トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Category:★鍼灸治療室トガシ > はりきゅう日記

【当院について】こちらのページをご覧下さい。
【 予約電話 】080-1817-4161
【 メール 】totogax@gmail.com

〔9月23日16時00分現在〕
↓「○」は予約可能。「×」は予約不可。

9月23日(土)
9時:×
10時:×
11時:×
正午:−
1時:○
2時:○
3時:○
4時:○
5時:×
6時:−
7時:×
8時:○
9時:○

9月24日(日)
9時:○
10時:○
11時:○
正午:−
1時:×
2時:×
3時:○
4時:○
5時:○
6時:−
7時:×
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9月25日(月)
9時:×
10時:×
11時:○
正午:−
1時:×
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3時:×
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8時:×
9時:×

9月26日(火)
9時:○
10時:○
11時:○
正午:−
1時:○
2時:○
3時:○
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9月27日(水)
9時:○
10時:○
11時:○
正午:−
1時:○
2時:○
3時:○
4時:○
5時:○
6時:−
7時:×
8時:×
9時:×

9月28日(木)
9時:×
10時:×
11時:○
正午:−
1時:○
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9月29日(金)
9時:○
10時:○
11時:○
正午:−
1時:○
2時:×
3時:×
4時:○
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7時:×
8時:×
9時:×

***
当院は健康保険不使用です。
8月の客単価
9月の価格
10月の価格
Facebookページ〔http://www.facebook.com/harikyu.togashi〕
google+〔鍼灸治療室.トガシ−基本情報〕

山形県東根市の訪問はりきゅう(出張専門)です。
施術風景

予約優先です。まずは、お電話ください。
【予約電話】080-1817-4161
「ネットで見ました。」とお電話ください。

【 メールはこちら 】totogax@gmail.com

【予約状況】
ここをクリックして下さい。

【当院は…】
自宅でくつろぎながら施術を受けていただける、出張専門のはりきゅう治療院です。2000年4月の開業以来、車が運転できないお年寄りの方、一人で行く勇気のない女性の方、入浴後の就寝前に家族みんな…等々いろいろなお客様にお喜び頂いております。健康保険不使用(健康保険の財政健全化のため)。

【お客様の声】
お灸の温かさが体の内側にゆっくり伝わってきて、終ったあとは(よし、やるぞー)って気持ちになります。明朗会計で、安いですよ!
(H.Iさん 飲食店経営)


初めてだったのですが鍼も打っていただきました。打つ痛みもなく凄くコリに効くようです。これからも定期的に施術をお願いします。
(E.Tさん 自営業)


肩凝りのほぐしも偏頭痛の痛みもやわらげてくれます。先生も面白くて、ほぐされてる時間があっという間に過ぎちゃいます。
(Y.Kさん 主婦)


お客様の声・全文はこちらに掲載しています。

【カルテ物語】
病名をタイトルにして、お客様とのエピソードをカルテから書き起こしてみました。
・片頭痛
・パーキンソン病
・突発性難聴
・五十肩
・ばね指
・胃全摘の後…亜急性連合性脊髄変性症
・腰痛
・腰椎椎間板ヘルニア
・狭窄症手術の後…下肢の痛み
・膝関節痛
・こむらがえり
・ふくらはぎの痛み new!

【マンガでわかる鍼灸治療室.トガシ〔↓画像をクリックして下さい〕】
facebook
※マンガは、赤門鍼灸柔整専門学校時代のクラスメートR.N君にお願いしました。

【体のお手入れの考え方】
type3
「体のお手入れ」とかけて「部屋のそうじ」と解く。その心は…
→こちらをご覧ください。


【診療内容】

触察
触察
経絡・ツボを刺激しながら、筋肉・神経の状態を触診で確認していきます。

★プレミアム(Premium Course):4000円〜
     気になる症状が出てきた時に、全体的に丁寧な施術を行います。
★ミディアム(Medium Course):3000円〜
     気になる症状が治まってきた時に、ポイントを絞って丁寧な施術を行います。
★プレーン(Plain Course):2000円前後
     シンプルなコースです。つらくなる前の、定期的なお手入れ向けの施術です。

