「関ヶ原」…構想25年って、凄い。長過ぎる。実働は何年なのか…。ともかく、見てきた。




原作は司馬遼太郎。読んでないけど、この人の文章はインテリっぽくて好き。映像化するのも良いけど、ただ朗読してもらっても十分楽しめそう。

映画も楽しめましたよ。内容盛沢山で、ハイペースだった。駒姫の悲劇、北政所と淀殿と家康の距離感、細川ガラシャの死の影響、小早川秀秋の逡巡、黒田長政の活躍、三成と島左近・直江兼続・大谷刑部、等々。どれをとっても一つだけで映画1本くらい作れそうなドラマがある。ぎっしり凝縮した2時間30分。

でも、それが数秒のセリフのやり取りでこなしてたりするので、予備知識が無い人には難しい映画かもしれない。

私の場合は、最上義光歴史館で悲しい気持ちになったことを思い出したり、NHK大河ドラマの「おんな太閤記」や「天地人」を夢中になって見ていた頃を思い出しながら、その時得た知識で楽しむことができた。

思えば、私が役所広司さんに惚れた(誤解なきよう I'm straight!)のは、NHK大河の「徳川家康」で、役所信長を見てからのこと。「軍師官兵衛」の岡田官兵衛も良かった。

「おんな太閤記」と言えば、佐久間良子さん。今回の島左近役の平岳大さんは両親が誰だったかを忘れるほど立派な俳優さんになられた。

「おんな太閤記」は1981年。36年も前のことだ。構想25年は長くないかもしれない(笑)。