トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Category:★公文式小林教室 > すいせん図書C

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの23番)「ものぐさトミー」を読みました。(小林教室収蔵

この本を借りようと図書カードを見ましたら、うちの次女が2回も借りていました。よほど気に入ったらしい。彼女をこれほど惹きつけるこの本の魅力とは何なのだろう。これが、この本を読み進む上での最大の関心事になりました。

書き出しでいきなり納得。「トミー・ナマケンボは…」で始まります。いかにも次女が好きそうな名前。

何だかよく分からないけど、このトミー・ナマケンボさんは電気仕掛けの家に住んでいて、着替え、シャワー、食事など、全自動でいいみたいなんです。

それはついこの前までの次女。お風呂は寝たまんま入れてあげていたし、着替えも寝たまんまやってあげてたし(今でもそういう日がある!)。うちにもナマケンボさんがいた!

さて、お話の中のトミーさんは、停電がきっかけで大変なことになってしまいます。そして、こんな生活を改めなくちゃいけないと気づくのですが…。

停電と言えば、先日まで話があった計画停電を思い出します。震災で停電になったときには、オール電化の新しい家に住んでいる人が一番困ったようでした。そんなふうに考えると、この本はうちの次女だけでなく、現代人全員への警鐘のような気もします。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの17番)「てぶくろをかいに」を読みました。(小林教室収蔵

母の子を思うやさしさ(キツネではありますが)が伝わってきて、読み始めてすぐに心が温かくなります。

そんなとき、ふと思い出される母ギツネの過去。人間との怖い思い出。

母の忠告にもかかわらず、子ギツネは出す手を間違ってしまいます。このまま帰れるんだろうかという不安。

人間の母子のホッとするやりとり。そして、ホッとする結末。

「ほんとうに人間はいいものかしら。」という母のつぶやきは、読者の良心への問いかけのようにも思えるし、いいものであって欲しいという作者の祈りのようにも思えます。

手袋だけじゃなく長靴も要るんじゃないか?なんてことは言いっこ無しです。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの5番)「エルマーのぼうけん」の後半を読みました。(小林教室収蔵

どうぶつ島というだけあって、動物園のように動物が現れます。エルマーはその都度危険になるわけですが、それぞれの動物の特徴を見つけて、リュックに入れてきた物で気をそらし、危機を乗り切ります。

毎回同じパターンが繰り返されますが、子どもはこの繰り返しが大好きです。水戸黄門が受けているところを見れば、大人も同じパターンの繰り返しは好きなようです。

お話は全部で三冊あります、と最後に宣伝。なかなか商売上手です。

エルマーとりゅうが出会ったところでこの本は終わってますから、やはり続きは気になりますよね。

《最初から読む》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの5番)「エルマーのぼうけん」の前半を読みました。(小林教室収蔵

小学生のころ、図書館で借りたような記憶はあるのですが、読んだ記憶はありません。「どうせ、作り話だから」とか屁理屈を言うのが好きな可愛くない子どもだったので、おそらく読まずに返却したのではないかと思います。

大人になった今、読んでみると、とても面白い。自分は何と寂しい少年だったことか…

一匹の野良猫を可哀そうだと思って、子ども(エルマー)が拾ってくるところまでは、どこにでもあるありふれたお話。でも、猫が自分の若いころの旅行談を語り始めた辺りから、奇想天外な冒険物語が始まります。

話が面白いからか、文章が読みやすいからか、いつの間にか夢中で読んでいました。

「みかん島とどうぶつ島のちず」が添付してあります。親切な本です。

《つづく》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの4番)「大きい1年生と小さな2年生」の後半を読みました。(小林教室収蔵

この本は初版が1970年で、その頃ちょうど私も一年生でした。まさやは私とほぼ同じ年。5円のガムとか、100円の週刊誌とか、駅までのバス賃が10円とか、そんな値段だったのか…と、変なところに興味を持ちました。

場所は東京という設定ですが、当時はまだ、車が通れないような道路がまだまだ多かったようです。私が小学生のころもそうでした。原っぱとか神社とか、そんなところが遊び場でした。