はり
必要と思われる箇所、あるいは希望される個所に鍼(はり)を施術します。1本50円。

きゅう
必要と思われる箇所、あるいは希望される個所に灸(きゅう)を施術します。1壮50円。

【トータルの価格】
min.1800円〜ave.2614円〜max.5500円(8月の実績)

【出張地域】
山形市・天童市・東根市・寒河江市・河北町・村山市・大石田町・尾花沢市。
※出張料は距離に関わらず一律料金です。

【上記以外の地域の方】
遠くにお住まいの方には次の温泉への宿泊をお薦めしています。
・さくらんぼ東根温泉(たびやかた嵐湯いづみ湯松浦屋ほか)
・銀山温泉(瀧見館ほか)
・天童温泉、寒河江温泉、碁点温泉(村山市)、べに花温泉(河北町)

※宿泊の取次は行っておりませんので、希望の旅館に直接お申し込みください。
※施術の申し込みは、当院に直接お願い致します。

【営業時間】
午前9時〜午後10時。土日祝も営業(不定休)。
出来る限りご都合に合わせますので、お気軽に御相談下さい。

【お問い合わせ】
【 電話 】080-1817-4161
【メール】totogax@gmail.com


【院長プロフィール】
three
ここをクリックして下さい。


【触察メモ】関節インデックスから、筋肉や経穴(ツボ)に関する情報を見ることができます。

【Facebookページ】http://www.facebook.com/harikyu.togashi

【google+ページ】鍼灸治療室.トガシ−基本情報

※身体の上の方から並べました。

・片頭痛
・パーキンソン病
・突発性難聴
・五十肩
・ばね指
・胃全摘の後…亜急性連合性脊髄変性症
・腰痛
・腰椎椎間板ヘルニア
・狭窄症手術の後…下肢の痛み
・膝関節痛
・こむらがえり
・ふくらはぎの痛み new!

◆◆◆鍼灸治療室.トガシ◆山形県東根市◆◆◆
◆◆◆県外の方は温泉に泊まりながらがお薦めです◆◆◆




このクライアントは、10日1回のペースで体のメンテナンスをしている。もう何年ものおつきあい。
「この前の日曜日、20キロ歩いてたら、途中で足が痛くなって歩けなくなったんですよ。妻に車で迎えに来てもらいました(笑)。一旦落ち着いたんだけど、またさっき、高いところに上がろうとして、やっちゃった。」と言って、左足の腓腹筋(ふくらはぎ)をさすっていたのは8月初めの施術の時だった。

「ウォークラリーに参加されるんでしたね?」

彼は一か月後のウォークラリーの大会に初参加する。日本ウォーキング協会主催のマーチングリーグ公式大会で、9月初めに庄内で開かれる。40、30、20、10キロのコースがあり、彼は初参加ながら40キロに挑戦するとのこと。

「ほとんどマラソンと同じ距離じゃないですか!いくら歩きとは言え…。」初めて聞いた時、私は叫んだ。

マラソン大会は珍しくなくなったが、ウォークラリーの大会が県内で行われているとは知らなかった。参加者は、北海道や鹿児島からも来るらしい。タイムを競ったりはしない。全員が完走ならぬ完歩を目指す。ただ、きりが無いから、早朝出発して16時までにゴールできなければ車に拾われる。

7月初めの施術日に、参加を決めてトレーニング(数キロ以上歩いたり、縄跳び1000回以上)を始めたことは聞いていた。面白いことに(と言ったら不謹慎だが)、このトレーニングを始めた途端、彼のコリのパターンが急に変わった。一番顕著だったのは、ふくらはぎ(腓腹筋)。それまで右ふくらはぎだけが硬かったのにその硬さはなくなり、左ふくらはぎが硬くなった。しかも腓腹筋内側頭だけ。

