踊りが大好きで一日中踊り続ける人のことを「踊りスケベエ」と呼ぶらしい。郡上八幡で行われる郡上おどりでのことである。こんな面白い言葉が、NHKの新日本風土記という真面目な番組に突然出て来た時には、しばらく笑い転げていた。

「町では、そんな踊り好きな人たちのことを、親しみを込めて「踊り助平」と呼ぶ。」という真面目な解説がツボにハマった。「スケベエ」は親しみやすいのか…

例えば自分は何だろう?

蕎麦スケベエ、スマホスケベエ、歴史スケベエ、ウルトラマンスケベエ、猫スケベエ、梅酒スケベエ、ケーキスケベエ、肉スケベエ、寿司スケベエ…

これは現状の自分だ。

ところで、現状の外の自分を表したらどうだろう。want toにスケベエを付けるのではなく、have toにスケベエを付けてみる。

学生ならば、
国語スケベエ、数学スケベエ、英語スケベエ、理科スケベエ…

ガリ勉はガリ勉だが、親しみやすい感じがするかも。なにしろ日本放送協会認定の親しみやすさである。

仕事スケベエ、ごみ捨てスケベエ、介護スケベエ、支払いスケベエ…

「しなければいけない」が「俺はやりたくて仕方ないんだぜ」に変わりそうな気がする。「スケベエ」の親しみやすさが、新たな自分へのハードルを超えさせてくれるような気がする。(注:個人的な感想です)

さあ、理想とする新たな自分を○○の中に入れて、自分の中で高らかに宣言しよう!

私は○○スケベエである!

最近、私は雪かきスケベエである。ほとんど毎日やっている。いくら体が疲れていても、いくら腰が痛くても、ついつい夢中になってやってしまう。

加藤茶の声が聞こえてきそうだ。「アンタもスキね〜」