トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Category:★公文式小林教室 > すいせん図書2A

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くもんのすいせん図書(2Aの44番)「からすのパンやさん」を読みました。(小林教室収蔵

幼稚園でもこの本が大人気で、お友達と奪い合ったと次女が言ってました。どれくらい読んでいるかを試そうと「からすパンやさんの4羽の赤ちゃんの名前は?」と聞いてみたら、「オモチちゃん、リンゴちゃん、レモンちゃん、チョコちゃん」とちゃんと答えられました。食べ物だし、カラフルだし、そんな作者の配慮が人気の秘密かもしれません。

育児で忙しくて、商売に手が回らず、お客さんが減って貧乏になって・・・と、心当たりのあるリアルなストーリー。子どもたちが客集めに一役買うところも我が家に似ている。我が家はまだ大繁盛にはなってませんけど。

見開き2ページでいろんなパンがたくさん(百種類くらい!)描いてあります。長女に読んで聞かせましたが、このページを開くなり…
「これ全部読んでね」とすかさず注文。
「スターパン、とんかちパン、ボールパン、ペリコプターパン…」
「これ抜かしたよ」とか「それは一回読んだよ」とか、なかなか大変でした。

今でこそ、こんないろんな形のパンは珍しくなくなりましたが、この本の初版が出た1973年当時はさぞ珍しかったことでしょう。子どもたちも今以上に目を輝かせて読んだに違いありません。

一羽のからすが大きく描かれた絵が無くて、そこにちょっとした違和感を感じましたが、あとがきを読んで、「個々の生きた人物描写と全体への総合化」という意図があることを知り、納得しました。
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くもんのすいせん図書(2Aの10番)「かえりみち」を読みました。(小林教室収蔵

道に迷ってしまった女の子。そこにキツネが現れて、一緒に家を探そうと言う…。絶対キツネに騙される話だと思ったのですが、違ってました。ちゃんと見つかるまでつきあってくれる親切なキツネさんでした。おまけに自分の家が分からなくなる…。昔話で定番のずる賢いキツネさんには似ても似つきません。

その後は、クマさん、ウサギさんと繰り返しがあって、最後に女の子に戻ってきます。でも、今度はお母さんも一緒だから大丈夫。

みんな親切で、お友達になれそうです。でも、きちんとお家を覚えないといけませんね。
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くもんのすいせん図書(2Aの36番)「ぞうのオリバー」を読みました。(小林教室収蔵

自分の居場所が見つからなくて、いろいろなところをさまよい歩きます。犬だったらいいと言われれば犬の真似もし、馬だったらいいと言われれば馬の真似もします。でも、やっぱり象は象。

すごく現代的な感じがしました。自分の居場所が見つからない。自分のやりたいことが見つからない。自分そのものが分からない。まあ、現代的と言えば現代的ですが、人間存在の普遍的な悩みなのかもしれません。

いろいろ彷徨った挙げ句、人から望まれるものを真似るのではなく、自分が本当にしたいものをすればいいということに気づきます。「ねずみの嫁入り」とか「青い鳥」とかに似た、「灯台もと暗し」的な教訓です。

人生に迷った時、自分の居場所を失った時、自分を見失った時、哲学書や自己啓発の本もいいですけど、この本を手にするのもいいかと思います。

探し物が見つかるかもしれません。
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くもんのすいせん図書(2Aの18番)「おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ」を読みました。(小林教室収蔵

おばけというのは一応現実から離れた世界のものであります。普通はとにかく恐ろしい存在だと思うのですが、子どもの話に出てくるおばけは可愛かったり面白かったりします。オバケのQ太郎がいい例ですね。

可愛くて面白いなんて、おばけ離れしています。

そこに蛍が現れました。蛍たちと協力してぴかぴかおばけが誕生するわけです。おばけはそもそも暗い所が好きなはずなんですが、おばけ自体が光るというのはおばけらしくありません。

そんなおばけのどろんどろんです。怖がりのお子さんでも安心して読めますね。
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くもんのすいせん図書(2Aの5番)「三びきのこぶた」を読みました。(小林教室収蔵

なかなか絵もお話もリアルです。藁と木と煉瓦の家をそれぞれ建てて、煉瓦の家を建てたブタがほかの兄弟を助けた話だと思っていたのですが、この本は違ってました。

まず、貧乏で、こぶたを育てられなくなったお母さんがこぶたを捨ててしまうのですが、ここが何とも今っぽい。子供は扱い方しだいで結構お手伝いを喜んでするものなので、そうそう邪魔ばかりにもなっていないと思うんですが、三びきのこぶたのお母さんは今ニュースに出てくるお母さんたちのように子どもたちを邪魔者扱いしました。

この子どもたちは、それぞれ職人さんに交渉して藁や木や煉瓦を調達し、自力で家まで建てているのですから、貧乏ならば尚更この子どもたちを手放す法はありません。きっと、大人の事情があったのでしょう、今ニュースに出てくるお母さんたちのように…。

