トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Category:★鍼灸治療室トガシ > はりきゅう日記

一応、「師」がつく仕事なので(?)、師走は忙しい。

2,3日前から首こりから来る頭痛があった。自分で揉んではいたけれど、それだけではダメだった。

今日、やっと自分で治療。やはり、鍼じゃないとダメだ。




骨まで当てて(筋肉貫通!)、2時間ほど放置。ギュワ〜ンという響きがたまらない。時間が経つと落ち着いてくるので、鍼を回したり、ツンツンしたりして楽しむ。

鍼を抜いた後は、違う痛みに変わった。依然として痛みは残っているのだが、痛みの質が変わったという点がポイント。その痛みも2時間ほどで消えていった。

自分を自分で治療すると、押した時の感じと押された時の感じ、鍼を刺した時の感じと刺された時の感じ、お灸をした時の感じとされた時の感じ、つまり施術者側の感覚とクライアント側の感覚を同時に体験できる。

この感覚は、しっかり記憶しておかなければならない。クライアントのコリを押す瞬間、鍼を刺す瞬間、お灸を燃やしている瞬間、この記憶を呼び起こすために。

開業して間もない頃に、気がついた。例えば「腰が痛い!」となった時に、最初に鍼灸を考える人がとても少ないということ。

関西の方だと小児鍼なども普及していて、子供のころから鍼灸は身近な存在のようである。それが、関東、東北と移るほどに薄い存在になって来るようだ。

「鍼灸です!」と言っているのに「整体の先生」とか「マッサージの先生」としか呼んでもらえず、悩んだ時期もあった。

選択の順番として、「整体」が最初の方に来ている。「整形外科」というのが意外に後ろの方。そして鍼灸は、その更に後の方。これが一般的な傾向のようだ。

最初は「しまった!」と思ったけれど、これも悪くないと思うようになった。「最初に行った整体ではどんな治療を受けましたか?その後、どうでしたか?」と聞けるからである。

「その次の接骨院ではどうでしたか?」
「その次の整形外科ではどうでしたか?」

これはとても勉強になるし、自分の治療方針を決める上でとても参考になる。

それに気づいてからというもの、順番をとばしてきた人には「せめて主治医の診断は受けて下さい。」と言っている。

◆◆◆鍼灸治療室.トガシ◆山形県東根市◆◆◆

訪問日記(12)〔My Clients - 小さな偉人伝〕「旧街道沿いの家」他

訪問日記(11)〔My Clients - 小さな偉人伝〕「さくらんぼの森」他

訪問日記(10)〔My Clients - 小さな偉人伝〕「二人の娘」他

訪問日記(9)〔My Clients - 小さな偉人伝〕「3つの木目込み人形」「動脈瘤の思い出」「小さなお家」他

訪問日記(8)2015/6/30〜

訪問日記(7)2015/4/2〜

訪問日記(6)2013/3/16〜

訪問日記(5)2009/5/9〜

訪問日記(4)2008/2/13〜

訪問日記(3)2007/10/01〜

訪問日記(2)2006/5/28〜

訪問日記(1)2005/9/15〜

5−12.「さくらんぼの森の老人ホーム」〔小さな偉人伝〕
…いつの間にか、電話が来なくなって数カ月が経った。翌年の元旦、信市郎さんとスエさんから年賀状が届いた。住所は老人ホームになっていたが、やはり鎌倉の老人ホームではなく、さくらんぼの森の中にある老人ホームだった。


5−11.「鎌倉の息子さん」〔小さな偉人伝〕
…それから一週間ほどして、スエさんの番号から電話があった。
「先日はどうもありがとうございました。嫁です。今、こちらに来ているので、お父さんとお母さんをお願いできますか?」
訪問してみると、息子さんも来ていて、丁寧に先日をお礼を言って下さった。息子さんも嫁さんも、穏やかで優しい感じの人だった。