7月はその後2回施術したが、コロッという硬結は同じ。でも、痛みを訴えることは無かった。

それが、8月になって、トレーニング中に痛み出した。奥さんから迎えに来てもらってからは、トレーニングを休んだ。2日ほどで良くなったのでトレーニングを再開。ところが、ちょうどこの8月最初の施術の直前に、高いところに上がろうとした瞬間、腓腹筋に痛みが走った。

「ちょっと鍼やってみますか?」私は鍼を勧めてみた。
腓腹筋の硬いところに、1番鍼(直径が0.16mm)を6本。

施術後、彼は立って恐る恐る左足に重心を移した。
「どうですか?」と私が尋ねてみると、
「おっ!痛くない。さっきまでこんなふうにできなかったから。」

8月はその後も2回施術を行ったが、トレーニング・メニューを元に戻しても痛みは感じなくなったので鍼は行わなかった。

9月の初め、彼は大会に参加し、見事完歩した。さぞや満足かと思ったら、
「80歳越した人たちがいっぱい参加しててね〜、スイスイ抜いていくんだよ。いや〜まいったね。」

「カルテ物語」インデックスはこちら

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以前も紹介しましたお客様の猫、ジャフくん

最近ご無沙汰でしたが、今朝はお休み中。シャッターの音で目を覚ましました。

今朝は朝帰りだったとのこと。昨夜は旧盆、満月で、真夜中は明るかったようです。

夜遊び、楽しんだ?まさか墓参りじゃないよね?




ふと網戸越しに外を見たら、同じクモの巣にクモが4匹。

1匹だけ大きいから親なんだろうか?

蜘蛛の子をちらしたように…という表現があるように、小さいクモがパーッと広がって行く様は何度か見たことがある。だから、そんなふうに散らばっていくんだと思っていたんだが、同居したりするんだろうか?

別な場所に巣を張った方が絶対有利だと思うのだが、実家(?)に引っ掛かる獲物が圧倒的に多ければ同居も有りかもしれない…。

ちなみに山形県は人間の3世代同居率No.1。クモの同居率も高いのか?




車のドアを開けたら蚊!飛蚊症じゃなくリアルな蚊だったので即購入!

以前、ハンドルを握る手に蚊が止まっているのに気がついて事故りそうになったことがある。

以来、おでかけカトリスは車内に常備。しかし、電池も切れて薬の効果も切れてる感じ。

新しいのを入れ替えたらギュンギュン回る…そして…




落ちてきました(^^)v




「今日、お願いできますか?」と、若い男性の声だった。症状やら何やら、訪問する前に聞きたかったが、電話が鳴ったのは丁度別のクライアントの家の前に着いた瞬間。長電話をするわけにはいかない。住所と名前だけ聞いて、訪問時刻を決めて、そそくさと電話を切った。

その訪問時刻に伺ってみると、30代くらいの男性。左太腿の裏(承扶穴付近)が痛い。膝を伸ばしたまま股関節を曲げると痛みが走る。膝を曲げたままなら痛くない。典型的なヘルニア。こんな教科書通りの人はなかなかいない。

「ヘルニアって言われてますか?」と尋ねると「はい」。

数年前にヘルニアと言われていて、痛くなったり治まったりを繰り返している。先月、MRIを撮ったら、5番に大きなヘルニアが見つかったとのこと。

「一番下ですね。」と言ったら、「6番は無いんですね?」とおっしゃるので、
「腰は5番までです。首は7番まで、胸は12番までとなってます。大抵は(笑)」

会話のレスポンスが速い。目がクリっとしていて、表情の変化も速い。とても話しやすい感じ。

「手術は薦められましたか?」と尋ねたら「手術しなくても治ると言われました。」

「そうですね。なぜか分からないけど、ヘルニアは自然に治ることが分かったので、最近は手術はしないですね。」「そうそう、(主治医の)先生も『なぜか分からないけど』と言ってました。」