藁や木の家を建てて、狼に襲われた兄弟たちは、食べられてしまいます。生き延びるか、あるいは赤ずきんちゃんのようにお腹を切って復活するパターンだとばかり思っていたのですが、しっかり食べられてしまったようです。確かに現実はそんなもんです。とってもリアルです。

最後に、煉瓦の家を建てたこぶたが狼を茹でて食べてしまうみたいです。母に捨てられ、兄弟を失った悲しみ…仇である狼に対する恨み…。

物凄くドロドロした話だったんですね…。大人になってから読んだ方がゾッとします。
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くもんのすいせん図書(2Aの4番)「おおきなおおきなおいも」を読みました。(小林教室収蔵

とにかくむらさきが印象的です。さつまいもの皮の色。水彩絵の具で染めたそのまんま。染めた時のムラとか、水泡のあととか、そのまんま。それがサツマイモのゴツゴツした表面や根毛の出てるとこを巧みに表しているようでもあります。

「鶴巻幼稚園・市村久子の実践による…」というところが気になりまして、調べてみました。どうやら、この絵本のお話は実話のようです。ある日、鶴巻幼稚園で芋掘り遠足が延期になりました。そこで八つ当たり気味の子どもたちに絵を描かせたようです。10メートルもの大きな紙に。

大きな不満を大きなキャンバスにぶつけて、大きな大きなお芋が出来上がった…。おおきなおいもは大きな昇華だったんですね。
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くもんのすいせん図書(2Aの3番)「すてきな三にんぐみ」を読みました。(小林教室収蔵

表紙は不気味な三つの影。とても素敵な人たちには見えない。読んでみると、この三人は泥棒じゃないですか!「どこが素敵なんだろう?」と思いながら、どんどん読み進みました。

変化は、ある少女との出会いからでした。それから、どんどんと三人は坂道を転がるように(?)素敵になっていきます。

子どもの素朴な疑問には、ドキリとさせられることがあります。次々と繰り出される「なんで○○なの?」という質問の中には、時として考えてもみなかった哲学的な問いかけがあったりして、「何でだろう?」と自分の人生を振り返ってしまったり…。回想に入ってフリーズしてしまった私に、「ねえ、早く答えてよ」と娘が容赦なく迫ってくる…。

著者のアンゲラーさんにも娘さんがいて、この本はその娘さんに捧げるとのこと。きっとアンゲラーさんも娘さんにやり込められて、この本を着想したのではないでしょうか?

原書が出たのが1963年となっていましたので、娘さんは私より少し年上くらいでしょうねぇ、きっと。アンゲラーさんはいいお爺ちゃんになっていることでしょう。
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くもんのすいせん図書(2Aの2番)「3びきのくま」を読みました。(小林教室収蔵

いつかどこかで読んだお話です。繰り返しがあって、子どもは喜びます。絵もロシア風。

ただ、大人になって読み返してみて、気になったところがありました。くまの名前です。おとうさんぐまは「ミハイル・イワノビッチ」、おかあさんぐまは「ナスターシャ・ペトローブナ」、こどものくまは「ミシュートカ」となっています。

大人が読む小説ならともかく、どうしてくまの名前がきちんと書いてあるんでしょうか?フルネームで!「おとうさんぐま」とか「おかあさんぐま」とか「こどものくま」ではダメなんでしょうか?

しかも、おとうさんとおかあさんの姓が違うみたいなんですが、別姓なんでしょうか?どっちかが連れ子で、まだ籍を入れてないんでしょうか?

たとえば、この名前は、熊野熊太郎とか大熊熊子とか熊吉とか、熊にちなんだ名前なのでしょうか?それなら納得できますが、そうだとすると新たな疑問が湧きます。どうして翻訳の人はそう訳さなかったのでしょうか?

たとえば「おとうさんぐまの名前は山田一郎、おかあさんぐまの名前は石川花子、ちいさなくまの子の名前は大輔といいました。」となっていたら、とっても違和感を感じると思うのですが。(使用した御名前は全く架空のものです!)

これもロシア流なのかもしれません。
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くもんのすいせん図書(2Aの1番)「ぐりとぐら」を読みました。(小林教室収蔵

ぐりとぐら…言いやすいんでしょうかね…かなり小さい時から、娘が喋っていたような気がします。文字を覚える本(「ぐりとぐらのあいうえお」)だったか、数字を覚える本だったか、いつも持ち歩いていました。

この数々のヴァリエーションの最初の本、「ぐりとぐら」です。「大好きなのは料理することと食べること」と言われた時点で親近感を持ってしまいます。

この二人(二匹?)が大きな卵を発見しました。私は、この卵を見て、ダチョウの卵を思い出しました。山形県朝日町の特産です。

この大きな卵で何を作ったか?カステラです。そこで私は、「龍馬伝」で龍馬たちがカステラ作りをしたのを思い出しました。

最後に、卵の殻で何を作ったか…それは本書を見ていただくとして、朝日町でもいろんなものを作っております。是非、皆さま、山形においで下さい!
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