LINEがこんなに普及したのはスタンプを使う面白さが一因だろう。

手軽に返信できることは若者にとって便利だが、それは年寄りにも同じこと。

ガラケーで文字入力ができる母もフリック入力には面喰っている。画面に触れたまま考え込んだりするので、「ああああああああ」とか同じ字が並び始めて悲鳴をあげる。

「そうか!スタンプにすればいい!」

スタンプの打ち方を教えて「何でもいいから、スタンプ返してみて!」と言い、簡単な業務連絡…「明日の朝ごはんは早いです。」




母からは挑戦的なスタンプが返ってきた。父から朝ごはんがもう待ち切れないらしい…。

実際は、多分、スタンプの絵柄の違いに気づいていないと思われる。

《つづく》