「ラッキーなことに、大きいヘルニアの方が治りやすいことが分かっています。ヘルニアは、椎間板が無いはずの所に飛び出して存在するので、白血球が異物と認識して食べるんじゃないかと言われてます。大きい方が異物だとハッキリ分かるから早く食べられるんじゃないかと。」
「(主治医の)先生もそう言ってました。」

「コルセットとかもやってるんですか?」
「はい、仕事の時は。そうじゃない時はしない方が良いんですよね?筋力が弱くなるから。」

「そうです!主治医の先生がそう説明されたんですね?」
「ええ。」

「良い先生ですね。なかなかそこまで説明して下さる先生が少ないみたいで、風呂に入る時以外はコルセットは外さないという方が結構いらっしゃるんですよね。寝ている時なんか意味が無いと思うんですが、お守りみたいな感覚なんでしょうかね…主治医の先生はどこの先生ですか?話が合いそうです(笑)」
「実は、こっちには今住んでないんですよ。お盆で帰省中なんです。かかっているのはあっちの先生でして。痛み止めとして飲み薬と座薬と両方もらっているんですが、昨日から座薬も効かなくなってきまして。鍼はどうかなと思ったのでした。」

触察してみると、腰の筋肉が非常に硬い。痛いのは太腿だけれども、痛みの原因はそこにはいない。腰に鍼をして硬い筋肉をほぐし、承扶穴付近には皮内鍼で痛みを抑えることにした。

腰の筋肉は硬く、鍼がなかなか入らなかった。しかも、筋肉の反応がいい。鍼を進めるごとに筋肉が伸縮を繰り返し、鍼先を確かめているみたいだ。鍼を抜いてみると、案の定、鍼は全部曲がっていた。この筋肉の反応の良さが、椎間板を潰してしまったのかもしれない…。

「お酒は飲みますか?」と尋ねると「ほとんど飲みません。必要なときしか。」

「お酒を毎日飲む人だと痛み止めの効きが悪いという事があるんですが、そうではないんですね。ずっと飲んでいるから効かなくなってきたということでしょうね…」
クリっとした目が笑っていた。これも主治医に言われたことらしい。

「こういう場合、痛み止めと鍼を交互に使うことによって、痛み止めの効果を持続させることができます。こちらにはいつまでいらっしゃいますか?」
「明日帰ります(苦笑)」

「では、鍼が合うようでしたら、あちらで鍼治療を受けてみて下さい(苦笑)」

クリっとした目が笑っていた。

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「足が痛くて歩けないんです。」と、そのクライアントは電話で訴えた。

足と言っても膝なのか、そうじゃないのか…歩けないと言っても立つことはできるのかどうか…いろいろ聞きたかったが、
「痛くて我慢できないので、なるべく早く来てください!」
ということだったので、早速伺うことにした。

玄関で「ごめんください!」と言うと、「はい!」という声がして、お婆さんが出て来てくれた。この人がクライアントだった。膝をなるべく曲げないようにしたぎこちない歩き方ではあるが、歩いていた。

一歩も歩けない訳ではないようだ…。

症状を伺うと、
「とにかく痛くて痛くて…足も腰も手も」とおっしゃる。首と腰の手術を受けているようだ。脇で聴いていた旦那さんは几帳面な性格のようで、奥さんの手術歴を書いたメモを私に見せてくれた。

それによると、10年ほど前に腰の手術、5年ほどの前に首の手術をした。何れも狭窄症らしい。しかし、痛みが改善することは無かった。整形外科には今も通院していて、痛み止めや貼薬(痛み止め)をもらっている。内科医からは、血圧の薬と睡眠導入剤。

