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表紙は不気味な三つの影。とても素敵な人たちには見えない。読んでみると、この三人は泥棒じゃないですか!「どこが素敵なんだろう?」と思いながら、どんどん読み進みました。
変化は、ある少女との出会いからでした。それから、どんどんと三人は坂道を転がるように(?)素敵になっていきます。
子どもの素朴な疑問には、ドキリとさせられることがあります。次々と繰り出される「なんで○○なの?」という質問の中には、時として考えてもみなかった哲学的な問いかけがあったりして、「何でだろう?」と自分の人生を振り返ってしまったり…。回想に入ってフリーズしてしまった私に、「ねえ、早く答えてよ」と娘が容赦なく迫ってくる…。
著者のアンゲラーさんにも娘さんがいて、この本はその娘さんに捧げるとのこと。きっとアンゲラーさんも娘さんにやり込められて、この本を着想したのではないでしょうか?
原書が出たのが1963年となっていましたので、娘さんは私より少し年上くらいでしょうねぇ、きっと。アンゲラーさんはいいお爺ちゃんになっていることでしょう。