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『平家物語』と『海道記』を読みました。今回も鎌倉時代の作品です。
『平家物語』は、冒頭の部分しか分かりません。そして、「仏教」「無常感」というイメージしかありません。でも、引用されている小林秀雄氏の『無常という事』という文章では、このイメージは誤りではないかと指摘しています。『平家物語』は平家衰亡の叙事詩であり、無常感があることは否めないが、それがメーンとは思えない。これは、ビックリでした。
以前、インドに行ってきた方から「祇園精舎に鐘は無いんですよ」と教えていただき、とってもビックリしました。それと同じくらいのビックリ。祇園精舎がらみのビックリです。勝手に抱いたイメージは、まさに無常。風の前の塵のごとくすぐに消え去ります(笑)
『海道記』は、初めてお会いした古典かもしれません。難解でとっつきにくいけれども、格調の高い文章で、京都では鎌倉を憎み京の文化を誉め、鎌倉に来ては鎌倉の文化を誉めるという内容だそうです。実際難解なのでよく分かりませんが、鎌倉時代にこんなインテリがいて、素晴らしい文章を書いているというのは、日本人として誇りに感じます。
【グラス片手に大人の公文】国語〔K-070〕