「とにかく、何してもダメなんだな…。医者は良くしてあげようと思って手術してくれたんだろうけど、変わり無く痛いんだ。失敗したってことだろうな。○○さんは、あなたの治療で、立てないのが一か月で治ったって聞いたから、頼んでみたんです。この痛みが無くなったら、もう天にも昇る気持ちだよ!」

○○さんは、確かに私が一年前に治療して、一か月ほどで劇的に良くなったクライアント。しかし、一見症状は同じに見えても中味は一人一人全然違うので、今後の経過を予言することはできない旨を伝えた。実際、○○さんとこのクライアントの共通点は「痛い」ということだけで、場所も程度も微妙に違うし、手術歴は全く異なる。要するに、共通点は皆無と言って良い。
「○○さんは、私ほど酷くはなかったんだろうね…」心なしか自慢げに聞こえた。

「鍼治療は経験ありますか?」と尋ねてみると、前にやってもらったことがあるけど全然効果が無かったとのこと。そして、いろいろな治療を試した話をしてくれた。口に指を突っ込んでくる中国式(?)の治療法、たくさんのロウソクを灯してひたすら呪文を唱える治療法など特殊なものから、整体やカイロ、医師によるブロック注射も経験済み。ただ、結果は全て同じ。「全然効果が無かった!」

「どれも1回しか行かなかったとかじゃないですよね?」と尋ねると、「1回じゃ分からないでしょ!2回は行ったよ。」

2回だけか…。

「全然効果が無かったというのは、痛みが全く変わらなかったということですか?」
「そうだよ。」

「痛みが変わらなかったということですが、痛みって毎日変わるものだと思うんですよ。同じ日でも朝と夜で違いが有ったりします。全く変わらなかったというのは大雑把過ぎるような気がするんですが…(笑)」と、前置きして、

「こういう時は酷くなるとか、こういう時は比較的楽だとか、ありませんか?」と尋ねてみると、

「2分くらい歩くと、もう痛くて歩けなくなる。だから、ちょっと家の周りを一周するだけでも休憩しないといけないんだよ。」とおっしゃるので…

「ひょっとして、歩かないと痛くないんですか?」
「うん」

「えっ!座っていれば痛くないんですか?」
「正座は痛くてできないよ。でも、椅子に座ってたら痛くないよ。痛かったら座ってられないじゃないか!」

「じゃあ、寝てる時も痛くないんですか?」
「だから(笑)。痛かったら、寝てられないじゃないか。」

「そのための睡眠導入剤じゃないんですか?」
「年寄りだから、眠れないだけでしょ。」

「えーっと…じっとしてても痛いのを安静時痛と言いますが、これで悩んでいる人もいっぱいいるんですよ。○○さんは、寝てても痛いので眠れなかったとおっしゃってました。」

「腰を手術したのに痛いなんてことがあるの?」
「狭窄症の手術をしたのに安静時痛が全くないとしたら、大成功かもしれませんね…」

彼女はこれまで、首と腰への施術は、これ以上ひどくなると悪いからという理由でどこの治療院でも拒んできたとのこと。5年以上経過しているし、棘筋への施術は避けるし、背骨をひねったりもしないから心配無用であることを説明し、施術を行った。

2分以上歩いた時の運動時痛は流石に1回の施術で解消することはなかったが、肩や腰がとても軽くなったと喜んで下さった。

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最初に電話で話した時は「足が痛くて、最近腰も痛くなってきました」とおっしゃるので、坐骨神経痛と思った。でも、お会いしてみたら、歩き方が変だった。歩幅が小刻みで、足の指をしきりに動かしている。

「歩き出しは良いけど歩いているうちに辛くなる感じですか?それとも歩いていると痛みは楽になる感じですか?」と尋ねてみた。「えー、そうねぇ、変わらないかな…」。

「痛みは鈍い感じ?鋭い感じ?」と尋ねると「ピリピリするのよ」。

今までに無いパターンだ。

おしゃべりな方で、エピソードごとに症状を教えて下さるので、とても楽しい。しかし、楽しんでいる場合ではない。カルテに整理しなければならない。

時系列で整理するとこうなる。

異常を感じたのは半年前の12月。主治医からは貧血と診断された。「冷え」とも言われた。
「冷え性ということですか?」と尋ねると「冬で寒かったからね〜」という答え。後で分かったことだが、主治医の先生は漢方で有名な先生。「冷え」は漢方の診断だったと思われる。