5−10.「二階の状況」〔小さな偉人伝〕
…二階には布団が敷いてあり、スエさんが寝ていた。枕元にはダイヤル式の黒電話。
その脇には、大きな皿に山菜の天ぷらが山盛りに盛り付けられていた。それを、信市郎さんがつまみながら、一升瓶を置いて酒を飲んでいた。顔は真っ赤で、とても嬉しそうな顔をしていた。いつも、お酒はコップ一杯と厳しく言われていたはずだが、スエさんが寝込んだのをいいことに飲み放題状態になっているらしかった。


5−9.「午後の電話」〔小さな偉人伝〕
…その後、すぐに電話してみたが、何回呼び出しても出ない。
老夫婦の二人暮らし。夫はアルツハイマーで、妻が介護している。でも、ヘルパーさんは断ったから、もう来ない。「介護疲れの妻が悩んだ挙句…」などという新聞の見出しが頭をよぎった。


5−8.「介護サービス」〔小さな偉人伝〕
…そんなある日、
「今日はヘルパーさんが来る日だったと思いますが、大丈夫ですか?」と聞いてみると、
「ヘルパーはね。断っちゃった。うるさいから。」…

5−7.「ヘルパーさん」〔小さな偉人伝〕
…ヘルパーさんが来ている時もあった。スエさんと並んで座って、私の施術を見ていた。これも勤務の一環なのだろうか?と疑問に思ったが、スエさんがOKなら問題はないのだろう。それよりも、このヘルパーさんは私に対して敵対的な雰囲気があった。…

5−6.「息子を待つ母」〔小さな偉人伝〕
…今度の連休のところには「健一」と書いてあった。
「健一さんというのは、ひょっとして鎌倉に住んでいる息子さんですか?」と尋ねると、スエさんは「そうなのよ。」と答えて、いつもより嬉しそうに話し始めた。…

5−5.「貨車の中で」〔小さな偉人伝〕
…信市郎さんは視線の先を指差して、「山が燃えている。見えませんか?」と言う。
その方向に窓はない。山の絵や写真が壁にかかっているわけでもない。これは、調子を合わせた方が良さそうだと私は思った。「そうですね。煙が見えますね。」…

5−4.「お父さんの施術」〔小さな偉人伝〕
…少しの間、信市郎さんは私の施術を見ていたが、ついには私に指示を出し、自分も手伝い始めた。
「じゃあ、あなたはそっちの方お願いします。私はこっち側をしますから。」
私はスエさんの右半身を施術していたのだが、信市郎さんはスエさんの左手を取って揉み始めたのだ。


5−3.「鷲手のお母さん」〔小さな偉人伝〕
…「何百匹もの豚を私が独りで育てたんだよ!お父さんは何も手伝わないで、私から話を聞いて、飼育の方法をいろんなところに教えに行ってたの。本まで書いたんだよ。全部自分がやったみたいに。」とスエさんは話してくれた。本もパラパラっと見せてくれた。結構分厚くて、表やグラフもあり、きちんとした数値データが盛り込まれている本のようだった。


5−2.「アルツハイマーのお父さん」〔小さな偉人伝〕
…「お父さんと私、二人お願いしたいの。いいでしょう?」
私が「はい」と答えると、
「でも、お父さん、アルツハイマーって言われてるのよ。」
お父さんというのは、スエさんのご主人、信市郎さんのことだった。


5−1.「さくらんぼの森」〔小さな偉人伝〕
…私が初めてそこを訪れた時、さくらんぼの白い花が咲いていた。6月に赤いさくらんぼの実がこの家を取り囲む光景を想像したら、「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家のように思えた。…

〔続きはこちら〕

大まかですが、体のどこが凝っていたかを3段階で絵にしています。

青:そんなに凝ってない
黄:少し凝っている
赤:かなり凝っている
白:施術(触診)していない

これは、その人の体の他の部分と比べた相対評価です。ですから、他の人のパターンと比較しても意味がありません。

逆に、自分のパターンを時系列で比較していくことは意味があります。

いつも週に一度のペースで施術して下さっている方のパターンをつなげて、アニメーションにしてみました。

約4カ月間のコリの変化です。頻繁にメンテナンスしているので、「赤」であってもひどいコリではなく、一回の施術でコリはかなり軽減します。

凝っている場所がいろいろと変化するのは、そのためです。


号外.「アクセル?ブレーキ?クラッチ?」
…「クラッチを踏むと足がつることがあるんです。」
「えっ!? それは危険ですね。ふくらはぎですか?足の底ですか?」と私。
「あー、そこです。そこのところ。」いま、押圧しているのは足の底。しかし右足である。…

