トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Category:★公文式小林教室 > すいせん図書B

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くもんのすいせん図書(Bの16番)「チロヌップのきつね」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

一見すると、北国のきつねの親子の話。確かにそれだけでも悲しい話。でも、それだけじゃないんですよね。

さりげなく、ちらりちらりと見え隠れする「戦争」の影。きつねたちに酷いことをするのは兵隊さんたちだし、優しいおじいさんとおばあさんが戻って来れなかったのも戦争のせい。

人間社会とは無関係なはずの野生のきつねを描いているのに、戦争の暗い影を強く匂わせている。戦争がもたらす大きな悲しみを、きつねを題材にして描いている。

実に巧みな本です。

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くもんのすいせん図書(Bの8番)「ろくべえまってろよ」を読みました。(小林教室収蔵

穴に落ちてしまった間抜けな犬ろくべえ。それを子供たちが何とかして助けようとするお話。ろくべえも滑稽ならば、子供たちの突飛な救出策も面白い。

今ならば、警察とか消防とか呼ぶんでしょうか。困っている動物を助けたというニュースをたまに見かけます。公的機関が動くのは良いことなんでしょうけど、この本を読むと何だか風情が無いことのように思ってしまいます。

灰谷健次郎さんが自分の体験談を書いています。どうしようもなくて困って泣いていた時に、浮浪者のおじさんから慰められて帰りの電車賃をもらったとか。

昔はそういう優しさが人々の心の中にあったんですよね…

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くもんのすいせん図書(Bの5番)「モチモチの木」を読みました。(小林教室収蔵

臆病者の豆太でしたが、いざという時は勇気をふりしぼって、じさまの命を助けることができました。じさまのせりふが良かった。

「…じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。
にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっと やるもんだ。
それをみて たにんが びっくらするわけよ。ハハハ」

自分を弱虫と決めつけるな。やらなきゃならないときにやれればそれでいいんだ、とも読めます。「にんげん」と一般論の形で言っているので、生来みんなに勇気は備わっているんだということにもなり、より一層励まされるかもしれません。

勇気をふりしぼるきっかけは、怒りや憎しみや欲など、マイナスの感情の場合もありますが、「やさしさ」もきっかけと成り得ます。そしてそれが最も望ましい形だと言えます。「やさしささえあれば」という言い方はシンプルで素敵です。

モチモチの木は何の変哲もない栃の木なのでしょうが、月の位置や天気の条件が揃うと火がついたように明るくなります。じさまは、それを「山のかみさまのまつり」と呼んでいます。

何の変哲もない臆病な子供でも、条件が整えば、驚くほどの力を発揮するんだということと重なっているように思えました。

私は子供のころに一回この本を読んでいますが、格別なことは感じませんでした。今、読み返してみて、とてもいい本だと思いました。

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くもんのすいせん図書(Bの25番)「はしれ、きたかぜ号」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

駅の風景など細かい所が描いてあり、とても懐かしい気持ちになりました。上野駅やホームの柱に貼ってある看板、列車の中の風景など、私が子供の頃の列車の旅を思い出します。

昔は、たまたま隣の席に座っている見ず知らずの人に「この子、青森まで一人で行きますのでよろしく」という具合に頼んだりしていたような気がします。新幹線なんか無かったけど、他人を信頼することができました。

写実的な描写から懐かしい臨場感に浸っていると、物語は一転、幻想的な内容に変わります。夜の車窓は真暗。どこを走っているのか分からない。このまま別の世界に行ってしまうんじゃないか?という想像は、子供の頃、私も何度もしました。昔の車両にはそんな趣きがありました。

女の子は夢を見たのでしょうか?でも、さかなのおばさんからもらったサクラ貝の首飾りが首に下がっている…

そんな不思議を抱かせながら、女の子は青森のおばあちゃんの家へと消えていきます。

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くもんのすいせん図書(Bの4番)「おしいれのぼうけん」を読みました。(小林教室収蔵

さくら保育園でお昼寝の時、みんなパジャマに着替えているようなんですが、どこもそうなんでしょうか?うちは幼稚園なので分かりません。

まあ、それはいいとして…

言うことを聞かないと、確かに昔は押し入れに入れられたものです。でも、今、保育園でそんなことをしたら、きっと問題になるでしょうね。

子供を叱るのは、叱る方も大変です。分かってくれるだろうか、言うことを聞いてくれるだろうか、という不安を抱きながら、どうか分かってくれという気持ちで叱ります。これから生きていくために、これが分からなかったら絶対に駄目なんだよ!という気持ちで強く当たらなければいけません。

