トトガノート

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自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「19.フラッシュバックはどんな感じですか?」(p52〜53)【What are your flashback memories like?(p62-63)】を読みました。

前回、「思い出し笑い強烈なもの」という表現が出てきました。

それは、「フラッシュバックの笑える場合」ということかもしれません。記憶が突然押し寄せて来て、楽しい記憶ならば笑えるけれど、嫌な思い出ならば苦しくなって泣き出してしまう…。

【p62】
... when this happens, the emotions I felt originally all come rushing back to me, like a sudden storm.

... I know I have lots of pleasant memories, but my flashback memories are always bad ones, and from out of the blue I get incredibly distressed, burst into tears or just start paniking.

私も、嫌な思い出を思い出して叫びたくなる時はありますが、その衝動は抑えることができます。フラッシュバックは抑えられないほど鮮明な嵐なのですね。

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「18.ものすごくハイテンションになるのは嬉しい時ですか?」(p50〜51)【When you're on one of your highs, what's going through your mind?(p60-61)】を読みました。

前に「思い出し笑い」と書きましたが、今回「思い出し笑いの強烈なもの」という表現が出てきました。

英語では、次のように訳されています。

【p61】
... a stronger version of those times when you remember something funny

「思い出し笑い」はそんなに悪いことじゃないと思いますけどね。健康にも良いと思います。

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「17.手のひらを自分に向けてバイバイするのはなぜですか?」(p46〜47)【Why do you wave goodbye with your palm facing yourself?(p57-57)】を読みました。

身体感覚というのでしょうか、自分の体がどうなっているかを目で見なくとも感じ取れる能力。これが、自閉症の人はうまくできないようですね。これは、前回の自分の体に対する違和感と関連しているように思います。

【p57】
... I found simple gym exercises and dancing quite impossible. The reason is that imitating movement is difficult for people with autism. Because we don't know our own body parts so well, moving those parts the body we can track with our eyes is our first step towards imitating movement properly.

私は最近ヨガを始めましたが、自分の体がどうなっているか訳が分からなくなるときがあります。私の能力もそんなに上等ではありません(笑)。

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「16.体に触られるのは嫌ですか?」(p44〜45)【Why are your facial expressions so limited?(p55-56)】を読みました。

東田さんはそうでもないそうなのですが、自閉症の人の中には体に触れられることを極度に嫌がる人もいるようです。

「君が教えてくれたこと」というドラマをdtvで見ていると先日書きましたが、このドラマの中でもともさかりえさんが演じる自閉症のヒロインは体に触れられることを嫌がっています。

普通の人でも体に触れられることが嫌な場合はありますが、自閉症の人はちょっと違う恐れを感じるようです。

【p55】
... More generally, for a person with autism, being touched by someone else means that the toucher is exercising control over a body, which even its owner can't properly control. It's as if we lose who we are. Think about it - that's terrifying!

他人に自分の体を乗っ取られてしまうんじゃないかという恐怖。逆に言うと、それだけ自分の体を操縦しきれていないという不安や苛立ちを、常に感じているということでしょう。

【p55】
There's also the dread that by being touched our thoughts will become visible. And if that happened, the other person would really start worrying about us. You see? We put up a barricade around ourselves to keep people out.

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「15.表情が乏しいのはどうしてですか?」(p42〜43)【Why are your facial expressions so limited?(p53-54)】を読みました。

私も小さい時からこういう傾向はありました。長い人生をかけて変えてきましたが、自分も自閉症に似た傾向があったように思います。

【p53】
... At other times, if we're surprised, or feel tense, or embarrassed, we just freeze up and become unable to show any emotion whatsoever.

そもそも周囲の人と気持ちをシェアすることが難しいのですね。私は自閉症ではありませんでしたが、かなりユニークだったので、人と気持ちをシェアすることが難しかったです。打ち解けていない人たちからの視線にさらされているとき、固まってしまうのは当然かと思います。

【p54】
... What makes us smile from the inside is seeing something beautiful, or a memory that makes us laugh. This generally happens when there's nobody watching us. And at night, on our own, we might burst out laughing underneath the duvet, or roar with laughter in an empty room ... when we don't need to think about other people or anything else, that's when we wear our natural expressions.

これは、とっても自然なことだと思うんですが。私も、一人っきりでゲラゲラ笑っていたりして、気味悪がられたことは多々あります。他人の視線を忘れてニヤニヤ思い出し笑いしたりして、「むっつりスケベ!」と言われたことも数え切れません。

とっても自然なことだと思うんですが…私にも理由が分かりません(笑)。

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「14.声をかけられても無視するのはなぜですか?」(p40〜41)【Why do you ignore us when we're talking to you?(p51-52)】を読みました。

【p51】
A major headache for me, however, is that even when someone's right here in front of me, I still don't notice when they're talking to me.

'Not noticing', however, is not the same as 'deliberately ignoring'. But often people assume I must be arrogant or 'retarded'.

自閉症の方は、何かをしながら別の何かもするという並列処理が苦手なようです。今回の件もこれに起因しているように思います。

「〜しながら」ができないということは、ひとつのことに集中しているとも言えるわけですが、なかなかそうポジティブな捉え方ばかりもできないようです。

【p52】
A person who's looking at a mountain far away doesn't notice the prettiness of a dandelion in front of them. A person who's looking at a dandelion in front of them doesn't see the beauty of a mountain far away. To us, people's voices are a bit like that. It's very difficult for us to know someone's there and that they're talking to us, just by his or her voice.