2月には栄養失調と言われた。それから、ずっとビタミン剤を処方されて飲んでいる。

それから少しして、つま先がピリピリするようになった。それが足底、次に足の甲、ふくらはぎ、と少しずつ範囲が広がって、今は太腿まで来た。最近は太腿の筋肉が張る感じがして正座ができなくなってきた。立ち上がる時もフラフラする。

いつ頃にどこまで広がってきたかは日記をつけていたわけではないので分からない。しかし3〜4カ月くらいの期間で着実に進行している様子がうかがえる。

「お医者さんは何ておっしゃっているんですか?」「首を傾げているのよ(笑)」
どうも笑い事ではない。

「何か大きな病気をされたことはありますか?」「んー、最近は無いよ。」
本当かな…

「手術とかもやったことは無いですか?」「ああ、胃は取ったことあるよ。全摘。」
ほら、やっぱり。

「いつごろですか?」「20年以上前だよ。」
貧血って、悪性貧血?

「栄養失調って、ビタミンB12のことですかね?ビタミン剤というのはビタミンB12?」
「んー、総合ビタミン剤って言ってたな…」
なんてのどかな名前…。

「手術の後はずっとビタミンB12を飲んでたわけですよね?」「んー、飲んでたけど、もうここ何年かは飲んでないわよ。もう間に合ってるみたい。」

そんな話をしながら施術している間も、クライアントの足の指は絶えず動いている。仰向けでリラックスしている筈なのだが。

「今、足の指が動いているんですけど、ピリピリするから動かしているんですか?」と尋ねると、指の動きが止まった。意識すると止まるようだ。

「この次、お医者さんの診察を受けるのはいつですか?」「明日。また採血検査して薬の効きを見るって言ってた。」
急いで対処した方が良いような気がするな…。でも、明日なら良いか…。

「私の方の治療はどうします?」「肩が凄く軽くなったから、5日後くらいにまた頼むわ。その後はサクランボで暫く何もできなくなると思うから。」

しかし、とても気になったので、家に戻ってからネットで調べてみた。亜急性連合性脊髄変性症という病気が検索で現れた。

『チクチクする痛み・全身の脱力感・歩行困難』
ピッタリだ。

『ビタミンB12は肝臓に蓄えがあれば、3〜5年は間に合う。』
でも、全摘しているのだから、ずっと補わなくていいはずがない。

『欠乏症が確認されれば、ビタミンB12の注射補充療法を行います。経口投与薬では、ビタミンB12を吸収できない事が多いため、注射が有効です。』
注射をしたとは言わなかった。経口投与。しかも総合ビタミン剤!

『発症から早い段階で治療を行うと、後遺症が残る事は少ない』
え!遅かったら後遺症残るの?

『後柱及び側柱のミエリン鞘がまだら状に失われていくことによる亜急性・連合性の変性が認められる。』『MRI画像所見で確認する』『長期のビタミンB12欠乏症は、神経系に不可逆の障害をもたらす。』
不可逆!戻らない!

私はすぐに電話をかけた。
「主治医の先生がちゃんと考えて下さっているとは思いますし、私は医者ではないのでこんなことは言うべきではないのですが…」と前置きをして、上記のことを話した。
「サクランボが始まる前に注射くらいはしてもらった方が良いと思うんです!」

翌日、主治医と相談した後で、電話があった。
「総合病院に紹介状を書いてもらいました。なので、この次の先生の予約はキャンセルで…」
「勿論です。きちんと診てもらって下さい!」

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