トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Category:★公文式小林教室 > すいせん図書A

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くもんのすいせん図書(Aの49番)「ジャックと豆のつる」を読みました。(小林教室収蔵

「ジャックと豆の木」じゃなかったかな…と思いつつ、開いてみるとビックリするのが登場人物の絵です。頭が爆発している!

牛一頭と豆粒5個を交換してきたジャックをお母さんが怒るのはいいとしても、ほっぺたを3発はひどい。お母さんの絵がホームランをかっ飛ばした後みたいな恰好になっているので、よほど痛かったことでしょう。

雲の上にいる人食い鬼の絵もスゴイです。寝息が竜巻になってます。

話の内容は憶えていると思っていたんですが、細かいところは忘れているものです。金貨とか、金の卵を産む鶏だとか、金のハープとか、忘れていました。やはり、3回繰り返すものなんですね…。

もう、すっかり頭に入っていると思いこんでるおなじみのお話ですが、読み返してみるといろいろな発見があって、いいものです。
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くもんのすいせん図書(Aの50番)「わすれられないおくりもの」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

軽い気持ちで読み始めたんですが、心にしみました。生き方とか、死に方とか、考え込んでしまいました。

いろんなこと、いろんなやり方を若い人たちに教えてあげたこと、それがアナグマさんからの贈り物。そしてそれはかけがえのない思い出だから、忘れられない。

いろんなことをしてあげるたびに、そのやり方を教えてくれたアナグマさんのことを、みんなが思い出す。

みんながまた別の人に教えてあげることで、その贈り物は広がっていきます。

アナグマさんはいつまでも生き続けることになります。みんなが忘れられないでいる限り…

死は絶対に避けられないことだから、せめてこんなふうに生き続けたい。それには、自分の持てるものを他人に与えて育ててあげることなんですね。

何だか、とってもとっても深い、いい本です。
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くもんのすいせん図書(Aの27番)「ひとまねこざる」を読みました。(小林教室収蔵

NHKで放送中のおさるのジョージの原作だとは思えないほど渋いタイトルです。「これ、ジョージに似てるね」と言って、よく見たらホントにジョージでした。

テレビのジョージは娘たちも大好きで、録画して何度も見ています。いろんなことに興味を持ち、とんでもないことをしでかしたりしますが、知恵をはたらかせて解決するストーリーは何度見ても飽きないようです。

原題は「Curious George takes a job」。「curious」は「知りたがりな」という意味で、本文中ではそう訳されていますが、タイトルは「ひとまねこざる」となってます。この本を読めば、黄色い帽子のおじさんやビスゲッティさんとの馴れ初めも分かります。

初版は1954年ということですから、終戦後10年も経ってません。外来語もひらがなのゴシックで表記されています。ジョージもひらがな表記で「じょーじ」。

絵もとても渋い。立体感あるテレビアニメと比べると、とても同じお話とは思えない。でも、それだけ時代を超え、世代を超えて愛されている作品だということですね。
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くもんのすいせん図書(Aの22番)「からすのパンやさん」を読みました。(小林教室収蔵

「からすのパンやさん」同様、加古さんの本はあとがきも面白いです。これが1960年の作で、「市べえ沼の大じけん」という渋い題だったというのは…。それが101ちゃんという題に変わったら、それが仇で映画になれなかったとは…。

親子のほのぼのとした優しい話で、数多くの人物(?)が登場するところも似ています。たがめやざりがには強敵でしたが、おかあさんの愛情と子どもたちの勇気が奇跡を生みます。

ロングセラーが、何度も作者の手で改良され、とても素敵な作品に仕上がっています。
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くもんのすいせん図書(Aの17番)「ともだちや」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

これと似た商売が実際にあるという話を聞いたことがあります。友だちが少ないと格好が悪いからというので、何人かバイトを雇って結婚式の披露宴で友だちのふりをしてもらうというもの。

寂しい限りです。そして、ともだちやのきつねさんも結局は寂しがり屋。

クマさんとかオオカミさんとか、コワイ系のお友達ばかりなのが笑えます。ジャイアンの心の友みたいで、強い友情が芽生えた様子。

森の中で生きるには心強い限りです。
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くもんのすいせん図書(Aの18番)「こんとあき」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

ぬいぐるみが動いたり喋ったりするんじゃないかという想像は、小さいときよくしたものです。アニメのプリキュアでは必ず妖精がいて、プリキュアに変身する女の子とぬいぐるみとして一緒にいます。

プリキュアの場合は他人の前では妖精は絶対に動かないで、ぬいぐるみを装うことに徹するのですが、「こん」の場合は駅弁を買いに行ったり車掌さんとお話をしたりします。ある意味、プリキュアよりすごい。