So it would help us a great deal if you could just use our names first to get our attention, before you then start talking to us.

私は、娘の小学校に保護者として行くのが苦手です。よそのお母さんの顔が覚えられないので(特に女性は髪型を変えたりするからだと思う)、挨拶をしなければいけない人なのかそうでないのか、今挨拶をしたのは自分に対してなのか後ろに立っている人にたいしてなのか、戸惑ってしまうことばかりです。戸惑っているうちに、顔を覚えている人に挨拶するのを忘れたりすることもあります。

わざと無視するなんてことは断じてないのですが…。

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「13.みんなといるよりひとりが好きなのですか?」(p38〜39)【Do you prefer to be on your own?(p47-48)】を読みました。

「いいのよ、ひとりが好きなんだから」

と、日本語では言いますが、これだけでは若干状況が分かりにくいです。英文だとはっきりします。原文より英文の方が分かりやすいというのは一見奇妙ですが、よくあることです。

【p47】
'Ah, don't you worry about him - he'd rather be on his own.'

How many times have we heard this? I can't believe that anyone born as a human being really wants to be left all on their own, not really. No, for people with autism, what we're anxious about is that we're causing trouble for the rest of you, or even getting on your nervous. This is why it's hard for us to stay around other people. This is why we often end up being left on our own.

自閉症の方に限らず、病気の人、お年寄り、よそから来た人、更には特別でも何でもないクラスメートとかに対してまで、私たちはちょっとでも理解し合えないことを見つけると、それ以上は立ち入らないようになっています。

それは、都合の良い社交術かもしれません。スムーズにいかないやり取りを繰り返すよりも、お互い気を使わなくて楽なのかもしれません。

そうすることは必ずしも間違いではありません。でも、たまらなく寂しい場合もあります。たまらなく悲しい場合もあります。

【p48】
Whenever I overhear someone remark how much I prefer being on my own, it makes me feel desperately lonely. It's as if they're deliberately giving me the cold-shoulder treatment.

高機能自閉症の女性をヒロインにしたラブストーリー「君が教えてくれたこと」というドラマを見つけました。現在dtvで見られるので、見てみようと思います。奇しくも初回のタイトルが「私はひとりじゃない?」で、最終話は「君はひとりじゃない」です。

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「12.自閉症の人は手をつなぐのが嫌いですか?」(p36〜37)【You seem to dislike holding hands with people.(p45-46)】を読みました。

【p45】
It's not that we don't like holding hands, it's just that, if we happen to spot something interesting, we can't help but dash off and let go of the hand we were holding.
...
It's this impulse kids with autism have to dart off to anything that looks remotely interesting: this is what we have to tackle.

この本は中学生の時に書いています。乳幼児の頃と違って、手をつなぐというのは特別なことになってくると思います。

私が中学生の頃を思い出してみると、フォークダンスとかで気になる女の子と手をつなぐのが嬉しいんだけど、恥ずかしいので嫌そうな素振りをしたりしていました。

東田さんの場合は、そんな気持ちは全くないのかどうか…。女の子と手をつなぐことを意識し過ぎてる変態よりは、ドライですがすがしいような気もしますけど。

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「11.どうして目を見て話さないのですか?」(p34〜35)【Why don't you make eye contact when you're talking?(p43-44)】を読みました。

【p43】
True, we don't look at people's eyes very much. ...

Then, where exactly am I looking? ... What we're actually looking at is the other person's voice. Voices may not be visible things, but we're trying to listen to the other person with all of our sense organs.

私もアイコンタクトは苦手です。シャイだから、人の目をみない癖がついたのだと思っていました。でも、この文章を読んで、自分も言葉をしっかり聞こうとするために目が宙に浮いているのではないかと思うようになりました。

意志疎通を図るには言葉だけでは十分ではなくて、アイコンタクトも大切です。分かっているんだけど、なかなかできない。不器用な自分です。

まして、自閉症の方は、並列処理が苦手なようです。言葉を聞きながら、相手の表情も読み取るなんてことはなかなか難しいでしょう。

「目を見ていれば相手の話をちゃんと聞いていると、みんなが思い込んでいる」というのは、興味深い指摘です。実際は「鼻毛が伸びてるな」とか「化粧が濃いな」とか考えているかもしれないのに(笑)

《インデックス》

自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「10.どうして上手く会話できないのですか?」(p30〜31)【Should we listen to every single word you say?(p39-40)】を読みました。

【p39】
We don't even have proper control over our own bodies. Both staying still and moving when we're told to is tricky - it's as if we're remote-controlling a faulty robot. On top of this, we're always getting told off, and we can't even explain ourselves. I used to feel abandoned by the whole world.

病気になってしまったり、年を取ってくると、「不良品のロボットを運転している」ような感覚になることはあります。そんな感覚にならない段階であっても、私たちだって完璧な良品ではないのですから、自閉症の方々との本質的な違いはないのだろうと思います。

ただ最初から、「不良品」を自覚しなければいけない人生はどんなにつらいことでしょう。「どうして自分は生まれてきたんだろう」という思いに至るのも当然のことです。そこは健常者でさえ陥る苦悩の袋小路なのですから。

【p40】
Please don't judge us from the outside only. I don't know why we can't talk properly. But it's not that we won't talk - it's that we can't talk and we're suffering because of it. All on our own, there's nothing we can do about this problem, and there were times when I used to wonder why Non-Speaking Me had ever been born.

《インデックス》

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