」と「あいのリッチ(娘の情報に相乗りしてリッチな気分を味わう母)」が増えているとか。

後編では、文明の発展の歴史のところ。停滞期と爆発的に発展する期間とが交互に訪れているということです。太田さんが、人間もゴリラもいいと思う「構え」があって、国にもそういう「構え」があるはずだと言っていました。ひとつひとつ理屈を積み上げて国を作っていこうとしているけれどもそれでは駄目で、皆がいいと思う「構え」を最初に決めてそこに向って皆が走っていく形がいいのだろう、と。

おそらく停滞期というのはその「構え」を模索する時期で、「構え」が決まれば全てが物凄いスピードでガラリと変わっていくんだろうと思います。それが発展期。何で今までこうしなかったんだろうと皆が不思議に思うくらい全てがうまい具合に進んでいくし、細かいことは相談しなくても皆どうすればいいか不思議とわかる…日常的なことでも経験したことはあるんじゃないでしょうか?国のレベルでも、そういう時期が早くやってくればいいと皆が願っているところでしょうけど。

来るべき時代を見極めることができず、身構えることさえできず、体勢が崩れっぱなしの現代。停滞が解けるのはいつのことやら…

《つづく》