子どもの頃は必ず大切なぬいぐるみがひとつはあるはず。どこに行くにも抱いて歩きます。寝る時も一緒。子どもがだんだん成長するにつれて、ぬいぐるみは黒く汚れて、少しずつ糸がほつれてきて、ボロボロになっていきます。列記とした家族です。

あきのお婆ちゃんのような人がいて、魔法使いのようにぬいぐるみを治せたらいいですね。
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くもんのすいせん図書(Aの4番)「あひるのバーバちゃん」を読みました。(小林教室収蔵

あひるという鳥は顔も歩き方もユーモラスで、「どこへおでかけですか?」と聞いてみたくなる感じです。そこから広がる空想をそのまま絵本にしたようなお話です。

そう言えば、車の下にもぐって修理している人が、実は車に轢かれたんじゃないかとか、眠っているんじゃないかとか、というのもよくある空想です。

修理している人がよく着ているポケットがたくさんついたつなぎの作業服。それはポケットがたくさんついたリュックをどこか連想させます。

そんなふうに話を追っていくと、作者の勝手な空想の流れが分かるようだし、それをそのままお話にしたという、どこかのどかな、アヒルの散歩のような、作者の創作のプロセスを思わせます。

そこがまた楽しいし、それがロングセラーとなる魅力なのかもしれません。
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くもんのすいせん図書(Aの3番)「おじさんのかさ」を読みました。(小林教室収蔵

お気に入りの傘を使いたくないという気持ち、わかります。雨が降っても傘をささない。風が吹いたらなおさらささない。傘が汚れると悪いから、雨の日はでかけない。

これじゃあ、何のために傘を買ったのか分からない。

私もそういうところがあります。小学校に行ってるころに買ってもらった傘の柄は今でも何となく覚えています。でも、目に浮かぶのは、広げたイメージではなくたたんだイメージ。

なるべく広げたくありませんでした。使ったら必ずきれいに乾かして、きれいにたたみました。たるみなく、きれいにたたまないと気が済みませんでした。

長女にもそういうところがあります。次女と同じものを買ってもらうと、自分の物はなるべく使わないで、妹のを使います。これに慣れてしまったのか、次女は正反対。手に入れた物は何でもすぐに使って、ボロボロにします。

だから、いつか、長女がこの本についてどんな感想を持っているか、聞いてみたいと思っています。次女に聞いてみるのも面白いかな?

何年か経って、この二人の性格がどんなふうに変わるのか、見てみたい。

何十年か経って、この二人の傘を比べてみたい。「おばさんのかさ」ですね。
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くもんのすいせん図書(Aの26番)「まりーちゃんとひつじ」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

「まりーちゃんとひつじ」と「まりーちゃんのはる」の2本立て。

「…とひつじ」は人間が望むことと、動物が望むことの違いがうまく表現されています。

まりーちゃんは結構欲が深い。人間の欲深な心と動物の純粋な心のすれ違いは「夕鶴」(別名「鶴女房」とか「鶴の恩返し」)を思い出します。

カラフルな絵と二色刷りの絵が交互に出てくるのは、コスト削減のためか、製本技術による制約なのか分かりません。が、まりーちゃんの夢をカラフルな絵で表し、ひつじの夢を二色刷りの絵で表しているのが、編集上うまいなと思いました。

最後は、まりちゃんの夢はかなわなかったけど、欲張りだからしょうがない。優しい素敵なエンディングです。
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くもんのすいせん図書(Aの2番)「11ぴきのねこ」を読みました。(小林教室収蔵

「馬場のぼる」という名前を見た瞬間に、絵よりも話よりも、馬場のぼるさんの顔がちらついて離れません。

ドラマとかクイズ番組とかに出演されていたと思います。特に好きだったわけではありません。不思議な雰囲気が気になっていました。こんな妙な人でもドラマに出演したりできるんだな…と子どもながらに不思議に思っていました。でも、見るからに人の良さそうな方でした。

手塚治さんと並び称されるような方だとは知りませんでした。

さて「11ぴきのねこ」ですが、なぜ11なのか。サッカーが好きだったのか。でも、「とらねこたいしょう」というリーダーがいるので、「とらねこたいしょうと10ぴきのねこ」ということなのかもしれません。

魚を捕まえるという目的のために、チームワークを組んで、見事捕えました。そこは素晴らしい。この本に教訓めいたものがあるとしたら、この点かもしれません。

食べないことにしていた獲物が闇に包まれた途端に手をつけてしまうところなど、統率が取れているとはいえません。

でも、憎めない奴らですね。

6冊のシリーズものになっているんですね。読んでみたい気がします。
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