今の子どもは、この本を読んで、現在とのギャップを感じるでしょうか。昔話として読んでしまうでしょうか。

《初めから読む》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの4番)「大きい1年生と小さな2年生」の前半を読みました。(小林教室収蔵

体は大きいけど臆病な一年生のまさや。体は小さいけど勝気な二年生のあきよ。ラブストーリーというには小さ過ぎるかな。

小学生の生活が描かれています。これから小学校に行く人、もう小学生になったけど人間関係で悩んでいる人、そんなお友達が読むといいかもしれません。保護者としても、子どもの目線について考えるとき、参考になるかもしれません。

私も隣の席の女の子のことを思い出しました。あの頃は、「好き」といっても思春期のように胸が苦しくなったりはしなかったような気がします。

《つづく》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの3番)「ちいさいモモちゃん」の後半を読みました。(小林教室収蔵

「あかちゃんのうち」でお友達ができたり、傘と長靴を買ってもらったり、水ぼうそうになったり…モモちゃんの周りのいろいろなエピソードがお話になっています。親として読めば、懐かしさを感じます。

一方、野菜が喋ったり、動物が喋ったり、という荒唐無稽な幼児童話としての一面もあります。

その辺が、広い年齢層に読まれている理由だと思います。

子どもと、親と、お爺ちゃんお婆ちゃんと、一緒に読んで、楽しめる本だと思います。

《最初から読む》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの3番)「ちいさいモモちゃん」の前半を読みました。(小林教室収蔵

モモちゃんが生まれるところから、お話が始まります。野菜たちがお祝いに来てくれますが、人の誕生が喜びに満ちていることが分かります。自分が生まれた時も、こんなふうにみんな喜んでくれたのかな…と、これを読んだ子どもたちも思うかもしれません。

私も、娘が生まれた時のことを思い出しました。「パンツのうた」などは、親が読んでも、子育ての思い出などが蘇って楽しいかもしれません。

ただ、時代を感じさせるところがあります。例えば、電話。昔懐かしい黒電話が家についたということなんですが、携帯電話が当たり前の世代にはちょっと不思議な感じがするかもしれません。また、オムツにしてもパンツにしても、使い捨てが当たり前の世代にはピンと来ないかもしれない。

野菜やネコが喋ったりするから、電話やパンツも、非現実的なお話の一部として捉えられてしまうかもしれません。

ともかく、それぞれの世代ごとに、いろいろな楽しみ方が出来るのも、ロングセラーの理由かもしれません。

《つづく》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの2番)「少年と子だぬき」を読みました。(小林教室収蔵

ほのぼのとした、とってもいいお話です。タヌキが人に化けるというのは、オーソドックスな昔話なのですが、最近化けてないので自信が無いというところが現代風。

スクーターや自転車も出てきますし、少年の声がボーイソプラノだという表現も現代風。

優しい男の子と、動物が化けた女の子との恋?なんだかポニョと似てます。でも、ストーリーも絵も、私はこっちの方が好きですけど。

最後、いろいろと想像させるエンディングですが、男の子も正体に気づいているようだし、悲しい結末は似合わないです。

もともと挿絵画家を志望されていた方の作品だけあって、絵もとてもいいですね。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
くもんのすいせん図書(Cの1番)「おしゃべりなたまごやき」を読みました。(小林教室収蔵

とっても穏やかなタイトルなんですが、この話は推理小説ですね、犯人が分かっているから倒叙のタイプ。

お城の鳥小屋の戸を開けたのは誰か?ということなんですが、当初、被害者だと思われていた男が犯人です。この犯人は大胆不敵にも「犯人を捕まえて牢屋に入れろ!」と家来に命令します。

証拠品の隠滅も図っています。かなり悪質!?

実際の王宮だったら、この程度の事件は起きていそうですね。こんないたずらな王様が居てもおかしくないです。

犯人を示す証拠となるのが、おしゃべりなたまごやき。これをタイトルにするのもミステリーっぽい構成です。

「たまごやき」とするか「めだまやき」とするかで迷った形跡が感じられます。「たまごやき」と方が子供にも分かりやすいけれど、しゃべりだすきっかけを考えると「めだまやき」の方がいいということなのかな…。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