最近は何でも何十年ぶりとか言う。大袈裟な感じもするが、確かにこんな寒いのは久しぶりだ。

今までで一番寒かったのは、ポール星人がガンダーを連れてきた時だっただろうか…

ということで、寒さを忘れるために、雪の中に落としたウルトラアイを探すふりをした。小さい時、よくやったものだ。

ボケても子供の頃の記憶は最後まで残るらしい。子供の頃の記憶に浸ると、臨場感も強いし、心も体も元気になる。

娘たちもそうだったが、子どもというのは長靴に雪が入っても平気だし、手が真っ赤になってかじかんでいても喜々として雪をいじることをやめない。

「寒さ」って本当につらいことなのだろうか?

寒さを嫌がるようになったのはいつからだろう?

しもやけに何度も悩んでからだろうか?映画「八甲田山」を見てからだろうか?神経痛を経験してからだろうか?かじかんで動かなくなった手が二度と再び動くことは無いんじゃないかと思った時からだろうか?

近くの遊園地にはマイナス4度を体験するアトラクションがある。建物自体が大きな冷蔵庫になっている。娘たちも大好きで何度も入っている。真夏に入りたがるのは当然なのだが、肌寒い季節になっても入って喜んでいる。

つまり寒さは娯楽になりうるのだ。

肌に突き刺さるような今年の寒さの中で、私は逆腹式呼吸してみた。お腹を凹ませて空気を吸い込む。胸が目一杯膨らんだ所で、全身を弛緩して吐き出す。これを数回繰り返しながら、心の中でイメージする。

私はウルトラセブン。冷え切った体を暖めるために宇宙に向かって飛ぶ。太陽の近くで熱エネルギーを全身に浴びる。

これが右脳的アプローチなら、左脳的アプローチも可能である。「今日は寒くて気持ちいい今日は寒くて気持ちいい今日は寒くて気持ちいい...気持ちいい気持ちいい気持ちいい...」とひたすら繰り返す。

すると、寒さは嫌なことではなくなった(注:個人的な感想です)。

ただ、これは飽くまでも寒さを精神的ストレスとして感じなくしているのであって、体の細胞が感じている物理的な寒さを取り除いているわけではない。なので、体が冷えたら、なるべく急いで温めましょう。

そうしないと、マッチ売りの少女になってしまうから。