号外.「「まんじゅうこわい」の人は本当にまんじゅうが怖かった?」
…お客様のお友達の旦那さんが、タバコをなかなかやめてくれないとのこと。兄弟が病気で亡くなっているし、本人もドックの成績は良くない。医師からも禁煙を勧められている。奥さんは気が気ではない。…

4−4.「オレオレ詐欺」〔小さな偉人伝〕
…そんなある日、渋木さんが独りで家にいる時に、電話が鳴った。
「もしもし、婆ちゃん?オレだけど。」
「ん?大樹かい?」と、渋木さんはついお孫さんの名前を言ってしまった。…

4−3.「お客が絶えない家」〔小さな偉人伝〕
…この寛大な決断をして二十年くらい。この決断が渋木さん(仮名)の場合は好循環を生んでいるように思えた。とにかく来客が多いのである。近所の人や智恵子さんの友達が入れ替わり訪れる。もしも娘夫婦が同居していたら、これほど気兼ねなく人が訪れることは無かっただろう。…

4−2.「寛大な決断」〔小さな偉人伝〕
…男の子にこだわるのは、当然のことながら後継ぎの問題である。昭和一桁生まれの渋木さん(仮名)の世代は、十人近く兄弟がいるのも珍しくなかったが、その次の世代はせいぜい3人兄弟くらいである。緩やかな少子化が始まっていたと言えなくもない。…

4−1.「二人の娘」〔小さな偉人伝〕
…次女が産まれてから初めて渋木智恵子(仮名)さんのお宅に訪れた時、すぐに聞かれた。
「二人目、産まれたんだって?どっち?」
「また女でした。」と答えたら、
「あら、うちと同じだ。良かったね!」と言ってくれた。…

〔続きはこちら〕

3−5.「頼る人、頼られる人」〔小さな偉人伝〕
…「出産祝いは決めてありますからお金準備してきて下さい、なんて言うんですよ。全く、今の若い者は(笑)」
と言う連太郎さんの顔は嬉しそうだ。…

3−4.「毎日お見舞いに行く」〔小さな偉人伝〕
…施術していると、連太郎さんがポツリと言った。
「家内は病院に行ったんですよ。」…

3−3.「90歳の狩人」〔小さな偉人伝〕
…運転免許を持っていない彼は、健康のためというよりは買い物などの日常的な用事のために歩いているのだろう。もちろん、それが彼の今日の健康に寄与していることは自他ともに認めるところである。…

3−2.「ノン・バーバルな治療」〔小さな偉人伝〕
…本人に余り自覚がないとすれば、私が本当に癒すべきは朋子さんが痛そうにしている様子を心配する御主人の心かもしれない。それにしても何と優しい御主人だろう、と思った。…

3−1.「小さなおうち」〔小さな偉人伝〕
…玄関を開けて「御免下さい!」と声をかけると、すぐ前の障子戸がスッと開いて、小鳥が巣箱から頭を出すように、眼鏡をかけた白髪の老人の顔が現れた。後の会話で80代後半であることが分かったが、動作は機敏で、口調も早い。…

2.「動脈瘤の思い出」〔小さな偉人伝〕
…「なんだか、動脈みたいに脈が感じられるんですが…」と言うと、
「そうですよ。動脈ですよ。」
「え?」
「動脈瘤なんですよ。」と、主治医は平然と答えた。…

1.「三つの木目込み」〔小さな偉人伝〕
...作りかけの木目込み人形が三体もある。ほぼ出来上がったサル、半分くらいのサル、全然手つかずのサル。まるで日光の三猿だ。...

〔続きはこちら〕

Accelerator, brake, and clutch.

