「昨日から財布が見つからなくて…
さっき、やっと見つけた。
最近、ボケたんじゃないかと思うよ」
とお客様。

「大丈夫ですよ!
本当にボケたら失くしたことが
分からなくなりますから(笑)」
と私。

でも、本当に、
自分で認められる人は
大丈夫な気がします。

軽度認知症を公表した蛭子能収さん。

最近の様子をテレビで拝見しました。

「そういうの秘密にするのも
おかしな話だし...」と
おっしゃっていました。

もともと漫才で言う所の
「ボケ」のキャラですから、
周囲からツッコまれたりしながら
和気藹藹とした感じでした。

こういうのが理想なのかな…
と思いました。

蛭子さんの人柄あってのことで、
なかなか難しいかも
知れませんけど。


こんにちは!
ス ー ッ と 楽 に な る !
出 張 は り き ゅ う 師 の
とがし としみつ です。



仕事柄、私もいろいろ経験があります。

自分が認知症になったことを
認める人と認めない人、
両方のタイプがいらっしゃいました。

認めない人は、
若い頃にお茶や生け花の先生を
されていたお婆ちゃんでした。

この近辺の
お茶や生け花の先生方の師匠を辿ると
必ずこの人に行き着くような名士。

御家族は90歳と教えてくれましたが、
本人は70歳と言い張ります。

話し好きで、施術中、
ずっとお話をして下さいました。

ところが、同じ話が5分周期で繰り返します。

最初の日で、
話を全部覚えてしまいました。

そこで、次に伺った時は、
途中に質問をはさんで
違う展開を試みました。

いくつかのバリエーションは
確認できましたが、
5分周期は変わりません。

このエンドレスな話の中に
こういうフレーズがありました。

「私も
70歳過ぎたらボケてしまってね…」

これに対しては、必ず、
「そんなことないですよぉ〜!!
しっかりしていらっしゃるので
いつもビックリしています!!」
と答えていました。

でも、ある日、
冒険してみたくなりました。

これは、謙遜なのか?告白なのか?

「そうですね〜」

すると、
全く新しい反応が返ってきました!

「えっ!?
あなた、私がボケてるっていうの!?」
今までにない激しい剣幕で激怒!

平謝りに謝りましたので、
出入り禁止にはなりませんでした。

彼女は超絶謙遜していたのです!

この逆のパターンで、
告白されたことがあります。

「先生、わたし、
ボケたみたいなんです」

この方は、小さな商店を
一人でやってきたお婆ちゃん。

もう、お店は何年も前にたたみました。

如才なく話も面白い方で、
その時は
地域のボランティアをされていました。

「時々変なことを言うみたいなんで、
面倒見て下さいね」と
ご本人がおっしゃいました。

施術中のお話は、全く問題なし。

ところが、終わった時に、
「私、どこから入ってきましたっけ?
こっち?こっち?」

「そこは押し入れです。
こっちですよ。」と私。

「ごめんなさいね。
こういうのが分からなくなるのよ。
自分の家なのに。ハッハッハッ」

笑って出て行かれましたが、
心中はつらいものがあるだろうと
お察ししました。

自分の機能低下を認めることは
とても辛いと思います。

でも、認めることで、
周囲もサポートしやすくなります。

一緒に笑い飛ばすことができれば、
楽しく過ごすことができます。

蛭子さん、スゴイな!と
改めて思いました。



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