「スピリチュアリズム」で江原さんのことを散々書いているのにMXテレビで共演することになったという話(なまべち#42)が面白かったので読んでみた。確かに散々(笑)

当時、小中学生の自殺や他殺が多発して問題になったが、スピリチュアリズムの流行に原因があったとする博士の説は説得力がある。

仙台の福来友吉の研究室には20年位前に私も訪れたことがあるので、これについても興味深く読ませて頂いた。

オウムの教義についても、これまでで一番詳しい説明で腑に落ちた事柄が多々あった。空観、仮観、中観の説明も今までで一番わかりやすかった。

「アート」と「機能」の話では、なマベち#21で宮崎駿さんについて話されている内容をより深く理解することができた。

臨死体験、輪廻、業の説明も、これまで読んだ仏教書のどれよりもしっくり来た。

その中でも一番印象的な箇所は、177ページの「私の想像ですが」で始まるところ。「人間の脳は、本来、そうした情報空間に対して影響を与えられる能力を持っていると私は思います。」までの内容は毎日暗唱したいくらい。

面白かった!