NHKの「総合診療医ドクターG」。患者さんが何気なく言っている言葉の中に隠されている治療のためのヒントを決して見逃さない。

素晴らしい。鍼灸師もかくあらねばならない…そう思い立ったある日。あるお客様の一言。

「クラッチを踏むと足がつることがあるんです。」

「えっ!? それは危険ですね。ふくらはぎですか?足の底ですか?」と私。
「あー、そこです。そこのところ。」いま、押圧しているのは足の底。しかし右足である。

「えーっと。足の底。左足のですか?」と私。
「いや、だから、そこですよ。いま押してもらってるところ。」

「えーっと。ということは、左足でペダルを踏んだ時に右足がつるということですね?」と私。
「いや、右足で踏んでる時です!」

「えーっと。クラッチを右で踏んでるんですか?」と私。
「あ(笑)。ブレーキです。アクセルとかブレーキ。」

「余計危ないじゃですか(笑)よく揉んでおきましょうね。でも、やっぱり、マニュアル車に慣れてしまうとオートマは運転しずらいでしょうからね…ずっとマニュアル車を乗ってらっしゃるんですよね?」と私。
「(笑)いえいえ、オートマ運転してます。」

突っ込まなくていいところに突っ込んでしまった。総合診療医への道は険しい。

「訪問日記」一覧

◆◆◆鍼灸治療室.トガシ◆山形県東根市◆◆◆

I am afraid of a steamed bun.

お客様のお友達の旦那さんが、タバコをなかなかやめてくれないとのこと。兄弟が病気で亡くなっているし、本人もドックの成績は良くない。医師からも禁煙を勧められている。奥さんは気が気ではない。

事あるごとにタバコの害を訴え、毎日のように「やめて下さい!」と言っている。それなのにやめない。実は、この旦那さんは医療機関とも接触のあるお仕事をしているので、喫煙者の真っ黒になった肺の写真を見る機会も多い。しかも、それを奥さんに報告する。「いやぁ、タバコってのは酷いもんだな…」

これで、奥さんも「やめてくれるのかな?」と期待したらしい。しかし、「コンビニに行ってくる。」と言って出かけては、どこかで吸ってくるらしい。タバコの匂いが絶えない。「全く何を考えているのかしら!」

「どうしたらいいと思います?」とお客様に尋ねられた時に、「スタンフォードの自分を変える教室」を思い出した。

まず第6章の「どうにでもなれ効果」。「タバコってのは酷いもんだな…」というつぶやきは口先だけのことではなくて、本当に心の底からそう思っているのではないか?ということ。ひょっとしたら、奥さん以上にタバコの恐怖にビクビクしているのだ。でも、恐怖のあまりパニック状態になった時、心を平安に戻すために喫煙者がすがるものはタバコしかないのである。たとえそれがタバコに対する恐怖であっても。

具体的な対策は第4章「罪のライセンス」にあったのを思い出した。

旦那さんが好きなタバコをどっさり買ってくるのである。そして、言う。「もう、タバコをやめるなんて無理でしょうから、毎日1箱必ず吸って下さい。」とノルマを課す。

でも、これを奥さんが実行するのもなかなか勇気のいる話である。ひょっとしたら、旦那さんがタバコをやめることよりもハードルが高いかもしれない(笑)。

ところで、この方法は、糖尿病や肥満などで甘い物をやめようとする場合にも有効である。そこで思い出したのが落語の「まんじゅうこわい」。糖尿病の恐れがあって、本当にまんじゅうが怖かったのではないか?なんていう可能性も考えられる。

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◆◆◆鍼灸治療室.トガシ◆山形県東根市◆◆◆

いい名前が思い浮かばなかったので、そのまんまコリーパターンと呼びます。




大まかですが、体のどこが凝っていたかを3段階で絵にしています。

青:そんなに凝ってない
黄:少し凝っている
赤:かなり凝っている

白は施術(触診)していないところです。

全体の傾向を示した、相対評価です。他の人と比較しても余り意味はありません。自分の体の部位ごとの比較、左右の比較、時間経過の比較の参考にして下さい。

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