子供は意外と分かっているものです。「いやだ!」とか「違う!」とか言いながらも、自分が悪いことは分かっている場合が意外と多い。

でも、今回押し入れにいれられたさとしくんとあきらくんにはそれぞれ言い分があって、釈然としないようです。先生は喧嘩両成敗という感じだったのかな。

私も、姉と兄弟喧嘩をして外に出された時、夜空を見ながら、いつの間にか仲直りしていました。さとしもあきらも仲直りして、押し入れの冒険に出かけるわけです。

うちの娘たちも、最初は押し入れが怖かったようですが、すぐに慣れてしまいました。電車ごっことか、エレベーターごっことか、押し入れの中でやるようになりました。「押し入れに入れてやるぞ!」と言うと、大喜びです。

私も押し入れで遊んだ記憶があります。みんな、それぞれの押し入れの冒険がありそうです。とっても楽しい思い出が。

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くもんのすいせん図書(Bの3番)「はれときどきぶた」を読みました。(小林教室収蔵

くもんすいせん図書もBグレードになるとページ数も増えます。これまではあらすじ程度のシンプルなお話でしたが、今度は描写が詳しくなっています。

日記は人に見せないもの、だけどおかあさんがなぜか日記にしか書いていないことを知っている…

ブログという、人から見られることを前提とした日記に慣れ親しんで久しいので、何だか「人に見られたくない日記」というのが懐かしい感じがしました。

まあ、ブログの場合でもこっそり書いていて、妻にだけは見られたくないとか、上司にだけは見られたくないとか、というのもあるんでしょうね。そんなドラマもありました。

そういう意味ではこの本は、日記にまつわるお話の草分けかもしれません。素直に面白かったです。小学校時代の自分は、こういう本を面白いと言って読む素直さがありませんでした。

手書きの絵日記が載せてありましたが、これが最後の「たわしのようなジャガイモ事件」の落ちに不可欠です。

続編も読みたくなりました。英語版も読みたくなりました。

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くもんのすいせん図書(Bの2番)「一休さん」を読みました。(小林教室収蔵

「一休さん」の話は子供のころ大好きだったのですが、あらためて読んでみると、いろいろ引っかかるところがありました。

例えば「うしろむきでおきょう」ですが、仏壇のろうそくの火を息で消してはダメだというのは決まりとしてあるわけで、それを素直に受け入れないで屁理屈をこねるのは何とも感心しません。

後ろ向きでお経をあげるくらいならまだかわいいですが、毛皮を着たお客さんを門前払いしたり、仏像を叩いたり茹でたり、水飴を盗み食いした上に和尚さんが大事にしているせとものをわざわざ割って偽装工作したり…かなり悪質です。

こんな話を子供のころ好んで読んでいたのかと我ながら驚いたし、よく非行に走らなかったものだと思いました。

おとぎ話は残酷な方がいいという話もありましたから、それでいいのかなとも思いますが…。

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くもんのすいせん図書(Bの1番)「さかなにはなぜしたがない」を読みました。(小林教室収蔵

本当に魚に舌は無いんだろうか?と調べましたら、あるそうです。ただ、人間の舌のように自由に動くものではなくて、口の下のでっぱりを言うらしい。味覚も感じないということなので、これは「舌」というよりも「下」ですね。

この本はくまの子ウーフが登場する本です。くまじゃない別の生き物になりたいと言い出して、いろいろな動物を当たるのですが、結局くまがいいやということになります。

この手のストーリーは多々ありますが、最終的には元に戻ります。自分は自分。いくら自己嫌悪に陥ったとしても自分以外にはなれないのですから、自分を受け止めて、自分として最も輝く道を見つけ出すしかない。そういう結論に持っていかないと、子供が読む本としては困ったことになります。

現実の大人の社会はそう簡単ではなくて、例えば性同一性障害のようなことがあります。「男」は「男」として、「女」は「女」として、絶対に生きなければいけないというわけでも、必ずしも無いんですね…

まあ、でも、これは大人の話。子供には内緒にしといた方がいいですね。思春期すぎるまではね。

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