F902iを使い始めたころは、お財布ケータイの機能は要らないと思っていました。使えるお店が近くになかったし。

でも、これが年配の人に受けていると聞いて、なるほどと思いました。年を取ると小銭の扱いが苦手になるんですね。私のお客さんでも、100円と10円を間違える方が意外と多いのです。大きさも色も全然違うのですが、この区別も難しくなるようです。

自分も今のうちに慣れておこうと思いまして、エディを始めました。最初は3000円だけチャージしたのですが、当時近所で使える店はサンクスだけだったので半年くらいそのままでした。初めて使ったのはやはりサンクスでしたが、ドキドキでした。

「エディでお願いします」と恐る恐る言うものだから、
「えっ?何ですか?」と聞き返されて、イーディって読むんだったかな?と思ったりして、冷汗ものでした。

使える店が徐々に増えてきまして、ドラッグストアやホームセンターでも使えるようになりましたが、今度は店員さんが不慣れで、
「え…でぃ…ですか?ちょっと聞いてきますね」
と言われて待たされることの方が多かったですね。エディもわかんねぇのかよ!という顔をして優越感(?)を感じながら待っていましたが、時間がかかるので不便でした。

F905iが手元に届いて最初に行ったのが、エディの移動です。いったん預けてから、新しいケータイで受け取るという作業になりますが、手数料がたしか105円取られました。

そして早速、ファミマで使ってみました。店員が慣れた調子で言いました。
「エディですね?iDじゃなくてedy。」

田舎にもだいぶ浸透してきたようです。


つづく